映画コラム「トリプルX」
アメリカが作った「007」シリーズという感じかな。冒頭のシーンで、タキシードを着たスパイ(タキシード=007?のイメージ)が任務に失敗して殺される。それを知った情報部の上層は「ワルにはワルなスパイじゃないと」というアイディアから、スポーツ・ワル?の主人公をスカウト。上司はサミュエル・L・ジャクソン。いい組み合わせ。
タトゥーにスキンヘッド、ボーダーのスパイ。本家007とはまったく違うイメージ。敵地に潜入。ワル・スパイがゆえに、ワルとスグ仲良くなります。あっさり情報収集成功。でも、知れば知るほど敵がヤバイことを考えていることがわかって、さぁ大変。展開はとってもイギリスの007的。つまり、凝ったアクションあり(でも、残酷ではない)、ヒロインあり。主人公に都合の良い展開で、安心して観ることができます。
そして、本作は主人公のヴィン・ディーゼルのカラッとして、ユーモラスなキャラクターが魅力的にしてると思う。うまくハマったキャスティングが、安心の展開にベスト・マッチしている。