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映画コラム「ホスピタル・インフェルノ」

H2

FilmReview
ホスピタル・インフェルノ(1984)

パソコン用のメディアとして、フロッピーディスクはもう懐かしい感じですね。では、フロッピーの前は?というと、それはカセットテープって知ってました?。懐かしいね。えっ、カセットテープって何ですか?って聞かれると大変ツライ(笑)。

本作はカナダのモダンホラー作品。もう。20年以上前の作品。低予算な感じなんでB級な感じプンプン。舞台は最新の病院。コンピューターによって点滴や心臓電気ショックまで自動制御。そこで患者の変死事件がいろいろ起こります…患者は出血しまくって死んだり、身動できない状態で窒息死させられたり。無力な患者に与えられるコンピューターによる死、というのはなかなか怖い。病室のドアもピッタリ閉めることもできるコンピューター…そんな機能もいるのか?

怖いシーンは悪くないので、まあホラーとしては成功は一応しているのだけど、ストーリーがよくわからん。うまくいけば知的なサスペンスになったかもしれないけどどうもバタバタ死んでいくからなぁ。主人公の男がもう少し、観客目線で「探偵的」に動けば良かったのにね。

観終わってもなんか謎。結局、コンピューターが全部悪いのか。だけど別に悪人もいるので、そいつが全部悪いのか。両方悪いのか。そのへんがラストがコンピューターの画面によって、クドく謎が放り投げられるのが、逆に安くなってるかしら。ナポレオン・ソロのイリヤ役で知られるデヴィッド・マッカラムが出ている。

それでさ、本作のコンピューターの記録メディアにカセットテープが使われていたのですよ。

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