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043 グラフィックデザイナー「鈴木直之(TYCOON GRAPHICS)」


dir:TYCOON GRAPHICS   

   

T R I B U T E

   

トリビュートされるというのはクリエイターにとって最高に名誉なことではないだろうか。

    「超センスないとできない」といわれるテリージョンスンこと湯村輝彦によるポップでエロな「へたうま・イラスト」。それに尊敬と賞賛を惜しまない豪華クリエイター、信藤三雄(制作総指揮)、伊藤桂司、常盤響、ヒロ杉山、タイクーングラフィックスの5組がそれぞれのセンスを発揮した湯村氏に対するトリビュート・ムービーを作りあげた。

    本作をリリースするのは、国内外のクリエイティブなDVDタイトルをリリースしているnowondvd.net。そのラインナップはあなたのクリエイティブ魂を刺激し、または心に豊かさをあたえてくれるアーテステックなタイトルが揃っている。それらはサイトでも紹介されていて、オンライン販売もおこなっているので、ぜひチエックしてみて欲しい。

    本作の参加クリエイターであるタイクーングラフィックスの鈴木直之にインタビューをおこなった。他の4組のアーティストの画像をフィーチャーしながら紹介していく。

NUMERO DEUX



NUMERO DEUX SPECIAL 043  "T R I B U T E"
Interview With Naoyuki Suzuki(TYCOON GRAPHICS)
取材日時:2002.09.6(fri) 15:00-16:30
取材協力:nowondvd.net、TYCOON GRAPHICS
Interview by Masashi Osaka
NUMERO DEUX Copyright.

鈴木直之(タイクーングラフイックス)インタビュー

湯村さんの作品を見たのは中学校の時、雑誌「ポパイ」の表4の広告だと思いますね。イラスト書いて雑誌社に投稿してました。


----- 今回、本DVDに参加したキッカケを教えてください。

    僕がもともと信藤さんのところで何年か働いてまして、その縁で声をかけてもらったんです。

    ずっと湯村さんのイラストが好きだし、今も尊敬してます。ぜひ参加させてくださいという感じでした。

    一緒に参加したヒロ杉山くんは学生時代からの友達でその頃彼は湯村さんのところでバイトをしていたので、僕も何度かイラストを見てもらったりしてました。

    神様のような存在ですね。信藤さんも湯村さんのことをすごく尊敬していると思います。


dir:MITSUO SHINDO

-----その魅力を教えてください?

    モチーフ(人や群衆)は昔から全然変わっていないんだけど、いつ見ても新鮮でファンキーなんですよね。

    テクニカルな点からいくと初期のパントーン貼りの色付けから、フォトショップ加工の色付けまで、トーンの変化はあるにせよ、シンプルな線画の持つ迫力と、いい意味で隙のある感じがあって、「ウワーヤラレタ、カッコイイ・・。」と絵を見るたびに思います。


dir:HIBIKI TOKIWA  

-----湯村さんといえば「ヘタうま」とよく説明されますが、それについてどう思いますか?

    「ヘタうま」は超センスがないとできないと思います。そしてヘタうまというルールを作ったという点で、「イラスト界の父」ですね。



dir:KEIJI ITO

-----タイクーンにおけるデザイン・ポリシーについて、湯村さんから影響を受けたことはありますか??

    いっぱいありすぎて一口には言えないのですが、湯村さん御自身からは日本の「粋な人」や「潔さ」とか、イラストからはPOP ART的解釈、ヘタうまなデザイン、音楽(SWEET SOUL),とか、きりがないほどインスパイアーされてます。

    さらに湯村さんといえばエロの神様でもあるので、それにちょっとでも近づきたい(笑)、というのはあります。

    昔、湯村さんに「カッコいいぞ!」って言われるとカッコ悪いぞ、と言われたことがありまして(笑)。

    だから、表現の基本としてポジティブかつクールで、よく見たらバカなことをやっている、というのを追及したいし、自分達の作ったものですこしでも見た人が元気になってくれたらいいな、というのはあります。

    仕事をしていると、気がつかないうちに自分でワクやテリトリーを作ってしまい、その範囲の中で満足しがちになるので、その基本は忘れないでやりたいです。


dir:HIRO SUGIYAMA

-----今回のトリビュート作品を制作する上で意識したことを教えてください。今回のポイントとしては、ファンキー・エロにしたいなぁと思いました。

    それと今後のプロジェクトで今回のキャラクターを描いた中代拓也(TYG)のイラストを使い*TyGunというブランドを作って、今月から都内を中心に定期的にフリーペーパーを配付していく予定です。興味のあるかたはTyGun.comまで。








*TyGun 2002年秋よりスタート。謎のキャラクター軍団=TyGUN(タイガン)が"TyGun Pack"として渋谷を周辺のブック・ストア、レコード・ショップ、カフェなどに毎月無料で配付。さらに、"TyGUN BOX"に入ったTシャツを代官山のモダンファニチャーショップ:STITCHの2階に設置した"TyGun VENDER"(自動販売機)で限定発売される予定。注目していきたいプロジェクトである。http://www.tygun.com


    A Tribute to Terry Johnson:PILLOW TALKS DVD The Pillow Talkers are keiji ito,mitsuo shindo,hiro sugiyama,tycoon graphicd,hibiki tokiwa

   

PROGRAM
TYCOON GRAPHICS|熟男テリ−2本勃ち”
HIRO SUGIYAMA|“STYLE KING"
KEIJI ITO|“EREC-TRONIC KINKY MUFF-IN"
HIBIKI TOKIWA|“BLOW FLY”
320 SHINDO|“SEXUAL HEALING”
※ボーナストラックで、幻のPV“Terry Johnsonのテーマ”入り!
監修:信藤三雄 (C.T.P.P.)
参加メンバー:伊藤桂司,信藤三雄,ヒロ杉山,タイクーングラフィックス,常盤響
価格:3,900円(税抜)
収録時間:約57分
品番:NODA-0001
音声:ドルビーデジタル2.0chステレオ
特典:参加クリエイター紹介、“テリーのテーマ“のビデオクリップ、湯村輝彦の書き下ろしB2サイズポスター付き
http://www.nowondvd.net/
(C) MAINICHI COMMUNICATIONS INC. 2002 / (C)NOWONMEDIA, INC. 2002














   

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