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「北海道の冬を編集する」トマムワークショップ 1日目 MAGNET レクチャー

● 1日目レポート (MAGNETレクチャー)

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▲ 21時すぎにおこなわれたMAGNET レクチャーで使用したスライドの1枚

 

夕食は参加者みなさんとトマムのレストランのひとつ「ビッフェ ダイニングhaL」にて食事。ここは、メニューも幅広く、味付けも濃い感じではないので、いろいろ食べたくなってしまいました。店内もゆったりしていて居心地が良かったです。ビッフェって、どうしても特定のメニューに魅力が集中する印象があるのですが、ここはどれもいい感じで、迷いました。

さて、おなかもいっぱいになったところで、再びミーティングルームに集合。本日最後のマグネットによるレクチャーです。編集長である僕とアートディレクターの菊池くんと、スライドをみせながらトークしていく進行。日中の渡辺さんのレクチャーがアカデミックな内容だったので、僕たちはカジュアルな雰囲気でやってみました。でも、内容的には実践的なメディア作りの姿勢をみなさんに伝えられればと思いました。

22時30分ころに渡辺さんより本日のまとめがあって、1日目は終了いたしました。みなさんおつかれさまでした。僕はもう寝る寝るモードで部屋に直行しました。菊池くんは売店でビールとポテトチップスを買ってました。渡辺さんは原稿作成の仕事があるみたいでした。みなさんそれぞれ。

Shinichi Ishikawa / MAGNET 
photo by Shingo Kikuchi(rocketdesign)




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「北海道の冬を編集する」ワークショップin TOMAMU
極寒のトマムでメディアをつくる術を学ぶ3日間

日 時:2012年2月10日 13:00〜2012年2月12日 14:00
 
場 所:星野リゾートトマム(北海道勇払郡占冠村字中トマム)

講師:渡辺保史(北海道大学環境科学院GCOE上級コーディネーター)
     石川伸一(フリーペーパー『MAGNET』編集長)
     菊池信悟(フリーペーパー『MAGNET』アートディレクター)

内容:星野トマムリゾートにて2泊3日泊まり込みで、トマムの「アイスビレッジ」を取材し、メディア(フリーペーパー)を作るワークショップ。3日で、取材・制作・発表(配布)をおこなうハードな内容です。

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「北海道の冬を編集する」トマムワークショップ 1日目 レゴブロックワークショップ

● 1日目レポート (レゴブロックワークショップ)

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▲ トマムホテル内のミーティングルームにて。

 

オリエンテーションを終わると、本編になってきます。渡辺さんより情報メディアについての基本的な説明、そしてトマム広報の山岸さんから、今回のメディア作りの取材元になるトマムリゾートのレクチャーをしていただきました。この2つの講義は、今回のメディア作りの総論だといえます。

そして、次に理論を実践的に体験するために「レゴワークショップ」をおこないました。これは今後の本ワークショップでおこなう可能性があるので、あえて、詳しい内容は紹介しませんが誰でも参加できて、なかなか頭の使う内容でした。レゴという存在をテキストで説明する、という感じでしょうか。

このあたりで参加者同士で「レゴワークショップ」の結果を交換する場面がありました。コミニュケーションが生まれていって面識を深めていきました。その後にメディア作りのチームを決めました。ここで時間はもう18時くらい。そこから今度は外にでます。取材対象の下見です。

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▲ アイスビレッジのモニュメント

暖かいミーティングルームからマイナス温度の世界に出て行きます。巡回バスに乗ってアイスビレッジへ。ここで制作チームごとに、まずは取材先のイメージをつかんでもらいます。どんなテーマで誌面を作るか考えます。そんなこんなで19時すぎ、そろそろおなかも空いてきました。夕食タイムとなります。本日はおつかれさまでした…とはなりません!夕食後は再びミーティングルームに集まっていただいて、21時からレクチャーなのです。石川は実は眠いです。

Shinichi Ishikawa / MAGNET 
photo by Shinichi Ishikawa



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「北海道の冬を編集する」ワークショップin TOMAMU
極寒のトマムでメディアをつくる術を学ぶ3日間

日 時:2012年2月10日 13:00〜2012年2月12日 14:00
 
場 所:星野リゾートトマム(北海道勇払郡占冠村字中トマム)

講師:渡辺保史(北海道大学環境科学院GCOE上級コーディネーター)
     石川伸一(フリーペーパー『MAGNET』編集長)
     菊池信悟(フリーペーパー『MAGNET』アートディレクター)

内容:星野トマムリゾートにて2泊3日泊まり込みで、トマムの「アイスビレッジ」を取材し、メディア(フリーペーパー)を作るワークショップ。3日で、取材・制作・発表(配布)をおこなうハードな内容です。

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「北海道の冬を編集する」トマムワークショップ 1日目 オリエンテーション

● 1日目レポート (オリエンテーション)

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▲ トマムホテル内のミーティングルームにて。

13時すぎにワークショップがスタートしました。まずはオリエンテーション。3日間のスケジュール等が渡辺さんから説明を受けました。そして、みなさんの自己紹介。その中でみなさんのおすすめ本を持ってきてもらいました。やはり、情報デザイン系の本が多かったかな。この場にはトマムの広報の山岸さんや、アイスビレッジの氷のバーで映像作品のインスタレーションをするために滞在している美術作家の富田さんも参加してもらい、なかなか話題の幅が広がったかなと思います。まずは、こういうので場を和ませるのがいいみたいですね。

Shinichi Ishikawa / MAGNET 
photo by Shingo Kikuchi(rocketdesign)


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「北海道の冬を編集する」ワークショップin TOMAMU
極寒のトマムでメディアをつくる術を学ぶ3日間

日 時:2012年2月10日 13:00〜2012年2月12日 14:00
 
場 所:星野リゾートトマム(北海道勇払郡占冠村字中トマム)

講師:渡辺保史(北海道大学環境科学院GCOE上級コーディネーター)
     石川伸一(フリーペーパー『MAGNET』編集長)
     菊池信悟(フリーペーパー『MAGNET』アートディレクター)

内容:星野トマムリゾートにて2泊3日泊まり込みで、トマムの「アイスビレッジ」を取材し、メディア(フリーペーパー)を作るワークショップ。3日で、取材・制作・発表(配布)をおこなうハードな内容です。


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「北海道の冬を編集する」トマムワークショップ 1日目 講義前

● 1日目レポート (講義前打ち合わせ編)

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▲ 講師陣の渡辺さん(左)、菊池くん(右)。トマムホテル内のインターネットスペースにて。

1日目の講義は、13時からですが10時くらいに先にトマム入りしました。そして、打ち合わせ。この場所はホテル内のインターネットが使えるちよっとした休憩エリアなんですが、なかなか雰囲気がいい。渡辺さんが「ここでレクチャーやればいいんじゃない?」なんてことも。トマムは、インターネットが使える場所が限られていいるので、ここはなかなか貴重な場所。ワークショップの3日間。僕、結構ここで仕事してました。

渡辺さんは、ワークショップのため自宅からプリンターを持参。菊池くんはちゃっかりスキーを持参。3日間のプログラムのうち2日目の大部分は自由時間。その時間は何をしてもいいのです。メディアの制作でも、スキーでもいいのです。ただし!3日目はちゃんとメディアを完成させないとダメですけどね。そんな素敵なスキもあるワークショップなのでした。

打ち合わせでは3日の基本的な流れを確認しました。僕はこんな泊まり込みのワークシヨップのレクチャーなんで初めてなものですから、いろいろ心配したりしてましたね。

Shinichi Ishikawa / MAGNET 

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「北海道の冬を編集する」ワークショップin TOMAMU
極寒のトマムでメディアをつくる術を学ぶ3日間

日 時:2012年2月10日 13:00〜2012年2月12日 14:00
 
場 所:星野リゾートトマム(北海道勇払郡占冠村字中トマム)

講師:渡辺保史(北海道大学環境科学院GCOE上級コーディネーター)
     石川伸一(フリーペーパー『MAGNET』編集長)
     菊池信悟(フリーペーパー『MAGNET』アートディレクター)

内容:星野トマムリゾートにて2泊3日泊まり込みで、トマムの「アイスビレッジ」を取材し、メディア(フリーペーパー)を作るワークショップ。3日で、取材・制作・発表(配布)をおこなうハードな内容です。

 

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映画コラム「バルジ大作戦」戦争娯楽作!、という構造。

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FilmReview「バルジ大作戦」(1965)
Story:第二次世界大戦末期。敗北の濃いドイツの大反攻作戦を描いた作品。

● 戦争=娯楽作品になるのか?

正直、「戦争娯楽作品」と書いてみて抵抗を感じた。戦争が、娯楽なのか?と一歩、気分が引いてしまう。でも、それを考えると、人が死んだり、傷ついたり、ケンカしたり、いやいや失恋したテーマでも、それを「娯楽作品」として説明していいのか。そんなことを急に気になる、気にしすぎる時代なのかなと思う。こんな傾向、いつまで続いていくのだろうか。

で、結局、本作は「娯楽作品」として紹介したい。

作品の性質としてもそうなのだ。本作は史実をベースにしているものの、作戦の流れよりも、そこで繰り広げられるドラマのエピソードが中心。複数のエピソードがそれぞれ魅力的だ。そこにスペイン軍協力によるという迫力あるリアルな戦車シーンが加わる。つまり、本作の背後にある史実というのは、どちらかといえば「借り物の設定」であり、話のメインは、「人」であり「戦車」である。

まず、人。いくつかのエピソードがあり、ありがちなんだけど、そのお約束具合が楽しませてくれる。例えば、執拗に敵軍の動きを予想し警告する米軍参謀。恋人の敵討ちに燃える米軍戦車兵。この反攻作戦にすべてをかける戦争に取り憑かれた独軍戦車隊将校、青二才から立派な指揮官となる米軍将校…などなど。個人的には、最後に紹介した米軍将校のエピソードが好き。ベテラン兵士からバカにされ、すぐ「降参しよう」というキャラクターが、困難を突破していくうちに立派な指揮官になるところが心に残る。そして、ラストの重要なところで活躍するしね。

そして、戦車。残念ながら、当時の戦車に似せよう、というのはまったく無視なので、戦車ファンには残念だと思う。しかし、まったくCGなしで現実の戦車が多数動き回るところは、まったく力強くリアル。今のCG技術でもなかなか再現できないのではないだろうか。ラストはスカッと連合軍の勝ち!というにも、それはそれでいいと思う。

考えさせる映画もあってもいいし、考えさせない映画もあっていい。また、考えさせるシーンもあってもいい。本作は反戦映画ではない。だけど「戦争って嫌だな」と思わせるシーンはある。でも、それは作り手のメッセージとかではなくて、状況の中で、当然戦争を嫌だと考える人間もいるだろう、というバランス感覚だと思う。

史実にこだわらない結果、誰もが楽しめる映画になっているのはポイント。
映画の表現は幅広いほうがいい。
こんな戦争映画の新作も観たい気がする。


 

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