毎日の字間 2013.010.2「アヒルと二段ベッド」
こんばんは。
(今日はお昼は休めましたか?)
一段目は誰もいない二段ベッドの上でスヤスヤ寝ていると、アヒルが下のほうで「ガァガァ」と鳴いていた。僕はうるさく感じたので、アヒルにむかって「うるさいよ」と言ってみた。でも、アヒルは僕の言葉がわからないようで、僕のほうを見ながら、さらにガァガァ鳴いている。うるさい。うるさい。
困ったなぁ、と思ってA3サイズほどの画用紙にマジックで「鳴くのダメ」と書いて、見せてみた(立体感を出すために腕を前に出したり後ろに引いたりした)。
アヒルは鳴くのを止めた。不思議そうに画用紙を眺めていたが、45秒くらい経過するとまた「ガァガァ」と鳴いている。画用紙をアヒルに見せる姿勢で腕が疲れた。
しょうがないので、枕元にあった携帯電話で、インターネットブラウザーを立ち上げて、適当な検索エンジンで、「アヒル 鳴く 止める」で検索した。しかし、ヒットはするものに役に立つ情報はなかった。アヒルの広告がいくつか出てきた。
困った。困った。どうするか。無視はできない。音が大きすぎる。
○×ゲームでアヒルと勝負して、決めようかと思ったが、ルールを説明するのが難しいし、僕が負ける可能性があるので止めることにした。○×ゲームに必勝法はないのである。
(どうにもならない事態というのは生きていると多くある)
いや、思いとおりになるような機会のほうがずっと少ないと思う。自由に生きていると思いながら、実はまったく不自由ではないか。不自由なことのほうが実は圧倒的に多い。でも、時には休暇を1日とっただけで、とっても自由と感じることもあるし。連休なのに不自由さを感じることがある。
(自由か不自由かは自分が決めること。自分だけが決められること)
僕は、耳栓を買うことにした。ネットで注文したら2日で届いた。いつもながら耳栓の入るパッケージが大きかったが中身は小さかった。
耳栓をしたり、ヘッドフォンをして問題を解決した、解決してないって?
しているよ。そう考えればいい。
僕は2段ベッドは持ってません。
その他のことも嘘です。
おやすみなさい。
(寝ながらラジオ聴く?)
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