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ヤル気の無さは免許制

Hs DVD REVIEW
「ハリウッド的殺人事件」(2003年・アメリカ)

 ヤル気のない邦題だと思った。観たら内容もヤル気少なめの映画だった。人生においてヤル気の少なさは必要。積極的なヤル気の無さ、前向きなヤル気の無さ、勝気なヤル気の無さ、ポジティブなヤル気の無さ、それらは僕は必要だと思っている。大切なのはその方向性、タイミング、そして結果なのだ。
 ハリソン・フォードという、ベテラン俳優とジョシュ・ハートネットという今ふうの人気俳優が、ヤル気のない刑事を演じている。その格好の悪さはリアルだし、それでも結果を出すのもまたリアル。ヤル気の無さの中に時々みせるヤル気がとってもシャープで魅力的。そこにはヤル気のなさのライセンスが認められる。ヤル気の無さは免許制なのだ。無免許はいけない。試験官は自分自身。


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Exhibition Repo. 2007.10.27「森の雫 渋谷俊彦 個展」

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ごちゃついたテーブル

Rimg0071FREE 紅茶の時間

 ファブカフェで、グッドナイド・ハーブを頼む。シグ3で少しメールのテキスト打ちをする。返信の内容を考える。その合間に、お店に置いてあったフリーペーパーを読んでみる。ほどなく紅茶が届く。ポットの紅茶を濾しながら、カップに注いでいく。ポットの紅茶はたっぷりあるので、しばらく時間を過ごす。

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Event 2007.12.4「フレンチイベント サヴァサヴァフレンチ」

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Exhibition 2007.10.13「モデラーズクラブ アームズメーカー模型作品展 イン 大通」

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ヒーローの不在・存在

44 DVD REVIEW
「44ミニッツ」( 2004年・アメリカ)

 よく映画でパトカーがたくさん集まったものの、無力な警官隊のシーンが出てくる。犯人を包囲したがいいが、まったく効果がなく歯ぎしりする警官達。そこにヒーローが登場して、超人的な活躍で解決する訳だ。本作はそのヒーローが最後まで登場しない作品である。
 実際にロサンゼルスであった銀行襲撃の事件の映画。犯人の完全武装の2人組は早々に人質を放棄し、取り囲んだ警官等の正面から対決し脱出しようとする。                       犯人のパトカーのドアもぶち抜くAK47ライフル。全身に防弾アーマー(足にまで!)を身に付けた犯人は、警官の発砲が当たってもまったく平気。しかし、なんとかして犯人の逃走を食い止めないといけない。そんな悪夢の44分間が本作。
 ここで描かれる警官達の人物像は決してカッコ良くはない。泥臭く、右往左往している。しかし、立ち向かう、その姿が素晴らしい。観終わった後にわかる。ヒーローは不在ではない。警官全員がヒーローなのだ。

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狭いところ

Pb DVD REVIEW「フォンブース」(2003年・アメリカ)

 狭い舞台のサスペンスが好き。逃げ場の無いスリル。ビルの中とか、飛行機の中とか、列車とか。その中で本作の舞台である電話ボックスは、かなり狭い舞台のスリルがある。
 主人公はニューヨーク繁華街での電話ボックスの中で謎の狙撃者に狙われ、出られない。ボックスの電話から主人公の罪について話す狙撃手。狙撃手は消音装置付きのライフルで狙っているので、試し撃ちをしても主人公以外は誰も気づかない。
 もちろん、主人公は助けを求めたら狙撃される。そのうち電話ボックスに並ぶガラの悪い売春婦達が主人公に「早く電話を終わらせな!」とせかしてくる…主役のコリン・ファレルは、カッコ良いし、若くチャラチャラした落ち着きのない人物を演じていてなかなか良かった。


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Fine Time31のお知らせ

Fine Time31のお知らせ

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クリエイティヴに興味のある方の交流会

2007年10月27日(土)18:00ー
SOSO CAFE

料金:自分の飲食分だけ。来店時に注文をお願いします。

FineTimeは、アートやクリエイティヴに興味のある方が気軽に自己紹介したり、お話をする場にしたいと思っています。プロ、アマ問いません。鑑賞するのが好きだという方も歓迎いたします。どなたでもご自分の飲食費のみで参加できます。

●芸術の秋ございます。創作活動の良い刺激に参加してみませんか。

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無印・有印

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FREE TALK
ルイ・ヴィトンなどまったく無縁で無印な生活をしている僕ですが、この広告はなかなかいいですね。いくつか他の人でバリエーションがあって、これは写真としては一番地味なんだけど、なにか強い意志を感じる写真。無関心な僕も興味を魅かれた訳です。ベルリンの壁とゴルバチョフ。このふたつは、今の時代でも十分新鮮で刺激的なのはなぜだろう。

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マグネット22ラフ・チェック in Cafe

M1_3








FREE
MAGNET22 meeting in Cafe

「マグネット」22号の特集ページのラフができたのでADとチェックをする。P2−P3の写真の組み合わせはもう一度変更することにする。また、表紙案の微調整、インタビューのアー写に重ねるタイトルのサイズ変更等について話す。灰皿のタバコは一本だけど、これは交換したから。僕はココア、ADは紅茶。

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フルーツパフェ サンローゼ

Rimg0069Parfait パフェ思考 
「フルーツパフェ サンローゼ パセオ店」


 パフェが好きです。ちょくちょく頼む。パフェをオーダーする時は、お茶は頼まない。パフェのみをオーダーする。現代においてパフェを2種類に大別できる。ひとつは、まさにパフェ専用容器という優雅な曲線の容器に入ったパフェ。クラシック系。もう、ひとつはパイレックスの容器等に入ったオシャレ・カフェ系。どちらも好き。ただ、食べやすさでは後者。今回は札幌のカフェの基本「サンローゼ」でのフルーツパフェ。パフェもまさに基本形。

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「TIME IS ART INDIGO+」

In1_2 EXBITION REPORT
「TIME IS ART INDIGO+」
2007年10月1日(日)〜10月14日(日)
会場:SOSO CAFE(札幌市中央区南1西13)

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職人の仕事

Pd DVD REVIEW
「プレデター」(1987年・アメリカ)

 最近、結構おもしろい、と聞いて「エイリアンvsプレデター」を観た。たしかに悪くなかった。そのレビューは後日として、僕は「エイリアン」シリーズは全部観ているだけど、実はオリジナルの「プレデター」観たことが無かった。今さらながら観てみました。 
 劇場公開当時から、存在は知っていましたが「シュワルツネッガーが暴れまくってる映画なんだろうなぁ」と思ってパスしてました。

 これがかなりおもしろかった。内容はシュワルツネッガーは特殊部隊のリーダー。ある地帯での要人の救出作戦をオファーされるが、その真相は…そんな感じで前半はSFというより秘密工作軍事アクションみたいで、ゲリラ=悪人という、今ではどうかと思う図式ですがゲリラ村の襲撃シーンは見応えタップリのCG無しの銃撃戦が楽しめる。
 アサルトライフルから、サブマシンガン、グレネードランチャーから、ガトリングガンまでなんでもあり。部下のキャラも、それぞれ立っており演出のうまさを感じる。 

後半が、日が暮れてプレデターとの一対一の息をひそめた地味な戦い。前半とのコントラストが実にうまい。ずっと銃撃戦じゃ飽きるもんね。

 ハンター宇宙人=プレデター、という設定をSF的な観点ではなく、あくまで現代の軍隊が遭遇したら、という観点で描いているのがいい。全体の雰囲気は大まじめに男視点でストイック。でも、アクションになると見せ場はサービス満点、という職人的な仕事を観せてもらった。

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甘さを包むデザイン

SmDRINK
DyDo simply design coffee [cafe-au-lait]

JR札幌駅下、アピアにあるローソンにてふと見かけて買ってしまう。

 白をベースにしたペットボトルとは珍しい。商品名はクレジットのように真ん中より下に小さく表記されている。商品名の表記が小さいのは賛否両論か。それに最初、この商品名は商品名にそえたコピーだと思った。 
 他商品と陳列されているとより存在感が協調される。光沢じゃなくてマットな感じもいい。
 カフェオレなんで心構えはしていたけど、それにしても甘い。今、こういったコンビニ売りの飲料で無糖のカフェオレも出てるから、ぜひ無糖ヴァージョンも所望。このストイックなデザインには甘さ控えめなイメージだった。それか、キャップのあたりがガムシロップになっていて、お好みに甘さ調整できればいいな。

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生きる理由

Is DVD REVIEW
「イノセンス」( 2004年 日本)

 今さらですがやっと観ました。賛否両論のなのかな。
僕は「賛」です。前作も好きですが比べるなら「イノセンス」のほうが好き。前作よりずっと丁寧に作っているよう気がする。

 話はロボットの暴走の話しで、それ自体にそんなに深みのある話しでもないのだけど、アクションとドラマのバランスも良い。アクション以外もCGを駆使して作り込まれたシーンも映像的な見応えタップリだ。人形の造形・美術のセンスもオリジナリティがあると思う。

 この映画は「失恋状態の孤独な男、バトーの話」とすれば本作は納得できると思うな。ラスト、同僚の家族のシーンが出てくるけどバトーの傍にも「彼女」がいるというロマンチズムが良かった。人ってそんな想いだけで、生きる理由になるではないか。

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フレンチ・アクションの魅力

Bl DVD REVIEW 「ブルー・レクイエム」(フランス・2005年)

 復讐をテーマにした作品。フランスのアクション映画というのは珍しい。アメリカの作品と比べながら観るのも楽しいと思う。

 舞台の警備会社は、年寄りが多く、みんな仕事もヤル気がない。いざという時に頑張る訳でもなく、愛すべきダメさでもない。こういう殺伐さってアメリカ映画ではあまり観ないような気がした。

 日常のドラマ・パートは妙に長く、主人公が出会う女性との関係も薄い。要するにメリハリがない。主人公の状況もわかりにくい。

 主人公は復讐の意味の無さに薄々感づいている。でも、それしかない。「復讐に燃える」というより「復讐しかない」男。娯楽映画としてユーモアの気配りもあるし、なにげないシーンも印象に残る。退屈はしなかった。アート映画ではないけど、わかりやすさより、アーティステックな撮り方に時にこだわるのは、フランス映画だなと思った。

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肉体・プラトニック

Cm DRINK
「クールミントサイダー」 サントリー

炭酸飲料を飲みたいときはノドがかわいた時。暑かったり、外食の味が濃かったり、スナックお菓子などをバリバリ食べた時。肉体の要求。

 対して、コーヒーは気分で飲む。炭酸飲料が肉体関係ならコーヒーはプラトニック。僕はひとりカフェでは炭酸飲料を頼むこと少ない。コーヒーや炭酸のないソフトドリンク。その行為はプラトニック。相手がいる場合はお茶を除けば炭酸を頼む確立が高い…。人といる時は肉体と精神の両方が必要なのか。僕の飲み物に対する思想の手がかり。

 ロッテとサントリーのコラボという「クールミントサイダー」。ミントの香りが特徴的で、すっきりとした味わいで飲みやすい。炭酸は弱めかな。イメージは肉体関係とプラトニックの揺らぎ。その揺らぎは正直、心の不安定感を生むものなんだけど、時にはそれも気分転換になる。僕はペットボトルを一気飲みするのはツライ。スーパーで60円くらいで売られるミニ缶でリリースしてくれると嬉しい。

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顔について

Sn DVD REVIEW
「スナイパー」( 2002年・アメリカ)

 「顔」の作品。主演のウェズリー・スナイプスにはアクションはまったくなし。ビルの一室に潜むスナイパーの役。元CIA秘密工作員。娘の死をキッカケにある行動に走る。 
 ドラマはほぼ電話のやりとりのみで展開されていく。スナイプスは電話口で、時には不敵に、時には悲しく、表情を変えていく。表情の変化が絶妙で、まさに独り舞台ともいえる。良い顔である。「顔」こそが本作の魅力であり、スナイプスがただのアクション俳優でないことがわかる。

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銃撃アクション好きなんです。

Rv DVD REVIEW
「リベリオン」(2002年・アメリカ)

 

本作の見どころは「ガン=カタ」(GUN=KATA)と呼ばれる、主人公が使う一種の武術のようなアクション。銃を格闘技のように使う。相手方の動きを予測し、もっとも効率的な攻撃を加える技術ということらしい。

 この「ガン=カタ」シーンが新しくて、おもしろい。見せ場は良い配分で用意されていて、それぞれシチューエーションの違う形で見せてくれるので飽きさせない。カッコいい。

 正直、アクション以外の部分はかなり薄味だし、監督もあんまり力を入れている様子はない。舞台設定は「1984」を思わせる管理社会ものだけど、原作や映画を見ることなくアップルの初代マックCMを見て作ったような感じ。まぁ、そのあたりは深く考えさせないで、アクションを全面に出した理屈ぬきで楽しめる作品になっている。おもしろかった。

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読書とチーズケーキ

SsCAFE
「SUNSET STREET33」
   

10月6日(土)午後。写真関係の機材を見たくてヨドバシの2階のコーナーに行った。週末のため混雑はしていたが、カメラの機材のコーナーは人はいなかった。気のせいかひんやりとした空調の強さを感じた。

 通路が狭くなっている現像機材のあたりで、青い制服のガードマンとすれちがった。結局、目当てのものはみつからず、後でネットで探してみようと思った。

 1階でiPod touchを少しさわってみた。店を出てお茶を飲みたいなと思った。JR札幌駅周辺で混雑していそうだったので、大通まで行くことにした。結果的にすすきの駅で降りた。少し歩きまわった。ひさびさにSUNSET STREET33に行くことにした。
 店内にはお客はいなかった。一番右端の席に座った。メニューを見てケーキセットにした。ブレンドとレアチーズケーキを頼んで、本を読んだ。合間にタバコを3本吸った。メールの返事をひとつ書いた。1時間ちょっと居ただろうか。店を出る時には、お客さんは3〜4組になっていた。ハンズでA4サイズぐらいのアクリル板を買って帰宅した。

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心が折れる

Rz DVD REVIEW
「乱歩地獄」 ( 2005年・日本)







 僕は気が弱い。心が折れる。折れると直す。心はガムテープのようなものでつがれていく。それを特に不幸だと思ってなくて「ダメだね」とひとり呟く。前に進まないといけない。立ち止まる暇はないのだ。

 気弱が、繊細であって、ある種僕のアーティステックな部分と親密な関係になってくれればいいのだけど、そういうことは全然無い。気が強くなっても自分が作るものは変らないと思う。そんな「ダメ小心」の僕が愛読したのは江戸川乱歩の短編。どの作品もダメダメな感じの人物が、おとなしく暴走する作風に、どれだけ励まされたか。

 乱歩の作品を映画にすると舞台の昭和のモダニズムや、登場人物でお金に困ってるような人が出てこないので、ある種オシャレな撮り方をされる。本作も原作に対して大きなアレンジがされている。アレンジは別にいいのだけど、どうも主人公が強気なのがいただけない。美学にも、もっとダメな感じが欲しかった。乱歩を映像にした時、もっとダメ美学と小心を希望する。

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「中島公園紅葉ライトアップ」

A_2

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現実にも保証はない。

Ts_2 BOOK REVIEW
「高い城の男」/フィリップ K.ディック

 


 
 
 ディックの代表作のひとつ。1962年の作品。舞台は日本、ドイツが勝利した第二次世界大戦後の世界。ドイツは宇宙ロケットを開発し火星への進出も計画。

 仮想戦記SFのような設定だが、本作には「戦記」はまったく出てこない。登場人物達は、白人の古美術商や、日本の通商高官、アクセサリーの職人、カップルなど、戦争にもアクションにも遠い人物達の日常が描かれる。あまりにも淡々としていて、読んでるいるうちにSFというのを忘れてしまうくらい。

 文章も平易で、変に力が入っていないのが逆にリアル。淡々とした話の中に巧みに「事実」と「虚構」(別の現実?)というテーマが、さまざまなシーンで形や状況を変えて読者の目の前に提示されていく。たしかにそうだ。ひとつの事実には予想されたいくつかの結果があったに違いない。別の選択肢の結果があったかもしれないのだ。読みながらいろいろ考えてしまう。読み終えた後も考える。しばらくたつと、また最初から読みたくなる。そんな作品。

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メモの友達

Pen Stationary
ボールペン TOMBOW Pfit

 僕はロディアの一番小さいメモ帳を使っている。カヴァーは革ではなくて、メッシュなデザインのビニール製。

 革のほうが雰囲気はあるけど厚くなりすぎる。ズボンのポケットに入れているので少しでも薄いほうが良い。

 これのペンフォルダーには、ステッドラーの多機能ペン、avant-garde light(アバンギャルド・ライト)をつけていた。この筆記具自体は、コンパクトで、金属のデザインの質感が良く、シャープと黒・赤ボールペンという、大変機能的で素晴らしい。だが身に付ける筆記具としては多少重い。それに用途は走り書きのメモだから黒のボールペンだけでいい。

 そこで、買ったのがこのトンボのPFit。全長9センチほどで、小さいしプラスチック製で軽い。クリップ部分が6センチと大きいのが特徴で、どこにでもしっかりクリップできる。その特徴をうまくデザイン全体に生かしており、ちよっと風変わりだけど雰囲気のあるモダンなデザインになっている。クリップと本体が2トーンになっていて、いくつかカラーバリエーションモデルがある。握る部分がラバーになっていたり、ストラップ用の穴があったりと実用的な工夫も光る。ジャケットやバッグの中に放り込んでおくのにも便利なペン。


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壊れてますか?

Lm DVD REVIEW
レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」( 2003年アメリカ)

 主演はバンデラスのハズなんだけど、冒頭のシーンからしてジョニー・デップが実に良い。それ以降も印象に残るのは、バンデランスでも、ウィリアム・デフォーでも、ミッキー・ロークでもなくデップ。ほとんど主人公。ラストのほうにも見せ場は多い。これは意外で、一番メンツの中でこの作品の世界観に馴染まないようなキャラクタ一だと思ったら一番番目立つ感じに仕上がっている。

 壊れている人間が多数登場する。デップが外見的には一番マトモで、非常に都会的なんだけど性格の壊れかたがかなり楽しい。壊れた中にユーモアがあるのが魅力。

 思ったより銃撃戦よりも、それぞれの人物のドラマのほうが印象に残る。ただ、それもシーンの雰囲気が良いのであって、全体のストーリーはわかりににくくキチンとしたものではない。でも、いいのだ。起承転結を楽しむ作品じゃない。僕、本作のデップが一番好きだなぁ。

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17年前だとは!

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CD REVIEW
THE TRANSFORMER REMIX WORKS BY YUKIHIRO FUKUTOMI(2007)

 DJ・サウンドクリエイターである福富幸宏。そのリミックス仕事のベスト盤。

 福富幸宏のリミックスの何が好きかといえば、主役である原曲の半歩後ろを静かに歩くような品の良さ。上品な音の組み方、冗長さ・余計な饒舌さが見当たらない。完成度の高いグラフィック・デザインのようだ。

 その魅力が2枚組計2時間以上たっぷり楽しめる。普通、リミックスものをそれだけ聴くとお腹いっぱいだが、本作はまたリピートしたくなる。消化の良い小皿料理。もちろん原曲の持つスピード感、高揚感はあり。決して薄味になっている訳ではありません。それにしても、フリッパーズ・ギターのリミックスが17年前の仕事だとは!時の経過を感じるなぁ。

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冷蔵庫の世界

Rz FREE
ホワイドボードは冷蔵庫へ向かう。

 



 残念だ。以前、A4サイズのホワイトボードを買ったと書いた。仕事の活用のため。でも、どうもうまくいかない。行動リストは専用のメモがあるし、緊急なものは大型のポストイットに書いて、ディスプレイに張っておいたほうが便利で持ち出しも簡単。A4というサイズだとキメ細いプランを書くのも狭いし、書いたところで、改めてノートやパソコンを使って転写が無駄な感じ。ということで、アッサリとこのボードは撤退。人間、決断の早さが大切なのだ。ウォーホールも言っている、「インテリジェンスとは次々に意見を変えれること」と。

 そこで、今はこのA4ホワイドボードは自宅の冷蔵庫のドアにつけている。裏面が磁石なのでくっつく。ボードに冷蔵庫の中身の在庫状況と、賞味期限のメモを書く。これが結構便利で、それを見てメニューを考えたり、古いものを処理したり、いちいち冷蔵庫の中身もチェックしないで済む。キャベツがないと思って買ったら、まだあったという悲劇も防げる。キャベツ一玉の消費は大変難しい。いただきものを大切に冷凍していたら、もう食べれなくなっていた、という大悲劇も防げる。「いやーおいしかったですよ」と嘘はつきたくない。

 賞味期限を見るたびに、時間の経過の早さを感じる。「えっ、これは2〜3日前に買ったばかりでは」と思うが、よく考えると10日は経過していたり。一週間だと思っていたら、一ヶ月経っていたり。一ヶ月と思ったら半年経過していたり。ひとり自宅にて、冷蔵庫の照明に照らされながら、しゃがんで賞味期限を確認することは「時」を確認することなのだ。過去には腐敗しかない。考えるのは未来。冷蔵庫のインナースペースは時間への思考の手助けをしてくれる。

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