« October 2009 | Main | December 2009 »

考えない、考えたくない。

Mz 抹茶ぜんざいと、ハーブティでゆったりタイム。

 時には、あんまり考えたくない。そんなことがあります。思考停止、なんてよくわれますが、僕もできれば考えないで生きていきたい。だって、考えるのは面倒臭いでしょう。考えないで楽に生きたいものです。

 僕にとって、「自主性」なんてものを特に関心のあるものでもないし、自由というのも、いったい良く捉えるか悪いかわからなくなる。不自由なほうが、居心地が良いのではないかと考えるのもしばしば。

 自分の好きなように生きる、というのはかなり大変なことだと思う。自由に道を走るより、レールがあったり、高速道路であったほうが生きやすく感じる。自分なりの指針を探すのが今の気分。

 ひさびさの抹茶アイスの味わいは、なかなか良かった。

| | TrackBack (0)

文系と理系をまとめる男気監督

IsFilmReview
「インサイダー」(1999)

  アル・パチーノは相変わらず熱いなぁ、という作品。アル・パチーノって、ハンサムという訳ではないし、暑苦しくて野暮ったい役が基本的に多い、そこがいいというか、僕のような男どもにに受ける役かなと思う。

 本作では、ジャーナリズムに命をかける文系男。対してそして、もう一人の主役がラッセル・クロウ。饒舌な、パチーノに対して、博士号を持つバリバリな理系役。寡黙。

 そんなふたりの男をまとめあげるのは、男を描いたら(多分)世界一のマイケル・マン監督。本当、男の描きぶりは見事。ちなみに、女性はまったく出番なし。ハリウッド映画で、ここまでヒロインを描かない監督って凄いなぁ、と思う。女性蔑視ということではないと思う。とにかく、この監督はノイズなしで「男」と「男」を描きたいからだと思う。

 話の流れは、先に書いた動的なパチーノと、静的なクロウのコントラストがいい。派手なシーンはないが、2人の脇を固める人物の時のは良い味を出している。ひとりで楽しみたい作品かも。

| | TrackBack (0)

巨大な売店

Nb_2

  11/20日にオープンしたニッセイビルの商業練に行ってみた。駅前通りに面している。建設中の大通から札幌駅の地下通路に連結するとのことである。

 大部分は、オフィスなのだけど、地下や1〜2階に飲食店、インテリアのお店などがある。

 最大の利用者は、このビルにオフィスのある方かしら、と考える。すると、飲み会やるか!と考えた時、ビル内のお店で足りてしまう。ゴディバがあるので、バレンタインデーはここで買わないといけないのかな、やっぱり。

 また、家具インテリアのinZONEや、北欧雑貨・家具専門店イルムスがあるので各オフィスのお祝い・ノベルティは、これらのお店で買うべきかと、他人事ながらドキドキ。お店は思ったより価格帯は手ごろだと感じました。

 これらの商業施設は、ここで働く人たちのための巨大な売店、と想像する。そうだとかなり羨ましい。でも、僕はコンビニも欲しいなぁ(写真は施設内の広場)。

| | TrackBack (0)

これは、計算づく

Aska  週1〜2度の文房具チェックで欲しいなーと思っていたASKAの計算式表示電卓。小型でリーズナブルなタイプが出たので買ってしまった。

 以前にあったタイプは小型とはいえないサイズで、価格も2000円ほどだったので、躊躇していた。仕事上、そんなに計算機をフル活用という感じでないのであんまりかさばるのはいらないの。

 机の上を少しでも広くつかうには小型なのが助かる。最近、手のひらサイズで価格も1000円ほどのタイプが出たので、機は熟したという感じでサラリと買ってみました。

 計算式が上に表示されるのは便利。カッコつきの計算も可能で、さらにカーソルを左右に動かして途中の計算式修正ができるも便利。ほかの機能としては極めて普通。デザインは上の写真の写りはイマイチだけどメタリックなボディ(裏面は白)に、シンプルな白のキーの組み合わせは個人的には好き。



| | TrackBack (0)

カフェ飯の真実!

Cg 近所のカフェで、チキンのソテーとバターライスというメニューがあって、時々猛烈に食べたくなる。日中の仕事中から、ふと、ああ食べたいな、どうしょうかな〜とやきもきする瞬間があり。頭に浮かんだ3回に一回くらいはお店に行くことにしています。それが節度というものであります。

 ひとつの皿に、たっぷりのバターライス。それにカットした鳥肉のソテーがのっかっている。皿のはじのほうには十分な量のキャベツのサラダがあって、フレンチドレッシングがかけてある。

 ワンプレート。フォークひとつで食べられる。こういうの僕好き。僕はひとりで食事をする時は、雑誌や携帯を読むのが普通の行儀悪い人なんで、片手で食べやすいメニューは助かる。食事と雑誌&携帯読み、そんなことが楽しい。

 食べ進むうちに鶏肉の肉汁が、バターライスとまざっていく。それがおいしい。また、同じくドレッシングとついたサラダとまざっていくのもまた良い味わい。
 素早く気軽に食べられ、そして美味しい。それが真のカフェ飯である。


| | TrackBack (0)

4つの車輪とそば、歩く。そして、電話。

Sb_2  お昼休みに車のタイヤ交換を頼みにディーラー行くことにした。いつも混雑する石山通を走る。

 タイヤ交換くらい自分でできたらと思うのだけど、そういったことまったくダメ。

 エンジンだって見たことがない。車を買ってから、ボンネットを開けたことは2回しかない。一度はディーラーの人と、もう一度は自分でなんとなく。感想としては…よくわかりませんでした。

 タイヤ交換は、ディーラーに車を置いてきた。夕方が明日以降とりにいく予定。近くにあったそば屋に入る。天ぷらそばが好きなんだけど、昨日お腹の調子がいまいちなんで、雑煮そばにする。お餅と鳥肉という具がいい。お餅が海苔を巻いて揚げてあるのは初めて。量は十分。ランチサービスのご飯はことわって良かった。

 帰りは歩きだから25分程度は歩くことになる。そのぐらい歩くのは嫌いじゃないけど、寒かったなぁ。手袋がないとつらい感じ。ひとりで歩くと、すぐiPodのヘッドフォンをつけるけど、今日はやめておいた。かわりにいくつか考え事をする。それだけで、結構退屈しない。あと、街の光景の注目したり。ああ、バーミヤンの後はそば屋になったのね。

 ギリな感じで仕事に戻り、1時間程度たったから、ディーラーから電話があった。なにかな、と思ったら、夏タイヤがかなり減っているので来シーズンはタイヤを買ったほうがいいということ。

 それを聞いて、夏が終わり冬が始まった気がした。新しい冬が。

 

| | TrackBack (0)

孤独、そして冷めた目。

DwFilmReview
「戦争の犬たち」(1980)

  孤独をどう付き合おう?それがわかるような作品である。孤独は良いとか悪いことではない、生き方なのではないだろうか。そんな考えが浮かぶ。

  いわゆる傭兵アクションものなんだけど、ひどく淡々としている。主人公は孤独な傭兵。その様子が必要以上必要以下でもない、ちょうどいい表現で描かれる。孤独な様子が不思議に魅力的に思える。

 ラストのアクションシーンは、それまでの静粛さを一気の打ち破る大袈裟なもの。まぁ、それはある意味豪華なオマケのようのなもの。

 そこに至るまでの、主人公の孤独な生き方が印象に残る作品だった。

| | TrackBack (0)

手帳の季節

Pen

 街はもう、ジングルベル。ひとり街を歩いて、お店の中で聞くクリスマス・ミュージックは、なかなか悲しいものがあります。

 まぁ、それはさておき、文房具コーナーは来年の手帳がずらりとならんでます。

 最近は4月始まりとか、9月や10月はじまりもあるので、通年ダイアリーをみかけます。それでも、1月始まりが最強の品揃えなのは今も変わらず。

 個人的には1月より4月のほうが自分にとってはニューイヤーな感じはするのですけどね。

 手帳というのは、綴じ手帳を使っていると、システム手帳の自由度の高さが便利に思えてくるし、システムを使っていると、綴じ手帳のピシッとしていてリングがないのが書きすいと思えてくる。小さな手帳を使っていると、大きな手帳がたくさん書けて便利に思えてくるし、大きな手帳を使っていると、ポケットに入る小さな手帳が楽だなぁ、と思えてくる。

 結局、あらゆる点をカバーしている手帳はない訳で、僕が考える手帳の活用のコツとしては、「手帳選び」より「手帳の使い方」というところに重点を置いて考えたほうがいいと思う。

 ある程度の歴史のある手帳でかつ、国産のものだったら、致命的使いづらいものはほとんどない。自分のライフスタイルに合った手帳選びは大事だけど、それと同じくらい大事なのは選んだ後の活用方法。「手帳を見る、メモをする」という習慣をこまめにできないと、結局手帳の良さを発揮することができないと思う。

 写真のペンは、トンボの「ON BOOK」という新製品。手帳用として工夫されたペンである。写真ではわかりにくいけど、このペンは全体が半月型のようなフォルムになっていて、手帳の側面か前後のカバーにひっかけて、かさばらない感じになっている。

 ペン先は使わないときは内部に収納されるようになっているで、むきだしで手帳につけてもあぶないことはない。値段は367円でリーズナブルだと思う。まぁ、高級感はないけど、子供っぽいポップな感じでもないので、さほど違和感なく使えると思います。シャープとボールペンがあります。

| | TrackBack (0)

その場の中で

Rimg0002_2 撮影というのは、その場その場の出来事。時間はあっという間に過ぎていく。リアルタイムでの判断はなかなか難しい。経験と勉強が必要だと思う。しみじみと。

 どこまで考えて、どこまで考えないか、というのが最近、気になるテーマ。以前は、考えれば考えるほといい、と思っていたらから考え足り無さについてひたすら反省していた。でも、今は考えることにもブレーカーがあったほうがいいかな、と思っている。

 そのために「どこまで考えないか?」というのを、最近よく考える。あれ、なんか変?いやいいよね? 思考というのは正常に機能していればそれはいい感じなのだけど、ただ堂々巡りのループが始まるとよろしくない。それが考えすぎの難点。

 僕は特にこのループに気をつけたい。ハマると建設的な発想ができなくなって、無駄な思考がループするだけ。ことわざの「下手の考え休むに似たり」とはうまくいったものである。つまり、人間には昔からある普遍的な問題なのかな、と思う。

 また「思考がその人を作る」とも昔からいわれることである。

 今の世の中って、考えなくても生きてはいける感じはある。でも、自分の中で健全に考えること(=思考)を作れればいい。

 最近思うのは、考えるために一旦、パソコンから離れることかな。要するにネットのことなんだけど、考える時にはネット情報にはアクセスしないで、考えをまとめていったほうがいいと思う。

 ネットで検索をつかうと、大抵の疑問に対する答えが用意されている。最終的には、それを参考にするのはもちろんありなのだけど、自分のプランのコアな部分は、自分だけの考えでまとめていったほうがいい。コアは自分で決めていかないと、ほかの部分が結果的に弱くなってしまう。

 コアは自分で納得して作ること。そのためにPCから離れて考えたほうがいい時もある。僕は字が下手なんで手書きのノートを見るのはツライのですけどね。

 


 

 

 

 

 

| | TrackBack (0)

マイナスの着ぐるみ。

Cf 日々、悪いほう悪いほうに思考がめぐるのはなぜだろうか。

 他人には「プラス思考が、いいよ」。なんていっておきながら、自分は思いっきり大マイナス思考。そのマイナス加減が、ある意味心地良い時があるから困る。

 いや、正確てはないか。マイナス思考が浮かばないことに恐怖を感じるのだ。だから身体中にマイナスオーラに包まれる。

 マイナスの着ぐるみを身につけている感じ。いつも脱ぎ捨てたいと思っているが、もはや脱ぐ方法もわからず。チャックはどこだろう?という感じ。そもそも一人で脱げるものかしら?と思ったり。

 ひとりで脱げない着ぐるみというのは、現物でも恐怖だと思う。特撮モノののなんて、ひとりで脱げない感じがする。それは凄い恐そうだけど、そこはスタッフ間に強固の信頼関係があるから、中の方も集中できるのだろう。

 僕もきっと、人の助けを借りて、時々自分の観念のマイナス着ぐるみを脱いでいると思う。でも、着ぐるみに戻ってしまうのだろう。そこがホームなんだろう。

 

| | TrackBack (0)

ダークチェリーモカ

Cm 大切なのは毎日の少しの変化だと思う。それは自分にしかできない。意識しないとできない。

 確実な少しの変化。それが積み重なって大きな変化が生まれる。未来のために今を耐える。何事もスピード社会の今はそれが逆に一番難しいことだと思う。

 午前中の予定が早く終った。ランチまで少し時間があったのでスターバックスに入ってみた。いつものようにキャラメルフラペチーノを頼もうかと思ったけど、「ダークチェリーモカ」という新製品があったので、とっさに注文した。テイクアウトの店でカウンターのメニューに新商品があると、思わず頼んでしまうことが多い。術中にハマッているのかしら。

 ジョン・ライドンがピストルズの最後のライブをやったような気分で席につく。それで「ダークチェリーモカ」を飲んでみると、不思議にうまい。ネーミングから想像しにくいかもしれないが、モカのカフェラテの中に、チェリーの味がするのだ。といってもキワモノな感じではなくマッチしていて落着いた味である。

 カップのデザインも素敵だし、今の季節にも合っている。適切な味、適切なデザイン、適切なタイミング。

 スターバックスって、最大公約数にオシャレなものを提供するのは本当にうまいと思う。それらはこれを生み出した人々の細かい変化に積み重ねではないか、とカップのデザインをみながら考える。

 最初はヒラメキかもしれない。でも、ヒラメキだけでは完成度は作れない。ディテールの積み重ねによって、絶妙なデザインバランスとなる。大切なのはディテール。それを実現するのは毎日の変化ではないか。それは、自分自身だけが可能な変化だと思う。

 


| | TrackBack (0)

SかM

KbFilm Review
「毛皮のヴィーナス」(1969・西独/伊)

 Story:主人公はリゾートホテルで滞在中の作家。隣室に来た美しいモデルを覗き見すると毛皮を使って自慰行為していた。主人公は彼女に惚れ込み奇妙な結婚生活が始まる…

 サドかマゾかというどちらか選らべ、ということになれば迷うことなくマゾだと思う。そんな事態は来て欲しくないですが…どんな事態なんでしょう?

 さてさて、本作はマゾッホ原作ということで、主人公はマゾ。ムチで叩かれて恍惚、というのが普通に映像であったりします。マゾに目覚めた理由が子供のころ、母の情事を覗いていたのを見つかり、叩かれて怒られます。でも、決して悪そうな母ではないので、叩かれた後優しくされます。その体験がマゾへの目覚めだということです。なんだか妙にリアルで納得した自分が居ました。

 ヒロインと結婚すると、自分は運転手という設定でご主人さまプレイをスタートします。一緒に旅をしてホテルの部屋でまたムチで打たれます(それをのぞくメイドもあり)。

 後半から、ヒロインと仲良くなるバイク髭男が登場して、運転手がゆえにやきもきしながら、二人の浮気を見守るのみ。あんまり、見守ったいたら髭男にブン殴られます。でも、その痛さも快感なのかしら。

 イタリアの太陽の自然光が美しい。そして、ヒロイン扮するラウラ・アントネッリがとっても健康的な美しさがあり、変質な感じがしない。また、サントラがオシャレでノリノリのポップ(あまりいいのでネットで探したら、なかなか高価みたい)。

 映像がスカッとしていて変態な内容にしては明るく、そしてまったくインテリ臭がしないので、一般の方には意味不明なテーマだし、特殊な方には物足りないし、誰にむけて作られたまったく不明な感じが奇跡。ラストもハッピーエンドなのか、なんだかわからない感がダブルの奇跡を感じた。



| | TrackBack (0)

夕食は、はやくね。

Mb 最近は、ホント夕食を遅くするのが苦手になってきました。

 以前は、21時以降だろうか、23時だろうが良かったのですが、今では21時をすぎると「夕食を食べる」というテンションが限りなく落ちていく自分がいます。自由落下状態なのです。

 不幸中の幸い?か、デザート系は大丈夫です。チーズケーキと紅茶とか。そんな訳で、この日は19時から予定があり、その後の夕食だと21時をすぎる予感。ハンズ周辺にいまして、このポイントで素早く食事!ということで、正直それほど魅力的な選択肢でもなかったのですが、モスバーガーに入りました。夕食にハンバーガーは気が進まない僕がいました。

 カウンターに並び、オーダーを聞かれたら直感で「とびきりハンバーグサンド  きのこと根菜ソテー&チーズ」にドリンクとモスチキンのセットを注文。モスはね、かなりひさびさ。半年ぶりは確実。マックはわりと近所にあるので、ちょこちょこ食べてますけどね。

 モスといえば、ひと昔の高額メニュー「匠バーガー」に熱中したこともありました。今、あるのかしら?モスの席にて考える。ほどなくオーダーが届く。これが食べてみるとウマイ、ああウマイ、モスってやっぱりうまいな〜と考え直しタイムスリップ。そんな自分がいました。食べ物は時にはタイムマシン。

| | TrackBack (0)

MAGNET27 Interview TOWA TEI etc.etc.

M27cMAGNET 27号 (2009.11月発行)
「ファン!!!テイ・トウワをめぐるさまざまな楽しみ」

Interview …

TowaTei /TYCOONGRAPHICS/
HaruhikoBANNO(EYESCREAM)
Less than human

 札幌発のアート・カルチャー系フリーペーパー「マグネット」の27号のテーマは「クリエイティブと楽しみ」

 DJ・サウンドクリエイターであるテイ・トウワ、中島美嘉のジャケットから家電ブランドのamadana、裏参道ヒルズのロゴなどを手がけるデザイン・ユニットタイクーングラフィックスの宮師雄一、クリエイティブに生きるためのライフスタイル・マガジンEYESCREAM副編集長板野晴彦、新鋭アイウェアブランド、レス・ザン・ヒューマンにインタビューをおこないました。★11/16ころより市内のカフェ等飲食店、アート系スペースで配布予定でございます。→配布予定先

▼以下、誌面を少々紹介。

M27p_2

▲ 今回は冒頭見開き2ページを3パターン、モデルを起用して特集テーマにそったグラビア撮影をおこないました。そのうちの1点。サングラスはLess than human。ウェアは札幌のデザインユニットwabisabiデザインのアパレルブレンドflesh&blood。グラビアのディレクションというのは難しいもので、ラフは事前に切ってますが、その場でもいろいろ試したり。当日いろいろ試すのは撮影は下準備が大切だったりします。

M27p2_2

▲後半は、じっくりテキストを読ませる構成。ビッシリとテキストのシャワーをお楽しみください。4組のクリエイターに「クリエイトすることと楽しみ」についてインタビューしております。


| | TrackBack (0)

忘れる

Ck コーヒーとチーズケーキで至福の時。

 大事なことを忘れる。頭の中にうねりがあって思い出す。ちょっとした思いつきなどは、浮かんでは消えていく。大事なのに、なぜ忘れるのか。人間は忘れる動物だから?

 その代り忘れたいことが、忘れられないことがある。忘れたいと思えば思うほど、そのことを強固に記憶されていく。脳に刻み込まれていく。なぜ?

 記憶したいと思っていることと同じくらい、忘れたいこともある。記憶したいのに、できない。忘れたいのに、忘れない。ここにちよっとした不合理があるのだけど、その不便さは人間は自分が思うほどに記憶力があるがゆえの悩みなのだろう。

 忘れるだけの人間も、記憶するだけの人間もいない。忘れたり、記憶したりするのが人間ということになる。そして、記憶をしたり、忘れたり、ということはひとつのドラマを作る場合もある。記憶には油断できないが、同時によき友でもあると思う。よき記憶には、人間は支えられることがあるから。

| | TrackBack (0)

『わたしだけのフリーマガジン・フリーペーパーの作りかた』

If『わたしだけのフリーマガジン・フリーペーパーの作りかた』
(発行:毎日コミュニケーションズ・¥2520)

 この本は、フリーペーパー作りのノウハウと全国から61のフリーマガジン・フリーペーパーが見開きで紹介されています。その中の一誌として僕が発行している「マグネット」も紹介されております。

 フリペーパーの紹介本、というのは結構あって、何度かマグネットも紹介されているのですが、この本は独自のユニークで魅力的な点を持っています。 

 なにが?といえば、全175ページのうち、最初の50ページほどをフリーペーパーの作り方について、かなり本格的に説明してあります。発行のイメージから、ページ構成・テキストの書き方、印刷入稿の基本知識なども記載されています。かなり専門的なところにも触れていて、さりげなく強力だったりします。 

1f2_2

 その50ページで制作のすべてがわかる訳ではありませんが、役立つ「参考書」として、本棚の高いところではなく、手元に置いておきたい実戦的な書籍です。フリーペーパー作りに興味のある方は読む価値があると思います。

 また、紹介されているフリーペーパーも「ディクショナリー」のような大御所から、ファッショナブルなものがあるかと思えば、手書きのもの、障害者支援のものなどもセレクトされていて、バランスの良さを感じました。

★ほか、以前紹介された書籍には以下もあります。http://numero.txt-nifty.com/blog/2008/06/pie_books_7d3c.html

 

| | TrackBack (0)

ぼんやり

NtsbスーパードラマTV                 「NTSB/323便の謎を追え!」

 

ストーリー:旅客機323便が墜落した。航空機事故の専門調査機関NTSBは調査を開始したが、FBIや航空機会社の妨害があり難航していく…

 

 謎解きより、謎解きまでを焦点をあてる。

 航空機事故の真相探る、というとサスペンスを中心とした作りを考えてしまうが、本作はチト違う。真相がカルシタスにはならない。それより、航空機事故の遺族、航空機会社、生き残った者への対応などのエピソードが積み重なっていく。

 そのたか、ラストはすっきり感より、ぼんやりなんだけど、そのぼんやりが味になっていると思う。現実はぼんやりのほうが多いのだから。

 

| | TrackBack (0)

« October 2009 | Main | December 2009 »