職業紹介。
FILM Review「ハッピーフライト」
あらすじ:舞台は空港と飛行機。そこで働くさまざな部署で働く人々。主人公は副操縦士から操縦士のテストも兼ねたフライトにてトラブルが発生する。
昔、「はたらくおじさん」というNHKの教育番組があった。さまざまな職種のお仕事の現場を紹介していて、あんまり内容は憶えてないけど、自分はこの番組がとても好きだった。今でも、ヒストリーチャンネルで、そういった職場紹介番組があると、思わず観てしまう。自分の知らない仕事は何でも興味深く感じる。観ていて楽しい。
僕は空港&飛行機好きです。エアプレーン系マニアでもないですが、好きです。みんな飛行機をとりまくものって好きじゃないかな。飛行機は旅だし、華やかな職場のイメージもある。今でも子供のなりたい職業はパイロットやCAなのかしら。
さて、本作をどう捉えるかでだいぶ印象が変わってくる。
僕は本作はコメディであり、観ている時は「コメディなんだな」と終始思いながら観るべきだと思う。時任三郎やCAリーダのマジメさもコメディなのである。技術者の忘れ物トラブルも、工具を忘れたら大変なんだーというミニ知識程度のシーンなのである。そう観るべきだと思う。
そういった作り事なコメディを通して、飛行機、空港にはいろいろな職種の人がいますよーという職業紹介映画だと思えばいい。最後まで退屈しないし、楽しめる。
ただ「職業紹介」で終るため、ドラマとして印象に残るシーンがないのが残念。でも、こういった作品があってもいいと僕は思うな。