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意見の対立

Sk DVD REVIEW
「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」(2005年・イギリス)

 60年代ロックには、それほど詳しくはないけど、ブライアン・ジョーンズは知っている。
 ローリングストーンズのリーダーだったが、そのバンドがスターとして昇っていく過程で、他のメンバーと意見が対立、ドラッグの問題もあり、結果、メンバーに「クビ」を言い渡される。そして、その直後に自宅プールでの謎の死。
 その時の彼の気分・状況はどんなものだろうか?本作は、近年判明したというブライアンの死の真相を語るものである。
 話は、回想シーンはあるものの、ほとんどはブライアンが死ぬ少し前の話で、ロンドンから離れた自宅に女を連れ込みブラブラ過ごし、自宅の改装を頼んだ大工との交流を中心に話は進行していく。 
 ここで提示される死の真相は、アッサリとしたもので、拍子抜けするほど。現実の殺人というのはこんなもんで起きるかもしれないというリアルさもある。
 60年代のカルチャーの雰囲気、イギリスの郊外の森林の中のブライアン自宅の感じなどは見どころだと思う。予想していたより、ミック、キースの出番は少なかった。でも、結構似ている感じだったよ。
 ライブシーンや音楽的にマニアックな話はほとんどないので、ファン以外でも楽しめる作品だと思います。観た後、ストーンズ主演のゴダール作品「ワン・プラス・ワン」が観たくなった。


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