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時間を消化していく行為。

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 ここはどこなのだろうか?バスを降りた瞬間わからなくなった。

 長距離のバスの移動は、慣れていても疲れるものである。ぼんやりとする。

 バスの乗るのは3時間を超えるとかなりつらい。バスの中での過ごし方を考察すると、まず、第一に「寝る」。これはベストかもしれない。どこでも寝れるよ、という方には、検討することなくお勧めする。僕はベッドの中だと寝つきいいのだけど、バスの場合はイマイチな場合が多い。

 次は「聴く」。iPodが長距離バスの過ごし方に与えた影響は大きい。バスの滞在時間にフルに対応可能な「聴くもの」をクイックにそして、コンパクトに用意できる。音楽はもちろん、ポッドキャストをもいいと思う。エンターティメントもいいし、学術的なものも悪くない。フリーで結構おもしろいものもある。また、アナクロだけどラジオもいいアイディア。でも、電波状態が悪い場合があるので路線によって注意。

 3番目は「映画」。これは僕の場合ノートパソコンを持ち歩いている時に行なう。パソコン内蔵のDVDプレイヤーで映画を観るのだ。音は当然、ヘッドフォンをつける。ベストな鑑賞環境とはいえないが、10分もたてば慣れて映画の世界を楽しめる。ただし、隣の席に人がいると迷惑な感じなのでやらないことにしている。

 4番目は「本」。読書である。文庫本がいいだろう。コンパクトだし、用意も簡単なのだけど、乗りもの酔いになることがある。それさえなければ、シンプルでかなり実用的なバスでの過ごし方といえる。日頃できてない読書の時間として、有意義な過ごしかただと感じる。ただし、夜間バスだと照明が暗くて読みづらいことがあるのが注意。

 4が最後だと縁起が悪いから、5番目も作っておこうか。それは「思考」すること。プランニングである。これも、人による。僕はノートなり、PCがないとうまく考えることができない。バスの中で、書き物をするのは、予想より難しい。PCの操作もそうだ。ほか資料とかの参照も必要なので、僕は苦手かな。

 バスに限らず限られた環境で、できることを考える、というのもなかなか人生において大切なことだと思う。

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