男性に読ませるシステム、それは女性が必要
「Men's LEE (メンズ リー )」(2010年3月創刊)
男性むけファッション雑誌というのは難しいと思う。その中で「LEON」のヒットは記憶に新しいと思いつつ、もう創刊は10年くらい前なのね。
そして、今回「Men's LEE (メンズ リー )」が創刊された。「LEE」といえば20代後半から40代くらいまでカヴァーする、手堅いファッション雑誌という印象がある。とりあつかうティストは僕は好きな傾向です。キレイでシンプルめかな。ある程度生活感もあって。
それが男性誌を発刊とはどんな感じかしら、と思った。
レオンの「ちょいワル」に匹敵する、編集テーマがあるのか?「LEE」の流れだと「とてもイイ」とかそんな感じか?。現物を見てみると、表紙は江口洋介。この人選は僕は結構好きかも。「戦国自衛隊」しか知らないけど。いや、緊急医療のドラマも知ってるぞ。
特集は「ジーンズ&チノ」と「キャンプ」という、かなり手堅いところから攻めている。ジーンズとアウトドアというのは基本ですよね。ただ、インパクトはないよなぁ、と思いつつ誌面を見ると、この雑誌は男性ひとりで読む、というより「LEE」を読んでる奥さん&彼女と読むというのが前提な感じがする。
男性は純然たる女性誌を読んでもおもしろくない訳で(僕は好きだけど…)、そこに自分が参考になる要素があれば、女性と一緒に楽しめる訳だ。自宅で、夕食等を食べ終えたリラックスタイム。「ねー見て、見て」という感じで、男女2人でみるのがいいのか(想像)。
「男女2人で読む」というのはありそうで、なかった発想であり、男性誌、女性誌という区別を超えるものである。地味ながら、パイオニア的発想ではないだろうか。まぁ、ファッションのセンスとか、共通しないと難しいかもね。あと、異性に批判的な記事はかけないね。でも、そういうページが一定の人気があったり。雑誌は難しく、深い。