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通帳再発行とノスタルジー

預金通帳の再発行するために、新さっぽろサンピアザ内にある北洋銀行に行く。以前は厚別が実家だった。僕が高校の頃、はじめて通帳を作ったところだ。当時は拓銀だった。それから、何回か引っ越しをしている。

再発行には、通帳を作った銀行で手続きが必要なそうで、来ることになった。奥にあるカウンターで手続きをする。そして、新しい通帳の用意と、記帳してない分を記帳してくれるそうだ。記帳は相当たまっているらしい。この口座は、今はメインの口座でないので記帳には気をつかっていなかった。

少し時間がかかるということだったので、一旦銀行を出る。10分程度ということだったので、カフェでお茶を飲む、ほどでもない。近くに、厚別図書館があり、懐かしくて足を伸ばしてみる。場所は変わらないが、レイアウトが随分変わっていた。

厚別が実家の学生時代、よくこの図書館には来ていた。本を読むほどの時間はないので、ぐるりとひとまわりをして、外に出た。

銀行に戻る。新しい通帳と記帳のプリントアウトの束をもらう。束をチラリとみると、入金情報から、思い出がよみがえる。世の中、良いことと悪いことが実にバランスよく並んで流れていくのだろうか。記帳の束の記憶と厚別図書館。通帳の再発行はノスタルジックな作業だった。

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