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09.12.23-12.27「2009 iromi展『 iromi humming 』」

[ 2009 iromi展『 iromi humming 』]

期 日:2009年12月23日(水)ー27日(日)
会 場:ほくせんギャラリーivory(南2西2) 


I0_2  iromiとは、札幌で画家、イラストレーター、デザイナーで活躍する、川口 慧高橋 定大野上 真由美の3人による2008年に結成されたアートチーム(08年の展示の様子)。その第2回目のエキシビションが開催された。

 今回の展示コンセプトは「 Iromi Humming」という「架空の人物の部屋を作る」という実験的な試み。部屋というプライベートな空間を作ることをテーマに参加作家は自分の作品を作り出していた。作品は、平面・立体・映像などで25点展示されていた。

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▲ メイン会場全景。床面にある布団も川口 慧の作品「Birds」。

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▲ 川口 慧の作品「Edinburgh」。スコットランドの国旗を背景にタータンを使っている。  Ic
▲ 「Iromi humming」 Id
▲ 野上 真由美の作品「たかいたかい」。 Ie
▲ 別室にてプロジェクター展示された高橋 定大による映像作品。カメラがPCに接続され人の動きにあわせて映像が反応するイントラクティブな内容。 




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09.12.23〜12.27「JAGDA日めくりカレンダー 「(^_^)365(O_O) 展」in札幌」

[ JAGDA日めくりカレンダー 「(^_^)365(O_O) 展」in 札幌 ]
期 日:2009年12月23日(水)〜27日(日)
場 所:コンチネンタルギャラリー(南1条西11)

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 JAGDA(社団法人日本グラフィックデザイナー協会)は、日本で唯一のグラフィックデザイナーの全国組織。会員数は約2,700名。

 その活動は、年鑑の発行・展覧会等のデザイン関係のイベント開催・会員の権利保全や福利厚生など幅広い。  

 最新プロジェクトのひとつとしてJAGDAとハイデルベルグ・ジャパン株式会社は、2010年の日めくりカレンダー「(^_^)365(O_O)」(ハローサンロクゴ)を制作・発売中である。  

 これは全国で活躍するグラフィックデザイナー365人が、1人1日ずつデザインを担当している。特筆すべきは、紙や印刷技法も最新の技術によって異なる点。15種類の最先端印刷技術(ワイドカラー、モノグラム、高輝度シルバー、UVコート、パールなどなど)と11種の用紙が使用されている。

 また、本カレンダーを素材として、デジタルサイネージ(電子看板)やモバイルツール(iPhoneなど)への展開も予定されている。 また、専用ウェブサイトも用意され、2010年1月1日より実際の日にちに合わせて毎日1枚ずつ新しい作品を見ることができる「カレンダーギャラリー」の開設やスクリーンセーバーのダウンロードもできるようになる。  

 リアルな場所の展開としてカレンダーのエキシビションとトークショーも全国で開催。札幌市内のギャラリーでも展示が開催された。以下、その様子とカレンダーの現物について紹介しよう。

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▲会場後方からの全景。スペースをフルに活用した大規模な展示となった。別室ではプロジェクターや、パーソナルコンピューターを使用した展示も見られた。

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▲ 参加デザイナーの作品とプロフィールが展示されている。 

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▲ 各作品に使用された印刷技術についての紹介。 

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▲ カレンダー現物の表紙。A5サイズでリング製本。ズッシリと手応えのある存在感のある仕上がり。インテリアとしてのオブジェにもよさそう。カレンダーであり、同時にデザイン作品集としてとっておきたい。

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▲ カレンダーを開いたところ。現役デザイナーによる自由な発想。そして、同時に最新の印刷技術を駆使した本カレンダーはクリエイティブの現場にぜひそろえておきたい一冊だ。

● 2010年の日めくりカレンダー「(^_^)365(O_O)」(ハローサンロクゴ)
A5変形/リング製本/3,650円(税込)・発売中。
JAGDAのONLINE SHOPにて購入可能。
http://shop.jagda.org/




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嫌がらせ屋人生

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FILM REVIEW                                     「パシフィックハイツ」(1991)

 あらすじ★若夫婦が少し無理をして、屋敷を買う。借金返済のため空部屋を貸すことにする。部屋を強引に借りた男はとんでもない間借人だった。巧みに法律の権利を楯に出ていこうとせず、いやがらせをずっと行なう。

 監督が「真夜中のカーボーイ」の人とわかると、相当なベテランだと思う。それを知ると映画の流れに納得できる。キャラやストーリー設定について、とてもオーソドックスに進む。誰が観てもわかりやすい作品になってます。

 難をいえば、わかりやすくキチンと娯楽性のある分、展開にはやや無理のある点がありますが、そこは「映画だから」と片づけましょう。そんな気分で観られる作品があってもいい。細かい点に気にせず楽しくいこう。

 あと、良くも悪くもファッショナブルな要素はない。ないならその分映画のストーリーに集中できるので悪くないし、作品の普遍性を保つことができる。本作は18年前の上映ですが「昔だなぁ」と感じさせず、古さがマイナスになってない。

 平坦ともいえる作品舞台を大きく支えるのが悪役のマイケル・キートン。本作のすべてはこの悪役のためにある。殺人鬼とかではなくて、ひたすら大家に嫌がらせをする間借人というのが、観る側に身近に感じさせて、心を大きく揺さぶる。若夫婦側に感情移入してイライラさせてくれます。

 最初にも書いたとおり、展開からオチまでにはやや無理がある。だけど、マイケル・キートンの扮する「嫌がらせ屋人生」というのは単なる非現実なモンスターではなくて、ひとつの実在しうるキャラクターとして人間臭く描かれるのは興味深い。

 彼にとって「嫌がらせ」というのは「娯楽」ではなく「生き方」というのが作品から伝わってくる。それはリアルに怖い。オーバーな存在として描かれているが、誰もが持っているかもしれない、理屈や常識では計れない「心の闇」をテーマにした作品ではないだろうか。

 

 


 

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イブといえばシュトーレンとDVD

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 クリスマスイブ。予定をたてよう。

 今年もシュトーレンを買おうか。昨年の今ごろ、近所にデニュシュがおいしいお店があってよく買っていた。

 いろいろなパンがあるのだけど、デニュシュだけがお気に入りだったのだ。

 ところが、よこのほうにシュトーレンがあったのだ。日もちするというのを知って、ホールで買った。ドイツの砂糖をふんだんに使ったケーキ。パウンドケーキみたいな感じ。一般的なクリスマスケーキのようにクリーム等はないから、たしかに日もちをしそう。

 シュトーレンのホールの入ったケーキ箱を持って家に帰った。一応、冷蔵庫に入れておいた。イブの日、いつものように簡単な食事をすませて、DVDを選んで、ケーキを用意し、ネット通販で買ったコーヒーをいれようか。  

 イブに楽しむDVDは「右側に気をつけろ」にしようかと思ったけど、イブには騒々しい感じがしたので、「フォーエヴァー・モーツアルト」にしよう。

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夕食とパジャママン

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 一人で外食。次のスケジュールもあり、という状況だと丼ものが多いです。

 写真はパルコ近くの某店のかきあげ丼。天丼より高いのはオーダー前は謎。現物が目の前に置かれて納得なボリュームでありました。特殊レンズを使ってるみいな写りだね。でも、普通のコンデジです。

18時前であったため、お客さんもまばら。カウンター席には僕しかいなかった。僕は多分、1日1食くらいでも大丈夫な気がするのだけど、朝食・昼食・21時前に夕食というのを心がけています。これは人によって違うと思うのだけど、僕はこのリズムが調子がいいようです。

 夕食というのは油断すると、後ろにどんどん下がってしまうので、多少せわしなくても早めにとるようにしています。

 なんといっても、僕は21時を過ぎるとパジャマンマンに変身しなければならないのだ。そうそう、最近お店に行くと注目するのがパジャマ。前がボタンで、少し厚めのものが好きです。寒がりなものですから。今日はいつ、パジャマが着れるかな。

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内面の戦争

Esjpg_3  FilmReview             「勇者たちの戦場」(2006年)

 内面が気になる。昔よりずっと。

 イラクに派兵された兵士たちが帰国。戦いのない国へ帰った彼らの精神的に苦しみを描いた作品。

 上記のあらすじのとおりなので、戦争アクションを期待してはいけない。メインの舞台は帰国後のアメリカである。しかし、冒頭に現地での戦いの場面があって、短いけどヒリヒリとした緊張感があって観ごたえがある。

 戦争体験というのは、僕には想像できない世界であるけど、それを体験した以降の通常の社会に戻る難しさ、というのはわかるような気がする。

 全編、彼らの苦悩が描かれていて、非常に途方にくれてしまう作品。だけど、戦争の及ぼす精神への影響というのを考えさせる。その影響について、アート的に抽象的ではなく、就職事情や、家族との関係、恋愛などふつうの人々の視点でリアル描かれるのが切実。ただ、希望の光もみせてはくれる。

 サミュエル・L・ジャクソンはこういった作品では抑制的で良い演技を見せる。それは予想とおりの良さ。ジェシカ・ピールは、僕にとって想定外にいい役やってます。

 

 

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時間を消化していく行為。

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 ここはどこなのだろうか?バスを降りた瞬間わからなくなった。

 長距離のバスの移動は、慣れていても疲れるものである。ぼんやりとする。

 バスの乗るのは3時間を超えるとかなりつらい。バスの中での過ごし方を考察すると、まず、第一に「寝る」。これはベストかもしれない。どこでも寝れるよ、という方には、検討することなくお勧めする。僕はベッドの中だと寝つきいいのだけど、バスの場合はイマイチな場合が多い。

 次は「聴く」。iPodが長距離バスの過ごし方に与えた影響は大きい。バスの滞在時間にフルに対応可能な「聴くもの」をクイックにそして、コンパクトに用意できる。音楽はもちろん、ポッドキャストをもいいと思う。エンターティメントもいいし、学術的なものも悪くない。フリーで結構おもしろいものもある。また、アナクロだけどラジオもいいアイディア。でも、電波状態が悪い場合があるので路線によって注意。

 3番目は「映画」。これは僕の場合ノートパソコンを持ち歩いている時に行なう。パソコン内蔵のDVDプレイヤーで映画を観るのだ。音は当然、ヘッドフォンをつける。ベストな鑑賞環境とはいえないが、10分もたてば慣れて映画の世界を楽しめる。ただし、隣の席に人がいると迷惑な感じなのでやらないことにしている。

 4番目は「本」。読書である。文庫本がいいだろう。コンパクトだし、用意も簡単なのだけど、乗りもの酔いになることがある。それさえなければ、シンプルでかなり実用的なバスでの過ごし方といえる。日頃できてない読書の時間として、有意義な過ごしかただと感じる。ただし、夜間バスだと照明が暗くて読みづらいことがあるのが注意。

 4が最後だと縁起が悪いから、5番目も作っておこうか。それは「思考」すること。プランニングである。これも、人による。僕はノートなり、PCがないとうまく考えることができない。バスの中で、書き物をするのは、予想より難しい。PCの操作もそうだ。ほか資料とかの参照も必要なので、僕は苦手かな。

 バスに限らず限られた環境で、できることを考える、というのもなかなか人生において大切なことだと思う。

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待つことのシーン。

M 21時すぎ。迎えまでやや時間があり、待つことにした。構内でも寒かったので、なるべく暖かい場所、と思い待合室に入る。

 中には2組ほどの先客がいた。入ってすぐ右手に紙コップ式の自動販売機があった。ノドが渇いていたので、飲み物を買うことにする。お茶という気分ではなかったので、少し迷ってメロンソーダにする。

 お金を入れてボタンを押す。紙コップに注がれ、完了の赤いランプがつく。飲んでみて後悔。シロップは濃すぎて、炭酸は低い。ただの甘いシロップのようで残念な気分になる。

 先客の2組は、年配の男2人と若い男女。前者は、ひどく話し込んでいて、後者はポツリポツリと話をしている。その2つの会話が、待合室のなかをくるくるまわっているように感じる。そんな中で紙コップを時々口に持っていく僕。口一杯広がる甘味にうんざり。

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幸福なんて、それは大通、デパ地下。

K 人生、困ったらキッシュである。それしかない。大通。寒くてたまらない外を避けるために、地下街をフル活用する日々。まるで、地下世界の住人。

 それでも、時折寒く感じる僕は道産子ながら、生まれながらの寒がり家。「家」とつく以上、なにかを売ったりできればいいのだけど僕はあなたに与えられるものは、なにもない。

 寒いフレーズ。というのは考えたけど、その感覚はもう古いのではないかと思う。

 地下街からいけるところ、それはデパ地下。話はもどる。「デパ地下のキッシュ」研究は、最近のテーマなのである。キュシュね、結構高額商品ですからね、散財も覚悟のうえ。最近、家計簿(=散財記録)つけてるよ。

 たしかなのはこの小さな円形の中には、素晴らしい世界があり、その奥の深さには多少の財布の変動も、かまわない、ということである。キッシュひとつと、マリネを100グラム買う。それは、同時に幸福を買うことなのだ。








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光の光景、みえないような。

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 自分では光を求めて、日々生きていても、光はなかなか見えない。ないほど欲しくなる。

 光はどこなのか?そのうち光を疑い、頭は別の中身になっていく。

 気持ちはどんどん膨れあがるばかり。それは、欲望となり自分の身体は欲望ばかりになる。欲望は欲望しか作りださないから、頭の中は欲望ばかり。

 その連鎖を止めるための思考停止。頭の中に嫌な空気が流れははじめたら、僕は掃除や整理を始める。

 身の回りをキレイにすると、頭も掃除されるような気がする。きっと、そうだ。

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あんまりね。あんまりだ。

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 ほめるられると、混乱してしまいます。相手に対する礼節というのもありますから、キレイな反応をしたいのに、ややオーバーないい方ですが、言葉を失っています。なぜなんでしょう?慣れてないからかな。そうそう、慣れてないね。

 でも、そこは秘かに自分の長所もあると思います。ほめられることが主食にならない生き方、それはそれで、自分ではよかったな、と思ってます。

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09.12.07 "Into Infinity Eye/Ear Sapporo”

[ Into Infinity "Eye/Ear" Sapporo  トークイベント クリエイティブ・コモンズと創造的活動、アートコミュニティの運営について ]

日 時:2009年12月7日(月)18時00分〜
場 所:ASIL SAPPORO1F(南5西5)

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Into Infinityとは、米ネット・ラジオ局dublabが考案し、ネット時代のクリエイティブな新しい著作権の形の規定や提案を行なっているCreative Commonsが協力して行なっているアートプロジェクト。

その内容はサウンド・アーティストには8秒間のループ音源、ビジュアル・アーティストにはレコードサイズの円盤に制作したグラフィックを制作してもらいネット等で公開される。

世界中のアーティストの作品は、それを見た第三者が自由に使って、組み合わせて作品を作ることができるのが最大の魅力。これらの素材で作品を作るアプリケーションもフリーで用意されている。

札幌では、Creative Commonsとの深い関係のあるイベント、iSummitが昨年開催された経緯もあり、Into Infinityが札幌でも開催された。→本サイト関連記事 12月の第一週の週末にライブイベント等を開催され、本日トークイベントと、作品を制作するワークショップが開催された。

会場はススキノの中心部にある建設中の商業ビル、アジールサッポロ1F。イベントは終了済みだが、★作品の展示は12月13日(日)15:00 - 22:00(週末は24:00まで)まで開催されているので、お見逃しなく。

http://port.rittor-music.co.jp/sound/column/into-infinity/into-infinity-tokyo.php

I1 ▲ 会場に展示されている世界中のアーティストの円盤型の作品。
I2 ▲  当日ワークショップが開催され、実際の円盤作品の制作が行われていた。
I3 ▲ 作品はネット上で公開されている。iPhoneで活用できるアプリケーションが用意されている。
I4 ▲ 円盤作品を使用したオブジェ的な作品。販売をしない限り、誰でも作品を素材につかって自分の作品を制作できる。
I5 ▲ 円盤素材を使用してデザインされたTシャツ。そのほか、Into Infinityの円盤作品・音源素材を使用した作品が会場では展示されている。

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