孤独、そして冷めた目。
FilmReview
「戦争の犬たち」(1980)
孤独をどう付き合おう?それがわかるような作品である。孤独は良いとか悪いことではない、生き方なのではないだろうか。そんな考えが浮かぶ。
いわゆる傭兵アクションものなんだけど、ひどく淡々としている。主人公は孤独な傭兵。その様子が必要以上必要以下でもない、ちょうどいい表現で描かれる。孤独な様子が不思議に魅力的に思える。
ラストのアクションシーンは、それまでの静粛さを一気の打ち破る大袈裟なもの。まぁ、それはある意味豪華なオマケのようのなもの。
そこに至るまでの、主人公の孤独な生き方が印象に残る作品だった。