どうしてこうなるのか。
ミステリチャンネル
「サイコ2001」(1999)
「サイコ」というとヒッチコックの名作スリラー。それに関係あるかな思わせるけど、実はまったく関係なし。これは予想とおり。だがうしろの「2001」まで本編とまったく関係なし。これは驚いた。
原題は「共犯」といった意味だろうか。このまんまだと地味すぎるのはわかりますが。
殺人シーンが妙に残酷で凝っていて、狂信的でバスルームでの犯行もあるので邦題担当者が「サイコでいいかな」と思ったのだろうか。「2001」とは本作の国内リリースの年度のよう。
作品内容は、原題の「共犯」がマッチする作品だと思う。スリラーどころか、サスペンスともいえないかもしれない。ドラマ作品である。ストーリーは、かつて幼なじみの4人の男女の現在の生活が、ある連続殺人をキッカケにその4人のひとりの主人公が過去の記憶を回想するという内向的なドラマ。展開やオチについては、スリラーやホラーを期待すると大変な肩透かしだと思う。
原作を読んだ訳ではないので、はっきりいえませんがメインのテーマは殺人鬼うんぬんよりも「4人の男女の関係性」のドラマだと思う。その視点で観るとそんな悪くもないとは思うけど…でもやっぱりドラマとしても説明不足で唐突なオチなんで、あまりよくないなぁ、と思いました。
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