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毎日の字間 2013.09.29「街の変化は細胞」

こんばんは。
(おはようございます)

大通中心部を歩くと、商業ビルが立ち並ぶ。古いもの新しいもの。
街は生き物、生もの、無機質だけど有機体でもある。有機体のようにお店は変っていく。時間の流れとともに。

デパートやテナントビルにはいろいろなお店が入っている。時の流れによってお店は入れ替わっていく。お店は建物の中の細胞のようだ。ひとつひとつ独立しているといえるし、建物の中に基本固定される。時にはその固定から離れていく。そして新しいお店が固定される。また時には建物自体が消失する。

お店にはいろいろなターゲットがある。若者むけだったり、よりひろい客層だったり、地元客相手か観光客相手か。お店自体が変るか、お店は変らなくても、展開の仕方が変るか。デパートやテナントビルの変化を考えると、その都市の生活文化の考察にもなるのかな、と思う。

僕の子供のころから考えると今の札幌は(札幌)駅前のほうが買い物客が集っている印象がある。かつてのアパレル的な買物の中心は大通(三越周辺)だった。今、それが変化した。これはよくいわれること。長い年数を経て大通の立ち位置が変っていった。

では、大通はどうなるのだろうか?このままゆるやかに衰退するのか。別のなにかになるのだろうか。その変化について僕は最近よく考える。そういう意味で興味はつねに大通にある。

僕の印象でいえば、最新の大通は少し落ちついているようにみえる。これは逆に考えると、水面下ではいろいろなことが起こっているのかもしれない。一時期は、凄い駅前に対する対抗意識を感じていたが、今はそこは少し落ち着いた。もちろん、商圏としての対抗意識はずっとあると思うのだけど、地位奪回というよりも大通の新しいスタンスというものを模索しているように思える。実験が繰り返される。

それは、昔の大通を知るものにとっては、少し寂しい変化になるかもしれないけど、街は変っていくと思う。ススキノだって変っている。大通も変るのだ。

大通は、昔のギラギラした感じから、新しい落ち着いたショッピングエリアになればいいと思う。僕は三越〜丸井を中心とするエリアを歩くが好きである。最近は、その中に今まではなかった業種のお店もできつつある。

これからの大通の変化について、ここに住む僕は駅前より興味がある。

おやすみなさい
(いってらっしゃい)

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