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普通のサスペンスが観たい!

Pb_2洋画★シネフィル・イマジカ           「ペリカン文書」(1993)

 主演のジュリア・ロバーツも、ディーゼル・ワシントンも若いな!と思う。15年前の作品ですものね。ロバーツの学生役にやや違和感。なんか悪い意味で派手だよなぁ。あんまりハマってないような。でも、当時の学生ってこんな感じだったのかな?

 それとも、僕はあんまりロバーツが好みでないからかも。逆にワシントンは随分若く見えてガムシャラな感じは役柄に合ってる。ただ、そのかわりまだワシントン独自の個性は見えてない感じ。

 話はロバーツが作成した論文によって、命を狙われるというサスペンス。彼女を助ける新聞記者のワシントン。全体の印象は「映画らしい映画」だと思う。ストーリーは逃げるロバーツ、助けるワシントンという、シンプルなものだけど、それがリアルだともいえるし、観るほうとしてはわかりやすい。

 シンプルなため退屈にならないような、映画らしい工夫もある。例えば、繁華街や、お祭り、デモなど、やたら人の集まるシーンが多くて、そこでダイナミックな場面を見せてくれる。撮影はスタイリッシュではないけど、贅沢に撮っている。音楽も新しくはないけどサスペンスを盛り上げてくれる。 

 最近のサスペンス映画って二転三転するストーリー、ラストもドタバタ、というのに比べると本作は「良い人」「悪い人」がはっきり別れた作品で、観やすいし後味もいい。良かったね、と安心できる。

 先にも書いたけど、ストーリーをあまり凝らずに、撮影をわかりやすく見応えのあるものしたのが長所。シンプルなんだけど、おもしろいサスペンス作品という逆転の発想だと思う。こういうにもアリでは。



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良い意味で娯楽。

Es 洋画★シネフィル・イマジカ
「es」(2001)

 ドイツ映画。実話をベースにしたもので、大学の実験として一般募集で集めた人を、囚人役と監視役に分けて刑務所そっくりの施設で観察。予想外の展開になっていくという話。

 上映当時、アート映画の中で結構話題になっていた記憶がある。観終わった感想としては意外とエンターティメント性の高い映画だと思った。興味深い設定があり、わりと無茶する主人公がいて、ヒロインもいて、アクションの見せ場もある…サービスは良くて約2時間という長丁場もそれほど気にならない。登場キャラクターもわかりやすい。

 舞台が男ばっかりの刑務所ふうの実験施設なんで、単調になりそうなところで、主人公の留守に主人公の家で過ごす彼女のシーンを入れるなど工夫がある。ヒロインの終始クールなところは結構好きかな。クールといえば、軍人役の人も良かった。ラスト近くアクション映画な雰囲気になるし。

 もっと、アートで恐ろしく、でも淡々としていて深層心理を踏み込むような作品を期待した人には、ちよっと期待ハズレかもしれない。ドイツ映画という部分でハリウッド映画とは違う雰囲気もあるし。あんまり娯楽大作を観る気分でもないし、バリバリのアート系に映画も眠くなりそう…という時にオススメの一本。

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「カイ」〜北海道の魅力を伝える季刊誌創刊!

Kai01 知る、愉しむ、創る。
ホッカイドウマガジン「カイ」創刊!

 北海道の魅力を伝える季刊誌「カイ」が創刊された。特集は「北海道を探しに行こう。」。「五稜星をさがせ」「天塩川へ。」「食は地にあり」と、ひと味違う北海道の魅力を伝える内容になっている。

 ビジュアルはもちろん、読みごたえのあるテキストで構成されており、新しい地元メディアとして期待したい。

定価/ 680円(本体648円)
頁数/ 112頁(本文)
判型/ B5(オールカラー)
販売/ 北海道内書店、CVS(道内のセイコーマート、ローソン、サンクス)、キヨスク(一部)

http://www.kai-hokkaido.com/

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08.10.25 「experimental1」

「experimental」
日 時: 2008年 10月 25日 (土)19:00ー       
会 場:ATTIC (中央区南3条西6丁目 長栄ビル4F)

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  「experimental」(エクスペリメンタル)とは「音楽」と「映像」をベースにしたライブパフォーマンスの「実験場」。

 イベントは2部構成。第1 部では、ライブを行なうアーティーストが、自己紹介の音楽を作るキッカケの話を中心にトークが行われた。

 そして、20時30分より第2部ライブパフォーマンスが 始まった。 アーティストの普段考えていることを実際に耳にする機会は少ない。

本イベントは、アーティストの考えや想いの生の声が聞けて、実際のライブも体験できる貴重 な機会だろう。実験の場、交流の場として次回にも期待していきたい。http://ex-presso.org/exp01.html

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E1 E3 E4

・出演アーティスト

Sound Performance:Chiharu MUKAIYAMA,Junichi OGURO,Ko ASHIDA(studio:ex-presso)
Visual Performance:
beatimage(Katsuya ISHIDA),Junjiro KODAMA,Junya KONNO

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08.10.24-10.26「Carniva1」exhibition and live performance

「 Carniva1 at cacoi exhibition and live performance 」
日 時:10.24(金)〜10.26(日)
会 場:cacoi(札幌市中央区南16条西8丁目1-30)

Ca1jpg   cacoiとは、中島公園のそばにあるギャラリースペース。ごく普通の住宅街にあり、cacoi自体も古い民家を改装したもの。外見は雰囲気のある建物で靴を脱いで中に入る。  

 入ってみると、住宅部分とギャラリーとして改装した壁面部分や空間が共存しており、ギャラリーとして大変ユニークだといえる。そしてホッとする落ち着いた空間でもある。  

 今回、本ギャラリーで3日間を使って27名のアーティストによる展示が行われた。また、25日にはライブ・パフォーマンスも行われた。今後もこのユニークなギャラリーの活動に期待していきたい。


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2008.10.24-10.26「SHOWCASE experiment02 back to back~本は発する~」

「SHOWCASE experiment02 back to back~本は発する~」
期 日:2008.10.24-10.26
会 場:遠友学舎(北大構内・北区北17西8)

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 北海道大学構内にあるスペース、遠友学舎を会場に北大にて建築を専攻している大学院生、畠山雄豪・桐圭佑・高橋拡夢の3人の自主グループ「OUR EYES」による企画・制作の写真展示が行なわれた。

 その内容は、札幌在住の写真家 竹本英樹アキタヒデキに加えて、東京で活躍するテラウチマサトの500点にも及ぶ作品を、あえて壁面を使用せず天井から吊るす方法や、床に設置する方法で展示を行なった。これは建築を専攻する「OUR EYES」のよる独特の空間演出である。

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 一般的に写真展は壁面を使用してシンプルに写真の良さを出す形で紹介していくものが多い中、本展示は大変ユニークなものだといえる。

 その理由について、聞いてみると、インターネットによって気軽に世界中の写真家の作品が観られるようになった現在、あえて現実の空間を使う理由を強めるため、フラットなコンピューターの画面ではできない展示にしたかったそうだ。  また、僕たちの日常では、写真とは雑誌の中でページをめくったり、街などで広告の写真を見るときは意外と写真を正面からキチンと観る機会は少ない。ところが、一般の写真展は正面から写真をキチンと見ることになり、非日常の体験だといえる。なので本展示では、写真をあえて正面から見せないことを日常と捉えて見せかたを考えたという。 S3  展示は、会場のすべてのスペースを使ったもので、会場の一番奥がメイン会場になっている。そこまでの道のりが床に設置された、まるで本のページを開いたような形の写真展示によって動線として導かれているのがユニークだといえる。

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また、本会場の入口ひとつのスペースを使用して東京の会社、コスモスインターナショナルの協力により、印刷用のインクジェット用紙「ピクトラン」を使用した写真作品の展示もあった。

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「OUR EYES」のメンバーは、来年卒業で今後の進路はそれぞれの予定されているが、本プロジェクトの新たな活動にも期待していきたい。

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福岡で「マグネット」が展示されます。

Ffp_2  福岡市にアートリエというアート施設があります。ここでは常時、さまざまな企画が行なわれています。
  11月1日より『展示「フリーペーパー=小さなメディアの放つ光」展』という企画がありまして、日本全国のフリーペーパー50誌が展示されます。

   この中で僕たちが編集・発行しているマグネットがバックナンバーすべての展示と、最新号の配布が行なわれます。

   マグネットは札幌のほかに、東京や大阪で配布することはありますが、福岡では初めてです。北の国で作られたこのフリーペーパーを南の福岡の人がどう感じてくれるか想像するのは楽しいです。
http://www.ffac.or.jp/news/293_index_msg.html

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男、また男

Ht 洋画★シネフィル・イマジカ 
「ストリートファイター」(1975)

 ブロンソンの映画を観ると、男について考えたくなる。本作は「男の美学」というのを等身大で楽しめる作品。それは決して、観念的なものではなく、生活感があるものだ。でも、よく考えると現実離れしているのだけど、どっちにしろ僕の心に刻まれるのである。 

 本作ではブロンソンは流れ者。調子のいい仲介人ジェームス・コーバンと組んでケンカ賭博の選手となり稼いでいく話である。さまざまな相手方との戦いの中、ヒロインとの淡すぎるエピソードもあり。ファイトシーンは地味なんだけど、落ち着いた編集が説得力を持たせている。技がごく普通のパンチ、キックというシンプルなのがいい。

 僕は基本的にブロンソンの出ている映画はすべてオッケー。でも、映画レビュー的視点で観るとたしかにブロンソンの主演映画には駄作もある思う。でも、本作はアクションにしても、ドラマにしても大変タイトにまとまっていて「動」と「静」の場面のバランスもいい。派手でも、画期的な作品でもないが観やすいのである。

 ブロンソンが大変寡黙なキャラクターなので、話す時が凄く重要なシーンの転換を意味するので、「話すか?話すか?」と観るほうが緊張するくらい。ヒロインとの別れかた僕も見習いたい。ラストも美しい。ブロンソンの映画はためになるなぁ。

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08.11.01〜11.03「第20回さっぽろ映画祭」

Poster 「第20回さっぽろ映画祭」
期 日:2008年11月1日(土)〜3日(月・祝)
会 場:STV特設ホール(中央区北1西8STVホール隣接)
入場システム:全作品プログラム入場無料だが事前に申込が必要

1982年から始まり今年で20回目を迎える「さっぽろ映画祭」。札幌発の映画祭として、今年も他では観ることのできない貴重なプログラムの上映とゲストの出演が予定されている。→上映作品はこちら。

 また、今回は特別企画「さっぽろ映画祭×映蔵庫」として市内在住の映画監督 長沼里奈が代表をしている映蔵庫による長沼監督の作品「丹青な庭」「まぶしい嘘」と国内外の若手監督の作品上映。そして作品関係者とお客さんとの交流パーティ等が予定されている。詳細はこちら。

http://www.sapporofilmfes.com

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08.11.09 「CULTIVATE SEMINAR05 坪井浩尚 & NOSIGNER」

Cs_05_f_m 「CULTIVATE SEMINAR05
坪井浩尚 と NOSIGNER の対談 いいデザインってなんだろう」

 時:2008年11月9日(日)14:00-17:00
会 場:ユビキタス協創広場 u-cala(中央区大通東3-1)
料    金:1,500円

 「CULTIVATE SEMINAR」とはクリエイター紹介サイト「mosslinkage」等も運営している市内のウェブ制作会社インプロバイドが企画する2ヶ月に1度、最前線で活躍するクリエイターを招いたセミナー。

 今回は、プロダクトデザイナーの坪井浩尚さんNOSIGNERさんが出演。デザインについてのトークを行なう。             

 また今回はグッズ、洋服のセレクトショップスペース、カフェを併設しているFAbULOUS(南1東 2)にてゲストお2人の作品(商品)の展示販売も行う。これも見逃せない。

店員は150名。参加申込は以下のサイトから。

http://www.cultivater.jp

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08.11.01-11.03 「第6回学生STEP -なんでもアリの学生アート展-」

St 題名:「第6回学生STEP -なんでもアリの学生アート展-」
日時:
・11月1日(土)19:00〜20:30(19:30〜Opening Party ケーキのためのフォークをご持参ください)
・11月2日(日)11:00〜20:00(18:00よりArtistTalk 端聡・ワビサビ・引地幸生) 

・11月3日(月)11:00〜18:00(16:30よりClosing Party)
 
会場:アウ・クル(旧豊水小学校体育館・南8条西2)

 2004年の春からスタートし年に一度開催している学生によるアート作品の発表の場「学生STEP」。会場は元小学校の体育館で開催され、平面・立体作品から映像まで幅広い作品が学校・学部を超えた自己表現の発表の場となっている。

 普段、学生の表現を観る機会は意外に少ない。これを機会にフレッシュな表現を体験してみてはどうだろうか。※今年は2日(日)の18時より市内のアーティスト、デザイナーのトークイベントも予定されている。

http://www.step2004.com/




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正しいこと。

Serpico 洋画★シネフィル・イマジカ     「セルピコ」(1973)

 70年代。アメリカの警察汚職を調査・告発した警官の実話を基にした作品。

 賄賂は受け取らない。正しいことをしてるのに職場の嫌われ者。それはツライ。それは警察だけではなくて、どんな職場でもありうることだから、観ているほうにもリアルに伝わる話だと思う。

 主役は若き日のアルパチーノ。まっすぐな情熱と、カジュアルさが魅力的。カッコ悪さとカッコ良さがミックスされて,奥の深いカッコ良さが出ている。話のトーンはどうしても暗めだが、主人公がヒッピー文化の影響されてそれ風のファッションにしたり、パーティに行ったりするシーンは当時のカルチャーを楽しめる。主人公のプレイボーイぶりも登場する女性も魅力的に見せてくれる。

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08.10.25「experimental」

Exper 「experimental」
日 時: 2008年 10月 25日 (土)19:00-                          会 場:ATTIC (中央区南3条西6丁目 長栄ビル4F)
料  金:¥800 (1drink advance)

19:00 - パネルディスカッション/20:30 - サウンド&ビジュアルパフォーマンス

 「experimental」(エクスペリメンタル)とは、「音楽」と「映像」をベースにしたライブパフォーマンスの「実験場」。その内容はアーティスト自身によるトーク・セッションと、ライブの2部構成となっている。

 なにか新しいもの作る試み、それが「実験」。このイベントに行くことは、なにか新しいものの誕生を考え、なにかかが生まれる魅力的な場に立ち会う体験ができるかもしれない。また、クリエイティブな発想にも参考なり、同時にライブを楽しむイベントになるだろう。

・出演アーティスト

Sound Performance:Chiharu MUKAIYAMA,Junichi OGURO,Ko ASHIDA(studio:ex-presso)
Visual Performance:
beatimage(Katsuya ISHIDA),Junjiro KODAMA,Junya KONNO

アーティストの詳細は以下のサイトを見て欲しい。
http://ex-presso.org/exp01.html

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眠れない。

Rem洋画★シネフィル・イマジカ               「REM」

 30分程度観ると「ああ、なんだかデビッド・リンチっぽいな」と思った。

 アメリカ郊外にありそうな普通っぽい家、主人公の雰囲気も普通。ほかの登場人物も体育教師、女子学生、警官、精神科医等、職業や外見は凄く普通なんだけど、
あきらかにおかしかったり、どこかおかしい感じ。それは怖いよね。ただ、本作の監督はリンチほどブッ飛んでいないようで話の流れはわかりやすい。あくまでも「流れ」ですけどね。

 主人公は、妻の突然の失踪に苦しみながら、ずっと自宅で不眠に悩みながら悶々としている。すると身の回りに奇妙なことが増えていく…わかりやすいでしょう。

  一歩の自宅から出ようとしない主人公については、自宅=主人公という観方が容易にできる。わかりやすい分、ラストはもう少しキチンと説明があっても良かった気がした。撮り方かリアリズムな印象なのでシーンとして解説が欲しくなるのだ。

 主人公は薄いコミニュケーションが多い中、女子学生とのやりとりはいいと思った。女優も魅力的だし、作品のいいアクセントになっていると思う。

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ああ、驚いた。

Scanners_2 洋画★シネフィル・イマジカ        「スキャナーズ」(1981年)

 僕はSFは好きなのか、という自問自答の答は、まで出ない。クローネンバーグの作品は、クローネンバーグだと思う。ジャンルはない。

 クローネンバーグの作品で一番メジャー感がある作品は「ザ・フライ」かと思ったら、どうやら記憶違いのようだった。
 なにかとショットガンをぶっ放すシーンが出てくる、この「スキャナーズ」のほうが、ずっとエンターテイメント性が高いし、それでいて品がある。冒頭から映像の色彩感覚もいい。

 「ザ・フライ」は恋愛というテーマに一歩引いたところがあったのだけど、本作は、クローネンバーグの大好きな「科学がらみの陰謀」というテーマなんで最初のシーンからノリノリなのがよくわかる。

 そんな得意な舞台で「スキャナー」という、超能力で人も殺せるエスパー達のバトル合戦。また、スキャナーが電話回線よりコンピューターにアクセスして、自分と一体化させるところなど、27年前の作品だということを考えると、かなりこの手のジャンルのパイオニア的な作品ではないだろうか。

 時代的にスキャナー同士の戦いが、当然CG以前の手作り的な特殊効果だけど、これは今でも十分観られるというか、CGよりも良い感じ。マイケル・アイアンサイドの存在感もマル。「プリズナーNo6」のパトリック・マクグーハンを出ているのは最近知った。







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08.10.24-10.26「Carniva1」exhibition and live performance

At 「 Carniva1 at cacoi exhibition and live performance
日 時:展示10.24(金)&10.26(日) open 11:00ー20:00・展示&パフォーマンス 10.25(土) open 11:00ー24:00・ライブ・パフォーマンス  18:30ー24:00 (¥500 1drink)
会 場:cacoi(札幌市中央区南16条西8丁目1-30)


 cacoiとは、市内中央区にある今月26日に一周年を迎えるギャラリースペース。オーナーの足立成亮氏が古い民家を改装し、モダンで落ち着いた空間を作り出しており、そこで様々なアーティストの展示が行われている。

 今回、アーティストやお客さんの交流の場にするために「carniva1」というイベントを企画された。「cacoi」を会場に3日間を使って、27名のアーティストによる展示、12名によるライブ・パフォーマンスが行われる。さまざまな表現がたっぷりと楽しめそうだ。

 会場ではフードや美味しいハーブティー用意されている。「楽しいお祭り」のようなアート・イベントになるだろう。足を運んでみたい注目のイベント。

http://mic-ro.seesaa.net/

参加アーティスト
exhibition:Azu,アド,anna,遠藤 博美,satimi oonishi,奥寺聡美,kamas(カトウマサヤ),川内優加,kou.,紅露 周平,komiki,こんのあきひと,saki,jobin,hideki takemoto,チQ,chibi.,ツシマ ダイスケ,寺沢英敏,中村香苗,nacyo,NATSUMI.k,滑川 真由,HARADA・J,mani,YUTOH,Ryoko Fukuhara  
live performance:DJ Rin,shiho : flute and more,釣部 一輝 : Giter:special band set :村上実沙紀:Vocal TSUBURA(つぶら):Tap dance,3+(Three plus),DJ mitayo :,VJ sam,BE NICE:fro,Shinsuke Nagara + Ryoko Fukuhara,外久保ユウタ:from sapporo
food creator:Ryu,黒森 絵美,mitayo


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かなり絞った感じ。

Crone_2 洋画★シネフィル・イマジカ                 「クローン」(2001)

 もし、自分のニセ者がいたらどうでしょう。自分より優秀だったら僕は悲しいし、自分よりヒドかったら、それはそれで嫌ですね。やはり自分はひとりでいいです。本作は、身体に爆弾を持ったニセものがいるかも!という物騒な話です。

  主人公のゲイリー・シニーズ、好きです。「アポロ13」で知って、最近だとアメリカのTV映画シリーズ「CSI:NEW YORK」の科学捜査官ぶりはいいですね。  

  「クローン」では、最初から上半身裸でアクションのサービスぶりなのですが、僕はこの俳優さんはアクションよりビシッとした格好で、人のやりとりの演技を味わいたいですね。「CSI:NEW YORK」では、まさにそんな感じで好きなんですけどね。

 インテリで、気難しそうだけど実は人間味もあって、男気もある感じ、隠れた情熱というか。本作は全体的にほとんど孤独な逃走劇なので、人とのやりとりが少なめのが残念だなぁ。

 あと、舞台は未来都市なんだけど「ブレードランナー」以上のビジュアルを見せよう!という気持は皆無のようで、まぁ、悪くはないのですが、よくある一般的な未来のセットで落ち着いてます。また、主人公の行動が随分うまくいくなぁ、という都合の良い感じがありました。

 多分、本作はあまりいろんな要素を入れずに「逃走劇」と「主人公夫婦」というところに焦点を絞ったのでしょうね。絞ることによって、映画としては随分観やすいものになってるし、ラストも印象に残ります。なんか、リメイクの「ソラリス」を思い出しました。

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終わりがフレンチ。

Sb_2 洋画★シネフィル・イマジカ                 「スパイ・バウンド」(2004)

 フランスのスパイ映画。「007」みたいな内容を期待するとよくない感じ。実話をベースにしているということで、派手なアクションはあるけど、爽快感より殺伐とした雰囲気。そのリアルさを楽しめるならお勧め。導入からテンポは悪くない。

  アウトロー的なスパイ役のヴァンサン・カッセルは、やや型にハマった役だけど魅力的。モニカ・ベルッチもお色気要員ではなく、カッセルより深くを描かれていて、まさに本作の主人公!という演技をみせてくれる。えらく地味ですけどね。

 そういえば、お色気シーンがほとんどなし。そうだよな、いろいろなトラブルの渦中にあれば、セックスどころではないでしょう。早く普通に寝たいよね。それに2人の関係が恋人ではなく同じ裏業界の人間として助け合う、という感じがいい。プロフェッショナルなスパイだが、同時に人間としての心も忘れていない部分が控えめながら、リアルに描かれていると思う。

 ラスト直前まで、ラストシーンに気付かず、「あっ、これで終わりか」と気がついた時「フランス映画らしいなぁ」としみじみ思うラストでしたね。こういうラストってヨーロッパ映画のひとつの形式なのかしら。

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殺人について。

D5洋画★シネフィル・イマジカ                  「デカローグ第5話 ある殺人に関する物語」(1988年)

 「デカローグ」とは、ポーランドの監督、クシシュトフ・キェシロフスキによる、ワルシャワ郊外の住宅地を舞台とした旧約聖書の十戒をテーマにした1時間ほどの映画作品。全10作品ある。

 前回観た第4話がはじめてのデカローグだったもので、今回の5話が僕が観るのはふたつめの作品になる。1話から順番に観てはいないのです。シリーズ共通の舞台であるワルシャワの街も馴染んできた感じ。第4話は近親相姦のテーマがありながら、父と娘のほのぼのとしたシーンもあり、ラストの仕上がりも前向きな感じでハッピーな後味だった。

 しかし、本作はタイトルとおり「殺人」をテーマにしていて内容は暗く。重い。20歳の主人公の青年のタクシー強盗殺人は、計画的ではあるがその動機は最後までよくわからない。

 結局、人間が人を殺すという動機はどんな理由でもありえると思う。人は人を殺すことができるのだ、そこまで本作はあえて殺人の理由を語らない。それを明確に語らないことで、本作のテーマが広く「殺人」というテーマを描いているのがわかる。また、殺されるタクシー運転手が人間的に嫌な奴に描かれていて、主人公青年が見知らぬ少女に見せる優しさが世の中の複雑さを感じさせる。

 殺人シーンは、執拗に長く、ぎこちない。本当の殺人というものは、そういうものかもしれない。観ている自分も殺人に関与しているような気持ちになった。

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08.10.05-10.15「iromi展」

Iraa 「iromi展」   
会 期:2008年10月5日(日) 〜15日(水)
10:00-24:00(日祝は21:00まで)
会 場:宮田屋珈琲 レンガ館 Cafe豊平店(豊平区平岸4条1-4-4)

  iromiとは、札幌で画家、イラストレーター、デザイナー
で活躍する、川口 慧高橋 定大野上 真由美の3人による2008年に結成されたアートチーム。その第一回目のエキシビションが開催された。
 それぞれの作風がありながら、どこかつながりを感じる暖かいタッチが感じれ、アナログ的で深みのある作品が展示されていた。今後の活躍も期待していきたい。

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父と娘の世界

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洋画★シネフィル・イマジカ

「デカローグ 第4話 ある父と娘に関する物語」(1988年)

    「デカローグ」とは、ポーランドの監督、クシシュトフ・キェシロフスキによる、ワルシャワ郊外の住宅地を舞台とした旧約聖書の十戒をテーマにした1時間ほどの映画作品。全10作品ある。

 今回、「第4話 ある父と娘に関する物語(1988年)」を観ました。旧約聖書は読んだことはありませんが、それでもこの作品を十分楽しめました。きっと、旧約聖書を読んでいればもっと深く意味がわかるのでしょうね。聖書はよくホテルにありますよね。読んでみようかな。聖書って、世界でもっとも読まれている本のようですね。

 さて、作品の舞台はごく普通の住宅街であり、生後間もなく母を失い、父と二人でアパートに暮らしている20歳の学生の女の子が主人公です。冒頭のシーンから、お父さんとは仲の良い様子があって、家庭もごく普通の感じで親近感を持ちます。

 ほのぼのとした様子から、亡き母が残していた一通の手紙を娘が読んだことから、父と娘の関係がギクシャクしていきます。そのギクシャク感は本当にプライベートなことで二人以外にはまったく関係のない世界ですし、なんの影響も与えないものです。でも、二人にとってはもの凄く重要な出来事です。それの問題についてラストまで描かれます。

 ドラマ部分はBGMも少なく、濃い2人のやりとりの部分はアパート内の狭い部屋の中で進んでいきます。女優の演技がいい。可愛らしく生活感もあって、20歳という設定が子供過ぎず、でも大人とも言い切れない不安定な部分が魅力的に描かれています。父親もジャンパーの似合う普通のお父さんというのがいい。女優の服装の変化、表情や仕草に注目。

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Shift 2009 Calendar

Sc1Shift 2009 Calendar

  札幌より世界のアート・カルチャーの最前線のニュースを発信している日英バイリンガルのウェブマガジン「SHIFT」プロデュースの2009年カレンダーがリリースされます。

  この企画は2003年より毎年行われ今年で6回目。フレッシュなクリエイター発掘を目的に、誰でも応募できる形で世界中から作品を募集。今回は世界42カ国から1,572作品が集まった。そこから12点のグラフィックがカレンダーとして使われます。

 10月20日より世界各地のセレクトショップやSHIFT FACTORYで販売予定。

仕様はオールカラーの28ページ。サイズは210 x 297mm。

詳細は以下のサイトを。選ばれたクリエイターの作品も見ることもできますよ。また羽田空港のカフェ「MAM CAFE」で行われるカレンダー展や、カレンダーの作品をポスターとして出力するPRINT'EMによるサービスもあります。

http://www.shift.jp.org/ja/archives/2008/10/shift_2009_calendar.html

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再生に、素直な拍手。

Kh 洋画★シネフィル・イマジカ
「心の羽」(2003年)

 映画でセリフがないと、画面に集中することになる。そこで映像に見るべきものがないと、たちまち退屈してしまう。
 この映画の舞台は田舎町。クラシカルな雰囲気がある訳でもないから極めて普通の町。若者なら息苦しさを感じるような場所である。
 そして、登場人物のせリフは少ない。先の例からいくと不利である。 
 しかし、この監督はなにげないシーンも、構図や編集で気の利いた画面作りしていて、ユニークで退屈させない。登場人物達の無口さに対して、映像は常に饒舌なのがコントラストになっているのが見どころ。これが舞台が都会だったら映像がうるさくなったかもしれないけど、素直な田舎町の風景が品の良い感じを出している。また、ちょっと変ったシーンも何でもアリの都会より、自然の中のほうが生きてくる。

 幼い息子を事故で失った母の事実を受け入れられない状態から再生していく話である。

 ショックから立ち直るのというのはやっかいである。それはその人自身の問題であり、本人でしか解決得ないことである。「気の持ちよう」というのは、なんて難しいことか。本作を見ると主人公の女性の再生に素直に喜んであげたい気持ちになる。

 お涙頂戴映画ではない。そこにリアリティがあった。  
 再生したい時に観るのが良い。

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方眼。あってよかった。

Pp  「手書き」という機会が本当に減ってきている近ごろです。DVDレンタルや、銀行の口座開設も、端末で住所等を申し込みところも結構あって、個人的にはそのほうが嬉しい。

 別にキーボードマニアという訳でなく、手書きというのが苦手なんです。字が下手なものですから。もとから苦手な上に、ふだん書く機会が少ないものですから、苦手度がどんどん高まっていきます。肉体的にも精神的にも。イカンですね。

 できるだけ、書き物はコンピューターを使いたいのですが、メモは手書きが便利。用紙は方眼が好きです。方眼に揃えて書くと縦にも横にも整った感じで書けるのがいいのです。

 ちょっとした思いつき、買い物メモなど書くのに便利。方眼をキチンと埋めるようにも使えますし、方眼を無視してダイナミックにイメージを描くのもアリです。

 方眼用紙というと、今はロディアが流行りですが、写真のオキナのプロジェクトペーパーも昔ながらで、どこの文房具店にもある確立が高くて、ロディアより安い。ガシガシ書いて、使って、捨ててという使い方ができる基本の文房具のひとつです。



 

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I’m Waiting For The Man

Car2  点検が終わるまで待っていました。オレンジジュースをいただきました。30分くらいだと説明を受けました。特に後々のスケジュールがなければ、予定されたこういった待ち時間は結構好きです。あっ、と思い歯医者のキャンセルの電話をする。すいません。来週行きますので。

 「待つ」というのも意識することが大切だと思う。例えば、他人のレスのタイミングを予測しておくのも重要だと思う。だから、返事待ちもわかりやすく記録しておくのがいい。それで、遅滞または、遅滞可能性あるものなんらかの先手を打つのもスムーズに行く工夫だと思う。

 GTDにいうWaiting Forリストは地味ながら、その役割は大きい。このリストから見えてくるものもある。リストをうまく使えば、自分の車輪がうまくまわりだす。キレイなリアルの車輪を見ながら思った。

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08.10.04-11.01 岡部昌生 展 FROTTAGE+TEXT+PHOTOGRAPHY+IMAGE「都市の/皮膚」のインデックス2007-08

会 期:10月4日(土)〜 11月1日(土)13:00-23:00 (日・祝日休館)
会 場:CAI 02 (大通西5)

 昨年、世界で最も歴史ある国際美術展第52回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本代表として出品した現代美術家、岡部昌生の個展が開催中。「都市の痕跡を擦り取る」をテーマとし、岡部昌生氏が、ここ1年間で行った都市の往還により、それぞれの都市に触れ都市の皮膚を剥ぎとるかのような作品が展示されている。出品作品は60点以上。

※関連イベントとしてアートトーク10月8日19:30〜対談 岡部昌生、佐藤友哉(北海道立近代美術館副館長)が予定されている。

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ブロンソン汁

Zn FIlm Review
「地獄で眠れ」(1984)

 チャールズ・ブロンソン主演のアクションもの。結構前にサブ・カルチャー的にブロンソン・ブームというのがあって、それは好きだったし、自分がまだ小中学生に頃、TVの映画で記憶に残っているのはスタローンや、シュワルツネッガーよりもブロンソンだった。

 傑作と駄作の差が激しいと一般的にはいわれる主演作だけど、僕は基本的に劇中でブロンソンが2〜3回銃を撃てばそれだけで十分おもしろいのである。

 本作も、アクションものとして手堅く決めた一作。残酷な医者の拷問により死んだ友人のために、もう殺し屋を引退していたブロンソンが立ち上がるという内容。冒頭の友人の残酷シーンと海辺で楽しげに優雅に暮らすブロンソンのコントラストがつかみはオッケーだ。

 今のアクション映画の尺度だと、アクションは非常に地味。マッド・ディロンの「ボーン・アイディティ」から、派手なアクションをカットしたら、かなりツライ作品になるだろう。しかし、ブロンソン場合は、ブロンソンが電話をしたり、ホテルにチェックインをしたり、ホテル廊下を歩いただけで「アクション映画」として成立してしまうのだ。ヒロインと会話をする、それだけでアクション映画になるのがブロンソンの映画なのだ。美男子ではなく、男っぽい。しかしなんとも品のある雰囲気。ブロンソンはカッコいい。

 本作もテンポよくドライに話は進んでいく。やや、話の流れは平坦だがそこはリアイティだと思いたいし、ラストはなかなか妙味が効いていた一作。

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白夜夢

Mt  コーヒーのカップを傾けた。その中の黒い液体が静かに流れた。

 こぼれなかったのは幸いだった。こぼれてソーサーに流れるのがひどく嫌だ。

 そのゆらぎだけで僕には十分だった。今日のことから明日のことまで自分の思いや考えは及ばなくなることがある。

 そういう時は、僕はカフェに行く。そしてケーキセットを頼む。ケーキはチーズケーキで。ここにくる前に足を運んだBOOK・NET・ONEのことを思い出した。

 そこの店内は空いていて、学校帰りらしい高校生が制服姿がひとり、ジャージ姿が一人立ち読みをしていた。店内の蛍光灯はとても明るく感じられた。その明るさが目に少し刺さる感じがした。書棚をひとまわりしてお店を出ると隣のお店からは蛍の光が流れていた。左手にはパチンコ屋と、居酒屋のネオンが見えた。

 そこで携帯電話には着信があって、どうやら留守電も入っているようだった。そこで現実に戻される。いつも、現実に戻されるのはコミュニケーションなのだ。

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三角関係ドラマ?

Tf DVD REVIEW
「ザ・フライ」

   デヴィッド・クローネンバーグは好きな監督です。今年見た新作「イースタンプロミス」もいい出来でした。前作「ヒストリー・オブ・バイオレンス」から、新しいスタイルを開拓したようで、もう結構歳なのにバリバリ現役感覚なのがファンにとっても嬉しい。新しいスタイルといっても、根本的なところは変らず、古くからのファンをニヤリとさせるシーンがあるのはさすが。

 さて、1986年の本作は、多分、一般的には一番知られている作品でしょうね。古典的ホラー「ハエ男の恐怖」のリメイク。といっても、かなり内容は変えているので別物という感じになってます。

   ヒットした作品ですし、ストーリーもわかりやすいので、サラリと観ても楽しめるものなっています。メジャー映画ですが、クローネンバーグ特有のジメッとして画像の感じが良い雰囲気を出しています。普通のハリウッド映画とは違う感じですね。

 この監督、オープニング・ロールも毎回凝っているし、撮り方とか結構オシャレだと思うのですが、それらが凄く控えめなのがポイント。演出も抑制が効いていて、そこが逆にコワイ。でも、グロテスクなシーンは凝ってます。グロといえば、まだCG全盛以前の作品なんで、出てくるものは手作りものですが、それはそれでいい味出してます。捨て難い。

 ひとつのラブ・ストーリーとしても、興味深い。恋に落ちるあたりが、やや唐突だと思いますが、その後はデートのシーンとか、やりとりは自然な感じでいいし、そこに恐るべき実験の結果という強烈な事件が2人を包み込んでいくのは、身にしみるコワさがあります。

 ヒロインを助けるのが、ひねくれ者の元カレという設定もいい。ヒロインの新しい彼氏が起した騒動を、元カレも登場してヒロインを助けるドラマ、という話ともいえる。ラストあたりのクライマックスはエンターティメントをはずさないスピード感があってマル。ラストはベタですがマジ泣けました。

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カレーと落ち着き

Cr ランチにタイふうのカレーを食べる。開店同時に入ったので、まだランチタイムになっていない。なので、お客さんは僕だけだった。

 冷静になる、というのが常にポイントだと思う。言い換えれば落ち着くということだろうか。僕は、小学生のころから先生に落ち着きがない、と注意されていた生徒だった。

 今は、さすがに注意はされないけど、それはきっと先生が不在だからだろう。

 落ち着いた人に憧れる。反面、心の奥底には、「人間落ち着いたらダメだ」という観念を持っている。結局、僕は今日もそわそわしながら24時間を過ごしていく。

 昨夜、夢を見た。ルパン三世のような内容だった。僕は凄くドキドキしていた。夢の中でも僕は冷静ではなかった。仲間の2人はまったく知らない顔だった。夢の中で出てくる、知らない顔というのは非常に不思議なことだと思う。

 落ち着きのなさ、というのは実はアイディンティであり、もう、直すとか直さないといコトではないかもしれない。カレーの辛さに生きてる実感を得る。

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生春巻きの夢


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 生春巻き、を前に考える。生春巻きはおいしい。もちろん、油で上げた春巻きもおいしい。特にお店で揚げたてはいいですね。お店によっては、何本かオーダーしても、ひとつ食べ終わってから、もうひとつを持ってくるというお店もあったとかすかな思い出があります。

 揚げたてを提供するということですね。おいしかったですが、食べ終わるのを監視されているようで緊張しました。余計な小心ですね。お店側も困ると思います。

 そうそう、生春巻きね。基本的に、僕は巻いてるものが好きなのだと思う。のり巻き好き。特に鉄火巻。ロールサンドも好き。ケンタッキーでもツイスターついつい頼んでしまうこともあります。チキンが食べたかったはずなのに、反射的に頼んでしまうので、サンドを食べながら、こんなはずでもなかったと、やや思う時もあります。実はケンタッキーのツイスターそんなに好物でもないのです。

 巻といえば「長いものには巻かれろ」という言葉があります。頼れそうな権威にしがたっていく、という感じの意味でしょうか。頼るのは楽ですよね。ホントそう思うし、僕も実生活でなにかに頼ることは多い。でも、頼ってときのメリット、デメリットというのは常に考えないといけない訳で、そこに「後悔先に立たず」なんて格言が浮かびます。

 「長いものには巻かれろ」「後悔先に立たず」。このシンプルな格言のなんと深く大切なことでしょう。複雑なノウハウや、先端な技法よりも、この2つを肝に銘じるだけでも世の中なんとか渡っていけそうな気もします。それにしても生春巻きはウマイです。






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