ピーターフォーク
ヨドバシ近くの紀伊国屋の1Fの雑誌コーナーに行く。そこで、刑事コロンボのムック本があったので,少し読んでみた。
制作についての裏話がいろいろ載っていて各エピソードのガイドも単なるあらすじだけではなくて内容についても批評になっていて読み応えがある。
コロンボ役としてのピーターフォークは知名度は高いと思うけど、ほかの出演作品には馴染みは薄いのではないのだろうか。パッと思いつくのはヴェム・ヴェンダーズの「ベルリン天使の詩」とジョン・カサヴェテスの「壊れゆく女」くらい。
作品の感想を簡単に書いてみると「ベルリン〜」はおもしろかったけど,やや冗長な感じがした。もう少し短いと良かったのかなぁ、という印象。「壊れ〜」はジーナ・ローランズが難しい役をこなしているけど、僕には「グロリア」の子供を守る元ギャングな女性の印象が強いので、物足りない感じがした。どうなんだろう。もう一度観たら感想は変わるかもしれない。DVDを探そうかな。
両作品ともピーターフォークは主役を食わずに、印象を残すという名脇役をキレイに演じている。この俳優は案外あまりアクのない俳優のなのかなと思った。だからコロンボでもヨレヨレのトレンチコート、「うちのカミさん」というお決まりのセリフが必要なのかもしれない。
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