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10.04.11-04.17 「第3回 nou me non作品展 『はっ!展』」

■  アートの還元 

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「第3回 nou me non作品展 『はっ!展』

会   期:2010年4月11日(日)~4月17日(土)
会   場:ほくせんギャラリー ivory(南2西2)

ノメノン」とは札幌市立大学美術部で構成されるアート・グループ。その活動は
学内にとどまらず、ライジングサンロックフェスティバルのKIDS GARDENの制作や、札幌アートステージでの展示企画「500m美術館」の出品や小学校でのワークショップ等を行っている。

 今回、同グループのメンバーによる美術展が開催され13作品が発表された。その様子を紹介していこう▼。

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■ 在廊していた萩原部長と話をしてみた。今回の展示は、他者と関係しながら作っていくアート活動とは違い、純粋に部員が作りたいものを制作したそうだ。

 また、新設校である札幌市立大学に卒業生が出て初の展示。新しい世代の部員として気合いをいれて制作したという。

 最後に今後の活動を聞いてみると、高齢者施設の庭にオブジェを制作をするプロジェクトが進んでいるという。こうした社会の中に直接つながっていくアート活動は、アートが社会に還元される、いいサイクルではないだろうか。

 その他、例年行っているプロジェクトも予定されており、同グループの活動を目にする機会は近いと思う。

Photograph & Text by Shinichi Ishikawa (NUMERO DEUX)

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10.04.10-04.18 「佐野妙子 富樫はるか・2人展 vol.5」

■ 「2人展」の魅力。

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「佐野妙子 富樫はるか・2人展 vol.5」
会   期:2010年4月10日(土)~4月18日(日)/ 10:00~20:30
会   場:4丁目プラザ 7階4プラホール(南1西4)

 市内在住の美術作家、佐野妙子富樫はるかによる2人展が開催された。今回で5回目を迎える。会場はファッションビル「4丁目プラザ」の7階にある4プラホール。このスペースは美術専用のギャラリーではなく、時には普通にバーゲン会場等に使用されるスペースである。

 なぜ、この会場なのだろうか?と在廊していた作家のひとり佐野妙子に聞いてみた。すると、ほかのギャラリーに比べて、このスペースは「4プラ」という街中のファッションビルの中にあるため、いろいろな人通りがある。そのため、この展示が目的以外の方にも見ていただける可能性がある、というところに魅力を感じている、と語ってくれた。

 実際、在廊していると、ほかのお店の買物帰りに、来ていただいたような方々も多いそうだ。そうした出来事も嬉しい、とのことである。

 また、本企画は特にテーマを決めていないようですが、作品はどのようにして作るのですか?と聞いてみた。すると、ひとつひとつの作品を自由に考えて作っていますけど、本展示は春におこなうため、自分では春の気分が作品に反映されることが多いかもしれません、と語ってくれた。以下、会場の様子を紹介していこう▼

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 佐野妙子の作品。小さめのキャンパスによる連作。

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 佐野妙子の作品

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 富樫はるかの作品。

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 富樫はるかの作品。

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▲  会場では作品のポストカードが販売されていた。さまざまなバリーエーションがあり選ぶのも楽しい。展示作品のポストカードもあるので、気に入った作品があったら、気軽に入手できるのが嬉しい。

■ 再び、佐野妙子へ「2人展」の企画について作品制作のティストなど、もうひとりの作家、富樫はるかと打ち合わせをするのですか?と聞いてみた。

 すると、それほどはしていない、ということ。ただ一緒に展示されていて違和感のないものにしよう、という程度の確認をする程度だという。展示の仕方自体も作品を搬入した時に決めていくそうだ。

 それで、結果として、実に自然な形で魅力ある展示になっていることが、5年にわたって「2人展」を続けられる理由なのではないだろうか。

 来年も足を運ぶのが楽しみである。

Photograph & Text by Shinichi Ishikawa (NUMERO DEUX)

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10.04.15-04.18 「牧志禮 写真展 札幌南一条 幻想の密室」

■ 街の中の「密室」

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「 牧志禮 写真展 『札幌南一条 幻想の密室』

会   期:2010年4月15日(木)~4月18日(日)
会   場:まち×アートセンター OYOYO(南1西6)
写真・文: 牧志禮 / 被写体・文   阿倍マリヤ /  スタイリスト:Curiss

 市内東急ハンズの西へ隣の隣にある「第2三谷ビル」。ここは札幌から古くからの商業ビル。現在でも雑貨店、カフェ等飲食店、レストラン、ヘアサロン、リラクリゼーションサービスなど多くお店が入っている。これらテナントを利用したことのある人も多いと思う。

 6階にOYOYOというアートスペースがあるのはご存知だろうか? ここでは有志による美術部、写真部、デザイン部、音楽部等などがあり、このスペースを中心に表現活動を行っている。

 本スペースはもとはビルオーナーの住居として使われていた。そのため展示、ライブ等に使えそうな空間に加えて、和室や、お風呂場もあるのがユニーク。今回、それらの場所を使った写真展示にお邪魔してみた。

 その内容は「和室」や「お風呂」という空間を意識したと思われるミステリアスな写真とテキスト。展示の様子を以下紹介していこう▼

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▲ エントランスから入ってすぐ正面にあるスチール。本展示の基本的な世界観が提示されている印象を受けた。

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▲ 和室を使用した展示空間全景。和室の雰囲気が写真の作品世界に入りやすい。

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▲  和室展示のディテール。小道具等に工夫されており、写真展示というより被写体の想い出を回想するインスタレーションのように感じた。

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▲ お風呂場を使った。展示空間。入口で懐中電灯を持って、ここに到達する。暗い空間の中で、写真を照らして見る。

 本展示がユニークなのは展示場所が撮影場所になっていること。展示を見ながら撮影の様子をいろいろ想像するのも楽しかった。撮影は事前の打ち合わせをほとんどしない形で撮影を進めていったそうだ。その場でのインスビレーションが、作品世界にも生かされている感じがした。

Photograph & Text by Shinichi Ishikawa (NUMERO DEUX)

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10.04.17-04.28 「自分のためにアートを買いたい-U 50,000- 2010」

■ まさに「アート」が手に入るところ。

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「自分のためにアートを買いたい-U 50,000- 2010」
会   期:2010年4月17日(土)~4月28日(水)/ 13:00~23:00
会   場:CAI02(大 通西5丁目昭和ビル地下2階)
出品作家:ここを以下を参考のこと。

 ここ数年、市内にもいろいろな家具や雑貨を扱うお店も増えた。それらを利用しして、好みの自宅や仕事場を作ることは楽しい。自分(達)のスペースを居心地の良い空間にする。変ることはもちろん、その過程も楽しいもの。

 家具や雑貨に対して、アート作品を選べて、気軽に買える場所はまだまだ少ない。自分の空間の中に1点、2点アート作品があるだけで、また雰囲気も変ってくる。より居心地の良さのためにアート作品を加えてみるのも検討して欲しい。

 気軽にアート作品が買える企画展が開催された。出品作家は、すべて地元のアーティスト。自分と同じ地域に住む作家の作品を部屋に置く。それは素敵なことではないだろうか。

 こういったアート作品は量産できるものではない。要するにすべて1点モノ。そのため一般的にはある程度の価格がついてしまうもの。しかし、4回目を迎える本企画では、気軽にアートのある生活を体験してもらうために、コンセプトとして作品はすべて「5万円以下」という価格設定がされている。

 アート作品には実用性がない?とんでもない。僕は自宅にある作品に心が救われたことは結構ある。会場の様子を紹介していこう▼

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▲ コンパクトなオブジェ系の作品。テーブル等に置いてみたらどうだろうか。いいアクセントになると思う。壁に作品を設置したりするのが難しい空間の場合、こうしたオブジェは扱いやすい。

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▲ 壁面に設置スペースがあるなら、こうした作品の設置によって空間の印象は随分変ると思う。僕の個人的な印象だけど左の作品なら、モダンでクールな感じだし、左なら暖かい感じがする。

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▲ 照明になっている作品。ベッドルームやリビングのホッとするアイテムになるのではないだろうか。

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▲ コンパクトな平面作品。壁面空間があまりない場合は、小さめな作品がいい

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▲ 機械的な作品。機械といっても冷たさよりも、回路基板が透けてみえることによって、どこかポップで楽しい遊び心を感じる作品である。

 
 本企画は買う、買わないは別として、美術展としても66名の作家が出品した大規模なものなので、観るだけでも価値があるだろう。ぜひ足を運んでいただきたい。

Photograph & Text by Shinichi Ishikawa (NUMERO DEUX)

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いろいろあったり、なかったり

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FilmReview「エンドゲーム 大統領最後の日」(2006)

 アート系映画といえば、わけのわからない結末。学生時代は、そのわけのわからなさに「さすがアートだなぁ」と感心をしたところですが、今はそうでもない。わけのわからないだけでは、価値にはならない。わけをわかるか、わからない中になんらかの魅力を見つけないと、おもしろくは感じられない。大人になりました。
 そこで、自分にとっての映画について、スタート地点に戻った気がする。以下、映画の大事な内容に触れるので注意。



 さて、本作のタイトルはハッタリかと思ったら、冒頭でいきなり大統領は暗殺。その真相を探る「大統領をまもりれなかったSP」を主人公を描いてる。彼を助けるヒロインとして、事件の真相を探る記者が登場する。最初に大統領が死んでしまうのが、なんとも。それだけ大事件だと真相がわかってもあんまり意味ないんじゃない、と思ってしまう。生き返る訳でもなし。

 作り手側も、そこを意識してか、本作はサスペンス風味だけど、正統派サスペンスにせず、そのためかラストにも真相の爽快感はあまりなしか、僕がわかってないかどっちか。主人公の内向的な部分が、静かに描かれるのだけど、大統領暗殺事件という割には、まわりがずいぶんノンビリムード。主人公も上司から「気にするな」という感じに声をかけられ終了。うーん、普通、大統領が目の前で暗殺されれば、こんな簡単にはすまないでしょう。

 アクションシーンは少なめだけど、ピリリと良い感じ。まぁ、ほかのシーンがわりとフラットなので、なおさら目立つけどね。主役、がんばっていますが、主役を張るにはやや弱い気がする。

 バート・レイノルズ、ジェームス・ウッズといった、ベテランキャストは、なんとも本作のダークな雰囲気を盛り上げる。それだけですが。

 観終わると、原題の「END GAME」というのがピッタリな、抽象的な内容。でも、時間を返せ!というほどでもなく、サスペンス風味のアート系映画なのかな、ふと思った。

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10.03.21-04.02 「『ハルナデ展2010』jobin. と paterの二人展」

■ コンパクトな「春」の足音。

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「『ハルナデ展2010』jobin. と paterの二人展」
会  期:2010年3月21日(日)~4月2日(金)
会  場:GALLRY NEWSTAR (南3条西7)

 年をとるごとに季節感というのは大事だと思う。四季がある、ということは実は暮らしていくのも、文化的にも、とってもいいことではないか。自然の変化を感じながら、自分の生き方を考えるのもいいことだと思う。

「ハルナデ展」とは、市内在住のアーティストjobin.と、paterの2人展。そのタイトルは「ハルはなでるようにやってくる」というテーマを意味している。今春にて4回目を迎える。会場は上記写真のとおりコンパクトな空間。でも、それだけ会場全体をテーマに染めやすい空間ではないだろうか。今回の展示では、奥にチェアが置かれ、そこに座って、本展示を楽しむようになっている。ほか、その静かなる春をみていこう。春の日差しの中、目を凝らしていく▼

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▲ 天井にはモビール。蝶が飛んでいた。

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▲ 光をイメージしたようなモビール。春の光だろうか。 

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▲ 地面のさりげなく置かれたワッフルのようなオブジェ。可愛らしい。

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▲ 会場では、paterによる初の絵本「ワッフルとおんなのこ」の見本が置かれていた。入手方法についてはサイトのほうを参考にして欲しい。

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▲ 本展のテーマによるカードも設置されたいた。こういったアイテムがあると展示に足を運んだ記念として楽しい。他、本展の写真についてはhttp://fotologue.jp/jobin/まで。また、映像についてはYouTubeにて「ハルナデ」を検索してみるといろいろ発見があるだろう。 

 季節感がなかなかみつけられない今。「春」をあらためて表現するアートは、実に意味のあることではないか。アートの表現によって、自然の春を実感する、ということもあるのかな、と僕は個人的に感じた。

 

Photograph & Text by Shinichi Ishikawa (NUMERO DEUX)

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2人の動きに注目!

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FilmRview 「大統領の陰謀」(1976)

 「真面目」って大事だと思う。いろんなことに真面目に心がけたい。

 新聞記者の2人。ロバード・レッドフォードとダフティ・ホフマンが主人公。実話である「ウォーターゲート事件」を世間に広く暴露した二人の活躍を描いている。事件の概要については、ネット等で調べていただくことにして、本作の魅力は、2人の男の熱さ、そしてその合間にみせる恐怖感だと思う。

 本作は、古い作品であるため、サスペンス的盛り上がりという部分では、最近の作品に比べればとても薄い。物足りないかもしれない。派手なアクション、スピーディーな展開、大逆転等を期待すると、肩すかしをくらう。それは、本作が実話をベースにしているからかもしれない。現実はそんなに派手じゃないしね。

 でも、そこに期待するのはピントはずれだと思う。本作の狙いは、「2人の男の動き」これにつきる。新米記者で育ちの良さそうな、純粋でストレートなレッドフォードと、叩き上げの先輩記者ホフマン。この2人の動き、が本作の魅力。2人が「驚き」「怒り」「興奮」、そして、「恐怖」するところを僕たちを目を離すことなく観たい。二人は余計な軽口を叩かない。最初から最後まで真面目。その感じもいいなぁ「真面目」が大事だな、というのを気がつかせてくれる。

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 JR札幌駅方面に買い物に行った。エスタのロフトに行ったが、目的のものはみつからず、上にあがって連絡通路でステラへ。タリーズコーヒーの前を通りつつ、無印をみかけるが、今回見るのはやめておく。おかし関係を買おうと思ってけどね。バウムなら、近所のファミマで帰るしね。ファミマの無印のアイテムを見るとホッとします。

 テナントの中を歩いて進む。就職・進学シーズンのためか、混在しているように思える。迷子のお知らせのアナウスを聞いた。かなりひさしぶりだ。僕は子供のころ、東急デパートで迷子になったことがあります。ひとりでインフォメーションに歩いた行った記憶がある。

 泣かなかったよ。それは偉いというより、もう結構な歳だったような気がする。小学生くらいか。当時は携帯などありませんから、はぐれたらアナウスしてもらうしか手段がなかった。迷子、というより、場内アナウスの依頼をしにいったのだ。そういうことにしておこう。最近泣いてないなぁ。泣きたいとは多いのに。

 ティム・バートンの新作は、「不思議の国のアリス」がテーマだろいう。ジョニー・デップ主演で、なかなか楽しみ。そのPR用のセットをアピアでみかけた。

 ファンタジーは嘘の世界。嘘は、キレイということはない。そんな感じが出てればいいな。

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ブラックユーモアは生き残れるか?

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Film Rview「デス・トゥ・スムーチ」(2002)

 あらすじ。子供向けTV番組の大スターだったランドルフ(ロビン・ウィリアムス)は、裏であくどい取引をしていたため、逮捕される。困ったTV番組担当者のノラ(キャサリン・ターナー)は、ランドルフとは逆に、潔癖なスムーチー(エドワード・ノートン)に声をかけ、彼の番組はヒットするが、ランドルフを彼の失脚を狙って陰謀をたくらむ…

 子供番組で、歌ったり、踊ったりするシーンは多いものの、内容は完全に大人向けのブラックユーモア。なので、子供と一緒に楽しめる種類の作品ではないのに注意。大人が見てもかなり危ない感じがする。

 ヒロインがキャサリン・ターナというも、かなり大人むけ。元子供番組のおっかけという設定もニヤリとする。主役はエドワード・ノートン。子供向け番組を舞台にしながら、とっても大人な世界を描く、それが監督のねらいだろう。

 なので、作品は、善と悪、という単純な構成にはなっていなくて、外見よりずっとアート的な作品だと思う。そのためか、ラストを迎えてもスッキリ感はほとんどない。なので、どこが楽しいの?という感想もあるだろう。

 この作品の魅力は起承転結より、個々のシーンのおもしさだと思う。だから、観る姿勢としては、話の展開を追うより、個々のシーンを楽しみたい。と、擁護しつつ、自分は楽しかったと聞かれれば、まぁまぁかなぁ、という感じ。

 僕はエドワード・ノートンは好きな俳優なので評価は辛めかもしれない。彼の出演作品にしては、まあまあかな。ノートンのキャラクターとしては、新しい境地をみせてくれたけど、ただ新しいだけで、彼の新たな魅力を引き出すまでは到達はしてないと感じた。ノートンは器用だなぁ、とは思ったけど。

 大きな予算がかかっている作品にしては、エンターテイメントとしては弱いし、アート系作品にしては、舞台のメジャー感が強すぎる、と辛口気味に書きつつ、今の社会を舞台にしつつ独自のブラックユーモアに包まれた「世界観」は、なかなか見どころだとは思った。

 

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孤独な行動、ロマンスあり

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FilmReview 「コンドル」 (1975)

 普通な主役が孤立無援、という状況は映画として魅力的。

 あらすじは、事務仕事のCIA職員の主人公(レッドフォード)が、ちょいと買物をしている間に、自分のいる支局の職員が全員殺されてしまう。あわてるレッドフォード、街に逃げ出す。公衆電話で本部に連絡をするも、どうも当てにならない感じ。お迎えがきたと思えば、殺されかける。なぜ?苛立つ主人公と、命を狙う殺し屋。どうすればいいのか…。

 主人公は、CIAといっても、暴力とは無縁という設定がいい。そこに観る側は感情移入ができる。道中、見知らぬカメラマン女性宅に拳銃で脅して転がり込む。最初は、嫌々だった彼女も、いつのまにかラブロマンス。このあたりは、都合良すぎなんだけど、ヒロインが美しいから許したい。プロ暗殺者と対等に戦えるのも、ぎごちないアクションに説得力があって、あんまり不自然な感じはしない。

 孤独感、ロマンス、プロ暗殺者の不気味な雰囲気もタップリみせてくれて、サスペンスとして、バランスの良い作品だと思う。古い作品なんで、今の時代の映画に比べれば、スローな感じだし、テーマも普通なんだけど、その分、映像にせかされない落ち着いた雰囲気があっていいね。

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