毎日の字間 2013.11.9「嘘表示とブランド」
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こんにちは。どんな週末?
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飲食店を中心にメニューの偽装表示(僕はわかりやすく嘘表示と書くことにする)がニュースとなっている。これの良い悪いを論じるなら、悪いと思う。それはそうとして僕は物事の良い悪いよりも、そうなった構造に興味がある。▼「表示」の良い悪いというのは比較的結論の出しやすいことだと思う。素材の事実か嘘の問題だから。今回の嘘表示メニュー問題の一番のポイントは高級なお店の不祥事だからだと思う。▼良い悪いは別として、以下は僕の考えです。激安が売りのお店メニューが実は嘘ありの場合、それが命にかかわるようなものでなければ「しかたがないかなー」と僕は判断してしまう。悪いのは悪いのだけど、しょうがない気分である。世の中うまい話はないのだ。トホホ。▼しかし、高品質が売りで高いお金もとって嘘表示は激しくトホホである。それは困るというのが自分の本音。バレなきゃ多分満足していただんだろうなぁ、と思うと複雑な気分。騙すなら最後まで騙して欲しかった…なんて冗談も出てくる。▼僕が考えるに高級店の嘘表示というのは「1円でも儲けてやる!」という徹底利益の追求に結果、というより「高級店として普通のお店とは差別化したい。しかしデフレ社会の中でホンモノ使うととても一般客に気軽に利用できる値段にできない」というジレンマが肥大化していった結果のような気がするのだ。安くて高級という矛盾について、僕もっと考えるべきだと思う。いいものを食べるためにはお金が必要なのだ。そこを理屈として考えたい。そんな、斜め下の思考の僕でした。
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失礼します。
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