「山猫は眠らない」
近ごろはあまり、生活の中でヴィデオ・レンタル店の利用というのがなかった。だけど、最近、また近所のゲオでヴィデオを借りることにした。今は5本で一週間1000円である。一本200円なので、コストパフォーマンスは良いが、ほぼ一日一本観るのはちよっと大変な気もする。
でも、映画を観るのは一週間で返却という期限を課したほうが観るような気がする。その期限という限定性にお金を払っているようなものである。でなければ、スカパーで映画を観ればいいし。スカパーをこまめにチエックすすればレンタル不要なんだけど、そういうマメさがないし、録画してもたまるだけだけだし、番組上映時間にスケジュールを合わせるのも面倒なものである。
そんな僕という人間の精神修業のために、リアルなレンタル店というのが存在し続けて欲しい。さて、借りた一本が「山猫は眠らない」。主人公は狙撃手。原題はずばり、「スナイパー」である。たたき上げのベテラン狙撃手と、若くエリート狙撃手がコンビを組んで、密林の中で困難な任務を遂行するストーリー。ふたりの対立とか、わりとお約束なんだけど、そこは予想とおりおもしろい。
戦闘シーンはあるけどアクション映画というより、ドラマという感じで、ちよっとご都合主義な感じもするけど、密林の中を二人の男がターゲットを探して歩きまわる、というシチュエーションだけで僕は二重丸。命よりライフルを守る感じのスナイパー魂に三重丸である。スナイパーもヴィデオレンタル鑑賞も最後に大切なのは「精神」だと感じさせた一本。
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