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ベルベッツ人脈、生きる証。

Jc 「パリ・セベイユ」サウンドトラック(ジョン・ケイル)

 ジョン・ケールのサントラ仕事。特典なのオマケなのか、ソロ曲のニューヴァージョンとベルベッツのライブ音源が同曲2バージョン入っていて、それが結構良い。これで釣ろうということだろうか。
 でも、そんな釣りもいらない感じだけどね。聴いてみた印象が釣りというより2倍楽しめる感じ。
 肝心のサントラ曲だが、もともと現代音楽の教育も受けていたケールだけあって、大御所ぽい心地よく、風景の音楽という印象でまさに映画音楽の王道ともいえる音を聞かせてくれる。アヴンギャルドっぽい音ではありあません。実験的な音作りを好むアーティストが、実は基本が良くできているという好例だと思う。

 ただ繰り返して聴いてみると、アンビエント風味な実験的エッセンスも時々顔を出してきて、ファンとしてはニヤリとできると思うし、ごく普通に聴けば、モダンな部分も捉えた現代の音楽という印象だろうか。しばらく寝る前に必ず聴いていた。

 サントラ仕事も普通にマッチしているので、もっとやってみたらどうだろうか。もちろん、オマケつきで。

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