デジタル・ロックの時代
CD REVIEW
REVENGE / One True Passion (1990・イギリス)
デジタル・ロック第2弾。今回はピーター・フック率いる「リベンジ」。オリジナル・アルバムはこのアルバムが1枚であり、名盤であり、中古市場でもとっても安い。ネットで調べてみても330円とかで売っている。
不当な評価と感じるし、もっともだとも思える。愛憎入り交じる感じか。
ピーター・サヴィルによるデザインのジャケット、なかなか良いでしょう?オシャレかといえば、これまた微妙なんだけど、タイトルの字体の入り方となかなか良いと思うよ。バンド名が金、タイトルが黄色という配色が、モデル女性の黒のコスチュームとうまくバランスがとれて良い感じ。
全体を包み込むシンセ音と、デジタル・パーカッションの過剰なパカパカ感と、これでもかという強引なギターサウンドの融合が、とにかく楽しい。
そして、時にはネオ・サイケぽさのある情緒あふれるギターがUKニューウェーブ世代の僕には涙腺が緩むツボ。ちなみに、やっぱりオシャレではありません。