« August 2013 | Main | October 2013 »

毎日の字間 2013.09.30「寒さとは寒いこと」

おはようございます
(おはよございます)

寒い予感。

寒くなってきた。寒くなったきた。外も寒い。暖房の入れていない部屋も寒くなってきている。夏の暑い時は、涼しさに憧れる訳。涼しさを体験しないまま通り越して、寒くなってきている。寒さと暑さはどちらが好きか?というのはとっても高度な問題で、なかなか解決しない。

もちろん、希望としては「適温」なのだけど、それでは答えにならない。「暑い」「寒い」どちらがいいの?と究極の二択を迫られたらどうしょう。誰に?

記憶をたどってみると、かなり寒い気温を体験してことがあって、かつ特に危険な状態でない時(これが重要)は「寒さ」っていいな、と思ったことはあった。その体験はとっても寒かったのだけど、寒さが身体中をかけめぐる体験は「悪くなかったかな?」という印象はある。

逆に暑い体験はひたする暑いだけで、うんざりかな。でも、それも海とかに入っていれば、また違うのでしょうね。僕が海に入るなんて!そんなことができるのか?浮き輪?と思うくらいご海は無沙汰だけど「暑さ」という体験を考える点で、実験として「海に入る」ということをしたくなったきた。海に行くつもりはなかったのに…

(寒さも暑さも環境次第か、気持次第か)

まずは、これからの寒さについての対策を考えよう。

寒い朝、自宅を出る。
冷気が顔と身体をつきぬける。

その瞬間が、とても好きなことはある。
やっぱり、寒さか。

いってきます。
(いってらっしゃい)

| | TrackBack (0)

13.9.27-13.10.06「jobin.個展 て を とめて」

Jobin1

●NEWS:舟たちのたどり着いたところ。
jobin.個展 「て を とめて」
Text & Photo by Shinichi Ishikawa(NUEMRO DEUX)



その日の日差しは暖かくきれいだった。自転車も進む進む。

札幌市内の造形作家Jobin.。モビールや照明制作を中心に個展やグループ展のほか音楽イベント等の演出にて作品を発表している。現在、個展「て を とめて」が市内のギャラリーにて開催中だ。展示の2日目。会場にお邪魔して作家にお話をきいてみた(2013.09.28)。



●Iinterview With Jobin.
展示会場での作家との会話。



---個展、グループ展、イベントの演出等、昨年は10にもおよぶ企画に出品しているのは他の作家さんに比べと多く感じます。その理由を教えていただけますか?



「やりすぎじゃないか、といわれることもあります(笑)。絞って、より考えて展示等をするという活動の仕方もあると思うし、それも良いと思います。でも、僕は人生は先のことはわからないし、やれる時にやろう!というに考えています。すべてがベストな状況で表現をするのは難しいですから、常に「現時点でのベスト」を目指して活動しています。あと、僕は自分に才能があるとは思っていませんし、その中でより良い表現を目指すのは常にやり続けなければならない、といも考えています」。


---今回、この会場でやるキッカケと展示のコンセプトを教えてください?


「このギャラリーを手がけた赤坂(真一郎)さんの設計は素晴らしくて、あこがれの場所でした。いつかここでやりたい、と思っていてギャラリーのオーナーの大井(恵子)さんは過去の僕の展示を見に来てくれていて面識があり、、今回お話しをいただいてやることになりました。あこがれの場所でやれた、ということで今回の個展はコンセプトとして、ターニングポイントだと思っています。舟を自分の活動の流れとしてなぞらえて「雲の中を進む舟、たどり着いた場所」をイメージしています」。


----個展と音楽イベント等の演出のための作品作りと違いはありますか?


「音楽イベントの場合は、会場の演出という意味で純粋な個展での作品つくりとは違いますし、一番の違いを感じるのは個展やグループ展示より、その場にきた音楽イベントのお客さんに見てもらえるがいいな、と思っています。そこで知ってもらって、個展に来てもらっているお客さんもいます。そういった方の反応や感想も新鮮です」。


-------最後に、会場に流れる佐々木隆介の音楽も作品にマッチしていますね。


「僕は「こういう音楽を作って欲しい」といったお願いはしていません。先にお話したような、
「雲の中を進む舟、たどり着いた場所」といった展示のイメージをおおまかに伝えてただけです。そういったおねがいの仕方がいいな、と思ってます(終)」。




▼以下、展示の様子を紹介していく。


Jobin2

▲会場全景。自然光の入る日中と、夜では展示の見え方はかなり変ってくるということだ。

Jobin3

▲モビール作品のほかにも、オブジェがいろいろ窓付近や壁面を使って展示されている。

Jobin4

▲ 展示会場は建築としても素晴らしい。ぜひこれを機会に足を運んで欲しい。この日天気が良かったので、大通あたりから自転車で行ってみた。ちよっとしたサイクリング感覚では行くことは可能だ。また地下鉄円山公演駅からバスで行ける。
  



jobin.個展 「てをとめて」
日時:2013.9.27(fri)-10/6(sun) 11:00-19:00(最終日17時まで)
会場:ギャラリー門馬ANNEX(中央区旭ヶ丘2丁目3-38) tel:011-562-1055
地下鉄円山公園駅からJR北海道バスのロープウェイ線(円11/円10)      
会場音楽:Anokos/佐々木隆介      


"いろんな場所で、いろんな人に会う展示は旅のよう。
手を使わないと進んで行けない自分は手漕ぎの舟のよう。
そんな想いが重なって2009年に「てですすむ」という展示がはじまりました。
グループ展、個展、イベントといろんな場所で
雲の上を進んでいた舟がとある場所にとまります。
これまでとこれからの旅の間に見える景色をつくりだします。
会場では Anokos/佐々木隆介によりつくられた音楽が流れています。
耳からの感覚も加えて、ご覧いただければと思います。
" 
(↑作家テキストより)

作家ウェブサイト
jobin. 造形作家
http://jobin55.jimdo.com


| | TrackBack (0)

毎日の字間 2013.09.29「街の変化は細胞」

こんばんは。
(おはようございます)

大通中心部を歩くと、商業ビルが立ち並ぶ。古いもの新しいもの。
街は生き物、生もの、無機質だけど有機体でもある。有機体のようにお店は変っていく。時間の流れとともに。

デパートやテナントビルにはいろいろなお店が入っている。時の流れによってお店は入れ替わっていく。お店は建物の中の細胞のようだ。ひとつひとつ独立しているといえるし、建物の中に基本固定される。時にはその固定から離れていく。そして新しいお店が固定される。また時には建物自体が消失する。

お店にはいろいろなターゲットがある。若者むけだったり、よりひろい客層だったり、地元客相手か観光客相手か。お店自体が変るか、お店は変らなくても、展開の仕方が変るか。デパートやテナントビルの変化を考えると、その都市の生活文化の考察にもなるのかな、と思う。

僕の子供のころから考えると今の札幌は(札幌)駅前のほうが買い物客が集っている印象がある。かつてのアパレル的な買物の中心は大通(三越周辺)だった。今、それが変化した。これはよくいわれること。長い年数を経て大通の立ち位置が変っていった。

では、大通はどうなるのだろうか?このままゆるやかに衰退するのか。別のなにかになるのだろうか。その変化について僕は最近よく考える。そういう意味で興味はつねに大通にある。

僕の印象でいえば、最新の大通は少し落ちついているようにみえる。これは逆に考えると、水面下ではいろいろなことが起こっているのかもしれない。一時期は、凄い駅前に対する対抗意識を感じていたが、今はそこは少し落ち着いた。もちろん、商圏としての対抗意識はずっとあると思うのだけど、地位奪回というよりも大通の新しいスタンスというものを模索しているように思える。実験が繰り返される。

それは、昔の大通を知るものにとっては、少し寂しい変化になるかもしれないけど、街は変っていくと思う。ススキノだって変っている。大通も変るのだ。

大通は、昔のギラギラした感じから、新しい落ち着いたショッピングエリアになればいいと思う。僕は三越〜丸井を中心とするエリアを歩くが好きである。最近は、その中に今まではなかった業種のお店もできつつある。

これからの大通の変化について、ここに住む僕は駅前より興味がある。

おやすみなさい
(いってらっしゃい)

| | TrackBack (0)

毎日の字間 2013.09.28「外の音。ノイズ。」

こんばんは。
(おはようございます)

音の話を音なしでする。
ノイズの世界。それは、耳元から広い世界につながっていく。

雑音が好き。車の音がとってもたくさん聞こえるのです。晴れの時と、雨の時ではその音が違います。だから、外の車の音で雨がわかる。あと、夏の寝苦しい夜。窓を開けているとびっくりするほど、歩いている人の会話が聞こえることがある。

ほぼ、酔っている様子の話なので、酔うと声が大きくなるのだな、と思う。

外の車の音、その他雑音。大きなトラックも結構わかる。ほか、マンションの廊下で子供が遊ぶ音も聞こえることもある。それを僕はベットに寝ながら聞く。天井を眺めながら、子供達の声が聞こえる。僕は寝ている。目を閉じると真っ黒な世界。引き続き、耳に入るノイズ。

(ノイズは気持ちいい。ノイズは意味がないものがいい)

車でも、クラクションは嫌いだ。意味が発生するから。子供の声でも、内容をわかれば嫌だ。意味が発生するから。では、酔っている会話はどうかというと、僕が聞いた経験上では意味不明なものがほとんどだった。そこが素晴らしい。

(ノイズは意味がないから好きだ。意味を持ち始めた外の音は僕は聞きたくない)

意味さえなければ、道路工事の音も平気だ。いつでも、大丈夫!といいたいところだが、正直大きすぎる道路工事の音はツライ。何事も限界点がある。騒音は騒音だ。

無性にノイズを聞きたい時がある。
そんな時は内側の窓を開けて、家の中で静かに耳を澄ます。

おやすみなさい。
(いってらっしゃい。良い日を)




| | TrackBack (0)

毎日の字間 2013.09.27「休日は心の中に」

週末の入口。

金曜日夜の過ごし方が大切だと思う。
最初が良ければすべてうまくいく。

「休日」は大体決まっている人が多いと思う。
週末の休日は典型だといえるし、シフト的なお仕事では、平日が休日にわりふりされたり。フリーランスも、休日をあらかじめ決めているではないだろうか。つまり「休日」は突然やってこない。

(予定されている休日)

では、休日とは何なのだろうか? 休日の「休」とは休むことである。では、「休む」と何なのだろう。文字通り、休みということで1日中寝ていれば、「休み」になるのか。それとも、平日できないことをするのが「休み」なのか。

A.仕事をしないという意味で「休日」なのか。
B.からだを休めるという意味で「休日」なのか。

この2つを考える時がある。「どっちでもいいじゃん」という意見もあると思う。
まったくそうだ。考えない時もあるしね。大体そうだ。

(視点を少し変えると)

A+「忙しい休日」
B+「ヒマな休日」

なんて見方もできる。はてはて。

(さて、どうなるの?)

A++「忙しい休日」=休めない=充実?
B++「ヒマな休日」=休んでいる=充実?

充実って、何?

(今日の結論)

こういうふうに考えると「休日」とはなんなのだろう?と思う。僕は休日とは特別なものだと思っていた。そして貴重さもあるではと。

でも、「休日」をどんどん分解して考えると、「平日」と変らないような気がしてきた。

ひとつボンヤリながらしながら結論。

「休日」は物理的な状況だけではない。

休日には自分の「心」が必要だ)ということ。
「心」が休日をつくる。

または、

「下手の考え休むに似たり」。
なるほど、そういうこともあるね。

おやすみ。

-----------------------


                   

                   
               

                                                               

| | TrackBack (0)

毎日の字間 2013.09.26「リラックスから逃げる」

こんばんは。
お風呂にお湯を入れてる。
あっ、今止めてきます…

…とめてきました。

お風呂が待っているので、今日は手近にいこうか。そういう訳にもいかないか多分。話に出たところでお風呂の話をしましょうか。バスルームという小さな空間。

(お風呂でリラックスできるか!逆に身体が固まるよ)

そこにある身体を洗う道具である先日「ヘチマたわし」を使ってる、なんて書きましたが、お風呂の時間というのは、なかなか難しいリラックスと身体を洗う空間です。素直に、それができているかというと、疑問がある。身体を洗うことについては、物理的なことなんで、なんとかなる場合が多い。凄く面倒な時もありますが…ゴシゴシします。ひたすら。

対して、リラックスについては、物理的になんとかならん。

バスルームにいながら、気分が落ち込むことが結構あるのです。リラックスになっていない。これはなぜなんでしょうか。僕だけかな。

その複雑さを分析すると、

(リラックスできる空間だから(なので)、リラックスできない考えが浮かぶ)

リラックスとうのは気軽なようで、難しい。なにもしなければリラックスできるとは限らない。案外、少しくらい忙しいほうがリラックスできるのでは、と思うことがある。そのさじ加減さえわかれば、よりいい生活になる感じがするするのだが、それがサッパリわからない。

そのためが、僕のバスルーム滞在時間は短い。
逃げるようにシャワーを浴びる。

難しさから気楽になるのは、もちろんできることがある。しかしながら、自分で好きな時に、という技術が自分にはない。その事実でリラックスできない…とりあえず寝よう。

おやすみなさい。

------------------------

| | TrackBack (0)

毎日の字間 2013.09.25 「お金とお金」

こんばんは。
夕食を食べて、DVDを観たら
こんな時間になってしまった。

今の気分は悪くない。映画はいいね。

夕食を食べるまでは、今日午前9時くらいからお金について考えていた。お金は、喜びにもなるし、悲しみにもなる。

「喜び」なんて書くとお金の亡者みたいで、情けない気もするが、そこは飾らず「喜び」と書きたい。人はお金だけでは生きられないが、お金がないと生きられないにも真なのである。

「悲しみ」なんて書くにも随分だと思うのけど、お金のない深刻さも間違いなく存在する。

「お金」というのは大した存在だと思う。手に隠れる紙や丸い金属にすぎないものものに、これだけの意味性や役割があるなんて。これによって人が動き、モノが動く。または、人が止まったり、モノが止まる。まるでラジコン。それもかなり高性能の。そして、それを作り出したのが人自身なのである。

されどお金、されどお金。このループしか思いつかない。そんなループが頭をまわっていた。今日はぐるぐると頭で。

(お金のループは一生続く。抜けるのは不可能)

でも、時々なら「気にしない」ことは可能だ。今日発生した問題は、「気にしない」こととした。お金は大事だが、精神の安らぎはもっと大事。逆に気にしないことで解決する程度の問題で安心もすべきだ。

ミルミルを飲んで寝るよ。
おやすみなさい。

-------------------

| | TrackBack (0)

毎日の字間 2013.09.24 「お風呂のへちま」

休み明けの仕事が
終わるとホッとする。ホッ×3くらい。

みなさんの今日はいかがでしたか?

帰宅すると僕は大体はお風呂に入る。食事の後だととっても面倒になって入らないで寝る確立かなり高い。眠い。いつのまにか寝室にいる。寝室では本は読むけどお風呂に入る気持ちにはならない。寝室のバリアーが僕を逃さない。

寝室が好きだ。すべてから開放される気がする。気がするだけなんですけどね。気のせいでもいいから開放されるのがいい。「寝る役割の部屋」というのは素晴らしい。

(睡眠とは、もうひとつの人生だ)


僕はごはんを食べると眠いのです。お風呂というとリラックスする時間と同時にからだを洗う訳です。逆か。からだを洗うのがメインか。

僕はからだを洗うのは僕はヘチマを使っています。今までスポンジやいろいろな素材のタオルを使ってみたのですが、一番しっくりきたのが「ヘチマたわし」でした。

(スポンジでからだを洗っていると自分が食器になる気分になるのは僕だけだろう。きっと)

「ヘチマ」たわしにナチュラル系の石鹸という組み合わせです。ヘチマは粗いスポンジのようですが、身体によくなじみます。そこが気持ちいい。ヘチマという植物を使って身体を洗っているということが、なんとなく楽しい。ヘチマの不揃いでややいびつなフォルムが安心させてくれるので。

そんな気分的なことで「ヘチマたわし」が好きなのかもしれない。


いつになく、とりとめのない話になった。
寝室に行きたい気分だ。
おやすみなさい。

-----------------------









| | TrackBack (0)

毎日の字間 2013.09.23 「ならぶ性格」

※要するに短めの日記。毎日積み重ねる…頭の中身と行動。
----------------------------------------------------

連休も最後の日だ。
ブルーマンディを予知するブルーサンディ。

お昼にラーメン屋に行った。人気店のようで店の外までお客さんが並んでいた。僕は素直にならんだ。ならんでいる光景を見るとほんの5〜6年前なら、そのままお店に行くのあきらめたものだが、素直に並んだ。そうそう、昔はならぶのが本当に大嫌いだった。それはほぼ、あらゆる場合でそうだった。ならんでいる光景はすぐ後にした。記憶を消す努力をした。

いつのことだろう。ならぶのがそんなに苦痛ではなくなった。もちろん限界はある。1時間くらは大丈夫だと思う。30分なら今では余裕である。

「ならぶのが苦痛」でなくなる、ということはどういうことなのか?まず、それは自分にとって良いことなのか?悪いことなのか。まず、昔ならならぶことを放棄して、得られなかった経験を今は得ることができるようになった、といのはわかりやすい利点。では欠点はあるのだろうか?

過去に存在した「ならびたくない自分」とは何なのだろう。「プライドだろうか」「短気だろうか」「単なる面倒くさがり屋なのだろうか」。今はわかる、その3つの感情がまざりあって、グツグツでグダグダになった意識物だと僕は思う。

僕にとってそれは心の毒素のようなものだと思う。そう言い切っていい。なぜなら、ならぶ、ならばないというのは2択の問題ではないから。ならばないといけない状況があった時、そこで得られる結果を分析して、ならぶか、ならばないか決めればいいのだ。だから、ならぶ場合があってもいいし、なくてもいい。

ただ最初から、ならぶのを放棄しているのは、考えが足りないと今は思う。

「ならぶ場合もある」=「ケース・バイ・ケース」の意味する曖昧さは、時には大嫌いなのだが、人生はケース・バイ・ケースとうまくおつきあいしないといけない。人生の進む局面は、つねに白でも黒でもなくグレーなのだから。

それに「ならぶのも、人生なのだ」。そう思えることが一番なのかもしれない。

今日ははやめに。
みなさん良い夜を。

----------------------

| | TrackBack (0)

毎日の字間 2013.09.22 「変わる人生。見える変化」

※要するに短めの日記。毎日積み重ねる…頭の中身と行動。
----------------------------------------------------

うたた寝をして、リビングに
いくとTVがつけっぱなしで、見知らぬ番組が
放映していた。それを5分くらいぼんやりと観る。


今日の夜。変わる光景があるものだな、感じる。車は西から東へ20分くらい移動していた。それは3年前には予想しえない体験だった。車のエアコンの使用によって発生する水分が完全に排出されない。そのため、車の足下をじわっと濡らしていく。エアコンのスイッチを時々切って窓を15センチ程度開ける。空いた窓からは排気ガスの匂いがする。

人生の変化によって、見える光景が変わる場合がある。人生の変化というものは、リアルタイムではその本質を実感しにくいのかもしれない。1年、2〜3年または10年経過してから「その人生の変化」を思い出す。するとその意味や変化を理解したり、実感できる場合が多いような気がする。気がするだけなので、それは正解ではないかもしれない。ただの後付けの理屈かもしれないし、素直にそうなのかもしれない。真実は誰にもわからない。真実は大事じゃない。感じることが大事なのだ。心底自分で。

時間の経過を待つまでもなく、変化に気がつくことがある。それは嬉しい場合もあるし、悲しい場合もある。今日は嬉しい場合だった。ほんに一瞬であったが、観る光景が変わる光景となった。それは、人生の変化であって同時に自分が理解できた。

人生の先を知ることはできない。
でも、時には人生の変化を、その時に知ることができる。


明日も良い変化に気がつけると嬉しい。
おやすみなさい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

| | TrackBack (0)

毎日の字間 2013.09.21 「視界に入る植物」

※要するに短めの日記。毎日積み重ねる…頭の中身と行動。
----------------------------------------------------

こんばんは。
日差しを浴びた。植物のように。

 

今日は午後より札幌の少しはずれになる花屋に行ってみた。なぜ、そこかというとウェブサイトが良さげだったから。自宅では切り花を仕事部屋やリビングに飾っている。植物って効果的なインテリアだと思う。生活空間には「飾る」ものはほとんどない。大きな壁面でもあれば、平面作品でも飾りたいところだが、そのスペースは残念ながらない。だから、切り花。

植物はいい。色彩が自然にマッチする。寿命のあるところもいい。時間の経過があり、はかなくも、そこの実感がある。好みは鮮やかでなくていい。地味がいい。そして、強い感じがいい。なぜ、はかないの??

その花屋までは少し迷った。札幌だが未知の地域。最寄りの地下鉄駅がないところは、いつも未知である。僕は方向音痴ではないが店を見つけるのは下手だ。方向音痴ではないが道を間違える。やはり、方向音痴なのだろう。お店はどこ?

ギリギリの気持ちの中でその花屋は見つかった。男性店主が取り仕切るそのお店は、可愛らしさや、女の子のイメージする「花屋さん」と無縁な感じだった。気取ってもいないお店だった。とり扱っている花器も安くて、シンプルでいい感じ。

考える。自宅の自転車置き場の横にある場所から、雑草を次々と引き抜き、部屋にばらまいたらどうだろうか?楽しいか、悲しいか、無意味なのか、なにかがあるのか。仕事部屋での視界より3分の1だけ入る切り花。その存在感は、僕の心に少しの安定と、生死を考えさせる。植物を止まりながら、枯れて行く。自分は動きながら、時間の経過を受けて行く。その差異はなんだろう。花の命ははかないという。では、自分の死ははかなくないのか。花の特別扱いではないのか。

戻る。自分で組み合わせを決めるのは苦手だ。店主に適当にコーディネイトしてもらう。
「自宅はすぐですか?」「30分くらいですかね。他に用事もあるので帰宅するのは」。そこから3分くらい会話をする。花を紙に包んでもらう。紙の色は段ボールの色。店を出て車の後部座席に切り花をそっと置く。

切り花はそばにある。もう、寝室にいこう。
おやすみなさい。

--------

| | TrackBack (0)

毎日の字間 2013.09.20 「カフェにいること」

※要するに短めの日記。毎日積み重ねる…頭の中身と行動。
----------------------------------------------------

昨日より小さなお休み中。
2日目となった。



お昼過ぎ、少しドライブして、市外のカフェに行ってきた。
そのお店は、クラシックで清潔な店内。落ち着いたインテリア。
そして、大きな1壁面すべて使った窓ガラスから緑が見える。BGMはほんとうに控えめで、無音に近い。BGMがないというのは軽いプレッシャーとなる。音楽がないと、お店感がなくて、他人のおうちにお邪魔している気分になる。

そのわずかな緊張感が心地よくもある。ほかにお客さんが2組いて、男性の2人組ははっきりとした口調で話していた。その話ぶりは敬語という訳ではないが誠実な口調で、お店の人と話していたが気にならなかった。

女性の2人組は、静かな口調でお茶とケーキを楽しんでいた。僕は、お店にある雑誌をパラパラと読んでいた。そして、時々大きな窓ガラスから緑の風景を見る。時々、飛行機の音がハッキリ聞こえる。そういう地域なのだ。マフィンとココアを頼む。マフィンにサンドされたスモークサーモンとクリームチーズとの絶対的なおいしさ。

食後に、ラムレーズンの入ったガトーショコラも頼む。チョコの濃厚さの中にラムの風味がいい。雑誌の文字を追いながら、時々天井のほうを眺める。その時しばらく目をつぶる。瞑想のように2〜3分。半分寝ているような気持ち良さ。

静粛で、落ちついた空間だけなら、それは自宅でも可能かもしれない。しかし、カフェのどんなに落ち着いても他人の空間という緊張感、非日常感は気分転換になる。カフェは意識を刺激する。


明日は、小さなお休みの3日目。
これから、少し本を読もうか。

-------------

| | TrackBack (0)

毎日の字間 2013.09.19 「どうにもならない世界」

※要するに短めの日記。毎日積み重ねる…頭の中身と行動。
----------------------------------------------------

今日、無事過ごせたことに感謝。

僕は「どうにもならない世界」に住んでいと思うことがある。それについて別に絶望とか、消極とかといった意味は持っていなくて「まぁ、しょうがないよね」という反応をする。僕は生活の中で、「まぁ、しょうがないよね」というフレーズを繰り返す。それが、深刻な意味を持つ場合もたまにあるし、ユーモアでもあるし、わりと普通の時もある。でも、浮かぶ言葉は常に同じ。「まぁ、しょうがないよね」。これで統一されている。廊下を歩きながら、ディスプレイを眺めながら、時々、空をみながら、時には月をみて。

しょうがない世の中を感じた時に、そこにはしょうがない自分がいる。それは、悲しみかもしれないし、単なるナンセンスかもしれない。物事を操作しようと考えてはいけない。世の中は思い通りにならないのが「普通」なのだ。逆に物事がうまく進行していると、少し気味が悪いと思う。詐欺にあっているかもしれない。僕のまわりはすべて書き割りでできていて、それがバタンと倒れてきて、すべてが終演するかもしれない。または、あっさり夢かもしれない。この瞬間が。

僕は寝ていて夢を観ない(憶えていない)。それはきっと、日常を「夢」だと捉えているからかもしれない。では、夢の中を現実感なくフワフワと生きているかというと、それは違う。僕が現実主義者である。夢の中の大変な現実主義者。これは矛盾することではない。夢だろうと、現実だろうと、その中で生きていくのは大変なのだ。経済があり、人間が交わるならば。

「どうにもならない世界」、といってもそれは100パーセントじゃない。水道の蛇口をひねれば大抵は水が出るし、決められたお金を入れれば自販機でミネラルウォーターを買える。お店に入れば「いらっしゃませ」といわれる可能性はある。その素晴らしさを感じる感性が僕は一番大事だと思うのだ。そこに意味を見いだすのが人生なのだ。つまり、平凡さを心の友として、平凡さにオーバーアクションで反応してやろう!非凡さには目もくれずに。

どうにもならない世界で、どうにかなることに驚き、感謝したい。

同じような時間だな。
おやすみなさい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

| | TrackBack (0)

毎日の字間 2013.09.18 「のりにまかれたもの」

※要するに短めの日記。毎日積み重ねる…頭の中身と行動。
----------------------------------------------------

暑い&涼しい…北海道はこんな気候だった??

夕食はのり巻きといなり寿司にした。スーパーやコンビニの総菜は苦手になってきているのだけど、のり巻きやいなり寿司は結構食べている。こういったお店の生寿司はまた微妙な話になってくる。

(「微妙」という言葉の中には、いろいろな意味を詰め込むことが可能です。)

なぜなら、生寿司だとスーパーでも結構な値段になってしまうから。いわゆるコストパフォーマンスが微妙に感じる。でも、のり巻きやいなり寿司は味と、そのあたりもクリアーされているような気がする。ボリュームとコストが納得しやすい。

では、お寿司屋さんと変わらないかといえば、実は凄く違うもので、寿司屋さんのいなり寿司はとってもおいしいし、上品な味付けを感じる。のり巻きも、巻き方やしゃり、ネタも違う。だから、口に入れた時の感触も違う。

という訳で、別物感はあるのだけど、ただちにマズイにつながっていないので、パクパク食べてしまう。上品なものがベストだとは限らない食べ物の世界。

僕はのり巻きなんでも好きだがベストは鉄火巻。回転寿司でも必ずオーダーする。のり巻き系は、一番安い値段で設定されていることが多く、一皿で6個くらいあるので、お得ですよ、そして、お寿司と炭酸水の組み合わせは結構イケますよ、と小さな提案をして今日はこれまでにします。

(一番いいたいのは「お寿司に炭酸飲料の組み合わせ」がうまいということ。)

今日は少し遅い。
おやすみなさい。

-------------

| | TrackBack (0)

毎日の字間 2013.09.17 「欲望と遊ぶ」

※要するに短めの日記。毎日積み重ねる…頭の中身と行動。
----------------------------------------------------



自分の欲しいものはどこにあるのだろうか?
ヨドバシカメラにあるのか、または東急ハンズにあるのか。それてもアマゾンなら完璧なのか。「欲しい」という感情は、人間の性なのか、それとも社会システムによって生まれるものなのか。

物欲は欲望。モノに対する執着は自然なのか、不自然なのか。モノが欲しいという感情を昔よりうまく操作できるようになった気がする。気のせいかもしれないけど。

「〜が欲しい」の2つのセンテンス。自分が欲しいのは「〜が」なのか「欲しい」なのか。欲望は具体的だが実は抽象的ともいえる。凄く飢えているなら、食べ物は何でもいいだろう。iPhone5欲しい、というなら、それがiMacでも、Mac book Airでもないのはまったく個人的な問題で、実は多くの場合、アンドロイドでもいいかもしれない。実は絶対ではないし、絶対と思うなら、それは気持ちの問題かもしれない。気持ちの問題は抽象的であるから、具体的じゃない。

欲望は抽象的ではないだろうか? 最近は物欲を進めるよりも、その物欲はどこから来たのだろう? と買わずに考えて分析するほうが楽しくなってきている。考えて分析するだけなら、お金の節約になるからね。考える節約塾、物欲と遊ぶ。

もう少しあとだけど、
早めにお休みなさい。

------------------

| | TrackBack (0)

毎日の字間 2013.09.16 「買物は午前6時」

※要するに短めの日記。毎日積み重ねる…頭の中身と行動。
----------------------------------------------------

こんばんは。
雨と台風。

連休最終日。今日の朝の記憶を書こう、

5時に目が覚めて6時すぎまでベッドの中でぼんやりする。

今朝はネル・ドリップでコーヒーを淹れてやろうか、と思ったが車に乗ろうと決めた。僕は車に乗るのに決心が必要な人種なんだ。サイフと携帯と免許と手帳と車&自宅のキーをチノパンのポケットに無理矢理詰め込んだ。僕はハンズフリー。

玄関に用意していた燃えるゴミの5リットル袋を2つも持つ。自宅を出る。外は曇りと雨の連続体を構成してる。

朝の頭の中でワイパーの動きが、SF映画に出てくるメカのギミックのようだ。フロントガラスにつく水滴は、エイリアンの体液に違いない。

近所の24時間営業のスーパーに着く。駐車場にはトラックが1台。納品の業者だと思う。雨を軽いフットワークで避けながら、店内に入ると先客が2人。レジにおばさんが一人。

今の時間、午前6時30分。缶詰のコーナーに規則正しく並んでいるのが、とっても気持ちよく見える。スーパーの棚を僕はなんとなく眺めるのが好きだ。凄く近くにあって、触ることもできるのに、それは決して自分のものじゃない。レジを通過してはじめて自分のモノになる。このみえない境界線は、携帯電話の電波と一緒に自分をとり囲んでいる。僕たちは精神的に物理的に縛られて生きている。縛られているので生きて行ける。縛られないと、宇宙の彼方に飛ばされてしまう。

同じ売り場をループしながら考える。衝動買は避けたい。自然に手にしていた買い物カゴに、スライスチーズを少し考えてチェダーを入れる。そして、倉島牛乳を1パック、あと、暖めたらスープにもなるという野菜ジュース。知らなかったこの存在。

レジで清算中に、エコバックを持ってこなかったことを後悔と反省をする。

買い物の終わりは、イベントの終わり。
消費活動は個人的で同時に社会的行動。

まだ、寝ませんが、
おやすみなさい。

------------------









| | TrackBack (0)

毎日の字間 2013.09.15 はじめる

※要するに短めの日記。毎日積み重ねる…頭の中身と行動。
----------------------------------------------------

こんばんは。

連休の間の日。
早朝は、雷がピカリ、ドーン。夢の中で僕は白髪で、悲鳴をあげていた。起き上がる。雨なのに暑い。

インスタントコーヒーとクリープとサトウキビ糖を同じスプーンで、同量いれて、お湯をいれてぐるぐるまわした。平等主義のコーヒーは可もなく不可もなかった。朝食にトーストと目玉焼きとトマトを食べる。目玉焼きに醤油はもはや定番化した。

その後、ティム・バートンの「バットマン」の最初のを観る。ハッタリ具合がいいね。僕はバートン派。ジャック・ニコルソンのジョーカーもいぶし銀の魅力。

企画を1本を考えて、ワクワク感と、それに伴う業務に緊張感で心がぐるぐる。

昼過ぎに大通りに出た。小雨のような、雨のないような空。八雲でかつとじ蕎麦を食べる。そして、眼鏡屋でメガネをひとつ頼んで、丸井のカフェでヨーグルトパフェを食べて帰宅した。帰宅する手にはデパ地下総菜。食後は、クローネンバーグの映画を観る。

おやすみなさいー

---------------------------------------------

| | Comments (0) | TrackBack (0)

13.9.05-13.10.29「日比野克彦の夏休みの絵日記展」+記念講演会

Hibino1

NEWS:ホテルのギャラリー内にあるタイムライン
「日比野克彦の夏休みの絵日記展」記念講演会
Text&Photo by Shinichi Ishikawa(NUEMRO DEUX)



タイムラインは、作品になる可能性を秘めている。

札幌中心部にある老舗のハイクラスホテル、札幌グランドホテル。立地の良さや、スターバックス等があることから旅行客だけではなく市民もプライベートや仕事の会合等に利用することも多いかと思う。

このホテルにアートなニュースがある。今年2013年7月、同ホテル本館1Fにギャラリー「グランビスタギャラリー サッポロ」がオープンした。フロントと同じスペースにあるため良い場所で目につく。表面がガラス張りになっているので入りやすい。広さも適度で魅力的なアートスペースといえる。市内の新しいギャラリーとして歓迎したい。

2013年9月から10月の展示として、現代美術家であり東京芸術大学の教授でもある日比野克彦個展「日比野克彦の夏休みの絵日記展」がおこなわれている。その記念講演会が開催さえrた。その様子を展示作品の内容も含めてレポートする。


Hibino2

▲ 日比野克彦



講演会は、同ホテルにて開催され、参加者は限定100名で18時半よりスタートした。壇上に登場した日比野克彦は、札幌を訪れるのはひさびさだと語り、今回の展示について解説していった。それによれば、今回の展示は既存の作品ではなく、オリジナルの作品にしたかった。そこで考えたのは今年8月の絵日記を作成して、それを31枚の平面作品として展示するアイディア。これは「時間」をテーマにしたアート・プロジェクトであり「行動」の記録でもあるという。こうしたコンセプトを語った後、作品である絵日記を1枚ずつプロジェクターで写しながら、文章を読み、日記の内容について解説していった。絵日記の内容は美術家の日常であるので、さまざまなアートプロジェクトに関わるものが多かった。


▼ 1日にづつ、日付・タイトルと作品が紹介された。

Hibino3

Hibino4


● 視点:作品について感じたこと。

「絵日記」は普通とても個人的なもの。それを展示作品にしているのがユニーク。日比野克彦の日常をのぞき見るようで興味深い。公演の中でも語っていたが、毎日絵日記を描くというのはなかなかハードな作業だったという。出先のホテルの寝る前や、列車の中で取りかかることもあったという。

ここで描かれる「絵日記」は単なる日々の事務的な「記録」ではない。その日の出来事の中で、何をきりとって日記として描くのか?というところに、作品としての編集があり日比野克彦のその日の状況と行動、そして心情を観る側がいろいろ想像することができて楽しい。同時に同じ日、自分は何をしていたのか?と考える。自分と日比野克彦も仕事も住む場所も違っても同じタイムラインを生きているのを実感できる。


Hibino5

▲「グランビスタギャラリー サッポロ」。隣がホテルのフロント。人通りある場所に位置する。

個人的であり素朴でありながら、深く考えることができる「絵日記」という形の作品。それを展示するには、ホテル内ギャラリーという不特定多数の人々が通りすぎる空間。この組み合わせが、より作品を魅力的にしていると僕は感じた。都市の中のギャラリーは心のオアシスだと僕は思う。ぜひ展示に足を運んでいただきたい。また、以下のとおりワークショップも予定されている。

 

「日比野克彦の夏休みの絵日記展」

期間:2013年9月5日(木)~10月29日(火)11:00-19:00
※10/29のみ17時まで
会場:「グランビスタギャラリー サッポロ」 (札幌グランドホテル本館1階ロビー)
料金:入場無料
主催 株式会社グランビスタ ホテル&リゾート・札幌グランドホテル
ワーショップ:2013.10.9(水)ワークショップ「日比野克彦のこれまでの札幌日記」 を開催予定参加無料。懇親会予定(希望者・有料)

詳しい情報は以下を参照のこと。
http://www.grand1934.com/gallery/art/summer_201309.html 

| | TrackBack (0)

素敵なハコに出会える展示販売会「ハコマート」!

Hakoma1

NEWS:素敵なハコに出会える展示販売会
「ハコマート」!

オープニングパーティに行ってみました。

Text&Photo by Shinichi Ishikawa(NUEMRO DEUX)

札幌発信の全国的にも珍しいクリエイターによるオリジナルのハコの展示販売会「ハコマート」。1年ぶりにその2回目「ハコマート2013」が市内カフェのギャラリーにて開催された。初日(2013.8.31)のオープニングパーティ「ハコパ」と展示の様子、そして主催者と参加クリエイターのひとりにお話を聞いてみた。


 

PHOTO: パーティ会場はカフェ森彦の4号店Plantation。スタートからたくさんのお客さんと関係者、参加クリエイターの方が集って歓談していました。

Hakoma2

Hakoma3

 

Intervew 01
    Kondou Atsuhiro. 
主催者のお話

パーティの最中、主催者である市内の紙器製造会社モリタ株式会社の近藤篤祐さんにお話を聞いてみました。

Q:1年ぶりに「ハコマート」の2回目が開催されましたね。その感想等を教えてください。

A:今回の「ハコマート2013」は、当初から予定したものではありませんでした。前回の「ハコマート」を終了した時点で、会社としてこの企画を継続することについてゼロから検討いたしました。その結果やはり「ハコマート」の持っているクリエイティヴが会社にとって今後も必要だと判断したのです。

2回目のハコマートを開催してみて、企画の進め方やプレゼンテーションの部分はより良くなったと感じています。今回は「スイーツ」というテーマ設定をおこないましたが、そこを強く強調せず解釈はあくまでクリエイターさんの自由としたのも良い結果出せたと思っています。そして、前回に引き続きこの素晴らしい会場を貸していただいた森彦の市川さんに感謝しています(終)。

近藤さんは企画を進める中でクリエイターとよく相談をしていという。そこもハコマの魅力につながっていると感じた。

PHOTO: 展示会場であるプランテーション3階のギャラリー「グルニエ」。パーティ中も、3階の展示会場でお気に入りのハコを探したりいる方々もいました。参加クリエイターさんも作品を前にしてお客さんとお話を楽しんでいた。

Hakoma4

 


PHOTO:展示の様子を3枚ピックアップ。それぞれのクリエイターが、デザインしたハコの見せ方も工夫しているのがわかる。お客さんにも見て楽しく、ハコの使い方のヒントにもなっている。

Hakoma5

Hakoma6

Hakoma7

▼ Interview02 
     Takeda Hiroshi 
参加クリエイターのお話。

Hakoma8

▲参加クリエイターのひとり市内在住のアーティストの武田浩志さんにお話を聞いてみた。

Q:武田さんは、今回はじめての参加ということ、唯一アーティスト(美術家)という立場で参加した感想を教えてください?

A:テーマは「スイーツ」ですが主催者から「お菓子」に限定せずに、その解釈は自由ということでした。僕が考えたのは「スイーツ」というのは大事なもので、僕にとってそれはアーティストとしての「作品」ではないかと。そこから今回のハコは僕が取り組んでいる作品「ポートレートシリーズ」をハコにしてみました。

他のグラフィックデザイナーさんらは、本当にオシャレで良いものを作られているので、それに影響も受けそうにもなりましたが、結果として自分らしいハコ作りを好きにやらせていただきました。壁面も使って作品展示もやらせてもらっています(終)。

Hakoma9_2

▲ 武田浩志の作品



● 取材を終えて…

会場であるカフェ、プランテーションの場所はやや馴染みのないとこかもしれない。でも、地下鉄菊水駅から歩いていける。22時までなので仕事帰りも行きやすい。雰囲気良いカフェでお茶を飲む。そして自分や大事な人のために素敵なハコのおみやげを買う…秋も近い札幌での良い時間の過ごし方ではないだろうか。

 

"HAKOMART2013"

会 期:2013.8.31土-9.8日 11:00-22:30(LO22:00) ※9/4休     
会 場:Plantaion 3Fグルニエ (札幌市白石区菊水8条2丁目1-32)  

参加クリエーター
阿部 寛文(グラフィックデザイナー) / 岡田 善敬(アートディレクター) / 川本 真也(グラフィックデザイナー) / 菊池 信悟(from rocketdesgin)(アートディレクター) / 滝沢 愛梨(グラフィックデザイナー) / 武田 浩志(アーティスト) / 増永 明子(アートディレクター・大阪)/村田 一樹(from COMMUNE)(グラフィックデザイナー) / 森迫 暁夫(イラストレーター)/若岡 伸也(グラフィックデザイナー・山梨)

主催 モリタ株式会社 
協賛 (株)サクマ、大丸藤井(株)、日藤(株)、合同容器(株)、(株)DNP北海道 / 用紙協力 (株)竹尾

HAKOMART 最新情報は以下を参考に。
http://www.facebook.com/hakoma.jp

| | TrackBack (0)

« August 2013 | Main | October 2013 »