スターローンの16年前。
DVD REVIEW
「クリフハンガー」(1993)
Story:主人公(スターローン)は山岳救助員。山での武装強盗団と山岳救助隊員の戦いを描くアクション作。
封切時からタイトルと軽く粗筋だけは知っていた…機会があったら観ようかな…と思っていたら、もう16年前の作品か。
主人公スターローンは山岳救助員。その地味さ加減が良い感じ。ヒロインの奥さんも救助の仕事をしている元気で素朴な感じ。銃など持たない普通の民間人。
対して、悪役はサブマシンガン武装の同情余地なしの武装強盗団。そんな彼らと雪の積もるけわしい山岳での戦いが見せ場。全編にわたって雪山が舞台。そこでの、上ったり、下ったり、落ちたり、雪崩があったりという大自然なシーンが99パーセントの魅力。
ごちゃごちゃした街中に住んでいる自分にとっては、雪山は気分転換。映画館で観ればもっと良かったと思う。逆に雪山がなければ、実にB級アクション風味なんだけど、それはそれで良かったと思います。バランスとして。
雪山でも、なぜかTシャツ一枚で奮闘するスターロンはカッコいい。自分の価値をはずしていない。立派だと思う。演技は顔だけでするものではない、と思った。