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待つことのシーン。

M 21時すぎ。迎えまでやや時間があり、待つことにした。構内でも寒かったので、なるべく暖かい場所、と思い待合室に入る。

 中には2組ほどの先客がいた。入ってすぐ右手に紙コップ式の自動販売機があった。ノドが渇いていたので、飲み物を買うことにする。お茶という気分ではなかったので、少し迷ってメロンソーダにする。

 お金を入れてボタンを押す。紙コップに注がれ、完了の赤いランプがつく。飲んでみて後悔。シロップは濃すぎて、炭酸は低い。ただの甘いシロップのようで残念な気分になる。

 先客の2組は、年配の男2人と若い男女。前者は、ひどく話し込んでいて、後者はポツリポツリと話をしている。その2つの会話が、待合室のなかをくるくるまわっているように感じる。そんな中で紙コップを時々口に持っていく僕。口一杯広がる甘味にうんざり。

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