MAGNET 28号 CARD 舞台を説明するための複数のカード
MAGNET 28 号 First Season 2010
「CARD 舞台を説明するための複数のカード」
2010年最初の号では、昨年度につづき北海道、北海道舞台塾、北海道文化財団の主催する舞台公演「ぐるぐるぐる」(脚本・演出 納谷 真大)の公演ツアー用パンフレットも兼ねた号を制作させていただきました。
パンフでもあり、マグネットでもあるので、公演会場や、カフェ、映画館、美術館館など両方に配布しました。そのため、公演を観られなかった方々にも、おもしろく読めるように公演関係者のインタビューに加えて、ゲストとのトークを展開していきました。
□インタビュー(公演関係者) 納谷 真大・かとうしゅうや・林 千賀子・杉野圭志・今井香織・武田 晋・小島 達子・藤谷 真由美・山崎 亜莉沙 /(ゲスト)東野智哉(レラカムイ北海道)・アティー(占い師)・蓑輪俊介(映像ディレクター)
▼ 制作などについては以下から。
前号はシンプルに脚本・演出家の納谷さんをシンプルに表紙にしました。今回はどうしよう?と考えました。まず、今回はキャストを表紙でいこうと。そして、今回のお芝居の内容に「占い」があることから、占いの要素をデザインに入れることに。占いで、イメージしたのは、タロットカード、水晶玉、易経の3つでした。どれにしようか。
わかりやすいのは「タロットカード」だろう、と思いました。カードをモチーフに全体の誌面デザインに反映していくことにしました。このアイディアをアートディレクターと打ち合わせて進めていきました。今回、取材の中で占い師さんにも取材したので、その経験もデザインについて参考になりました。
それで表紙(上写真)はこんなふうに。キャストの写真がカードとなって、白い線画で描かれた手でシャッフルされています。まず、誌面の最初なんで「なにかがはじめる」イメージとなっています。
また、中身の誌面(中写真)もカードの雰囲気を出していて、写真や囲み記事もカードふうのデザインにしています。背景はタロットを占う時に下にひく布のイメージです。
納谷さんとレラカムイ北海道の東野ヘッドコーチとのインタビューページです(写真下)。左ページに、タロットカードふうのデザイン。本来、カードでは図柄のはいるところ写真を入れて、上下のスペースに、記事タイトル、リード文をいれています。そして、右ページはシンプルにインタビューテキスト。左のカードの「解釈」=「インタビュー」を右ページで紹介している占いイメージです。
この記事は赤い色をベースカラーにしてますが、他ページは紫、緑をベースにしてます。「占い」というとしっとりとしたイメージですが、カラフルな色配置で、ポップな感じを出してみました。
Editor in Chief : Shinichi Ishikawa
Art Director & designer : Shingo Kikuchi (rocketdesign)
Phtotographer : Nana Okuyama