判断について
判断は難しい。自分が最終決定権者の場合は特に。僕は大きな問題のある案は、判断する間もなくプロセスの中で無意識にバッサリ切り捨てる。そのあっけなさは、どうかと思うけど、可能性を追求するとキリがないし、ひと一倍迷いの多い僕には有効な方法だと思っている。
些細なことにこだわりすぎると、結局、重要なディテールを見失う。机上の空論という言葉もあるけど、関係者が多い企画などは一度動き出したら止めたり、やり直すことは物理的・心理的に難しい。そういう意味では、事前に頭の中でプランを緻密に検討するのも大切だ。
それでも、プランと現実には必ずズレが生じる。そのとき、ズレを無くす方向というより、ズレの質を調整する感じがいい。多少のズレは許容すべきだと思う。考えたり、流したり。たとえムダな部分が発生してもプラニング重視すべきだ。あまりにも、プランニングが難しい事案は、根本的に考え直す必要があると思う。
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