薄めのふたり
FILM REVIEW
「スピード」(1994)
土曜の夜、TVで放映されているのを観た。週末の夜、そんな過ごし方も悪くない。観終わったら、11時すぎ。もう、寝る時間。
ひさびさに観だよ。もう15年前の作品とは。
15年前のキアヌ・リーブス(短髪がカッコいい)。15年前のサンドラ・ブロック(僕の愛するとなりのお姉さん)。15年前のデニス・ホッパー(相変わらず)。
速度を落とすと、爆発してしまうバスのサスペンスを中心に、爆破犯ホッパーと対決するリーブス。
話の作り自体は、今観るとひどくスダンダートだけど、そこがわかりやすくラストがわかっていても楽しむことができた。いろんな意味でお約束な登場人物、展開であるが、そこが当時の「ダイ・ハード」という新しいスタイルのアクション映画以来、ヒットのない状況の中でいろいろな模索が行われていた時期に、逆に新しかったのかもしれない。低予算映画ということが堅実でムダのない作りが、うまく行った好例だろう。
正直、ファンの僕から観て本作でのリーブスもブロックもはそんな魅力のあるキャラクターとはいえない。でも、ストーリーの流れの中で相性が良かったのかな、と思う。