様子が流れる時に考える。
窓ごしの光景はDVDの画像を観ているような気持ちになる。
「様子を見る」というのは決して立ち止まることではないと思う。DVDプレイヤーの「一時停止」とは違うのではないか。
DVDの場合は、再度ボタンを押した時は続き観られる。それだけできれば問題はないし、みんな幸せだ。
でも、僕は機械ではないし、DVDプレイヤーでもない。なにかが止まった時に、同時にそれに伴う思考をスタートさせなければならない。そう考えると、人間には「一時停止」はないのだろうか。常に考えなければならない、ということが幸福なのか不幸なのか、よくわからない。
考えることは常にやっかいなことなんだけど、考えないと先に行けない場合が多い。先に行くのがいいのか、悪いのかということも考えなければならない。「人生は思考で作られる」というはもっとも。ただ、人生を作ることがこわい時もある。
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