DVD REVIEW
「ザ・シューター/極大射程」(2006・アメリカ)
主演のマーク・ウォルバーグについては、僕はほとんど思い入れはなくて「デパーテッド」の脇役で初めて意識したくらい。
アクション映画にとって、主人公のキャラは大事だと思う。本作ではウォルバーグはとりわけ、ハンサムでもない。といって不細工が味になるほどでもない。寡黙でおしゃべりに魅力がある訳でもない。
軍人から引退して、森で犬と生活しながらもハイテク機器にも詳しそうな描写もある。つまり、アナログ人間ではないし、極端なハイテク人間でもない。
もちろん強い。頭も良い。「普通でデキル男」というのが、本作のウォルバーグの印象。もちろん孤独な戦いの中では超人的な活躍もみせる。しかし超人的な部分より限りなく「普通でデキル男」というところが印象に残る。そこにイヤミのない魅力ある。
他の点では、娯楽作的なアクション映画となっている。難しい内容ではない。スナックでも食べながらサラリと楽しめる。脇役のFBI捜査官はユーモラスな部分がアクセントになっているし、ヒロインは古風な感じでウォルバーグを支える感じが良かったな。
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FREE TALK
ビックカメラの地下の食料品売り場「エスタ」はなかなか楽しい。フロア全体が輝いて見える。特に目の惹くのはお菓子売り場。
さまざまな種類が密度濃く並び、子供の目ではまるでお菓子の国にみえるのではないだろうか。
その中で,最近オープンしたお店HOKKAIDO DESIGN SWEETSのデザートを買ってみようと思った。コーナーに行ってみる。
「どれにしようかな」と目移りしながらいろいろ見る。お店自体もスタイリッシュな什器にケーキが高価なアクセサリーのように並んでいる。
新しいのデザートとして紹介されていたフロマージュフランを買ってみた。5個入りでコンパクト。持ち帰りもしやすい(ここ重要)。自宅に帰りコーヒーをいつもより丁寧に用意して、急ぎのメールの返事も行って、食べてみた。
プリンのような食感。味はレア・チーズケーキのようなデザート。チーズケーキ大好きな僕はとっても満足。コーヒーの味もいつもより美味しく感じられた。
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DVD REVIEW
「キーファー・サザーランド IN ガンブラスト」
(2002年・アメリカ)
「24」のキーファー・サザーランド主演。劇場未公開作品。邦題に大きく役者名が入っているのが小規模な匂い。低予算でも面白い作品はあるので偏見はよくない。借りてみた。
サザーランドは、プロフェッショナルな殺し屋。その仕事の特徴は適当に知り合った女に、手伝いをさせて最後に殺すこと。今回の大仕事を前にガソリンスタンドで家出女に声をかけ手伝いをさせようとする。
「クールなプロの殺し屋」が出てくる作品はたくさんあるが、本作の特徴はストーリーのほとんどは、殺しの仕事先まで手伝いのために拾った女とのドライブ道中。ドライブインに行ったり、バーで飲んだり、踊ったり。モーテルに泊まったり。まるでロードムービーのよう(笑)。
アクションシーンは限りなくゼロ。緻密な暗殺計画のシーンも無し。あるのは、冷酷な殺し屋と田舎育ちの家出女とのやりとりで、サザーランドのヤレヤレ参ったなぁ、ため息がわかるような流れ。でも、そのあたりが新鮮で僕としてはドライブでの2人の会話のシーンが印象的で良かった。
殺し屋が主演なのにアクションシーンに重点を置かないというのは凄いと思うし、その試みはある程度成功していると思う。冷酷にも見えるし人間味もチラチラ出せるサザーランドは適役だと感じた。
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FREE TALK
道路を挟んで二条市場が位置するM'S二条横丁ビル。東エリアでもなかなかおもしろいスペース。
カフェあり、ホルモン焼きあり飲み屋さんありでどれも雰囲気の良いところです。
その中で、1Fの「うどん のむら」はおいしい。
それはこの暖簾が物語る。この潔さ。文字間、天地余白の素晴らしさ。気持ちよさ。
店内はカウンターだけで少々窮屈さを感じるが、関西風のだし、白いながらやや透明感のある麺のコシ。とってもおいしい。
天ぷらうどんをオーダー。もちろん揚げたてが出てくるし、衣が少なく上品な感じ。11時か23時までという営業時間も嬉しい。街中でありそうであんまりないうどん屋さん。
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DVD REVIEW
「リバース・エッジ」(1987・アメリカ)
キアヌ・リーブス主演。1987年の作品。代表作のひとつ「スピード」より昔の作品。存在感はあるが、内気な若者を演じている。
舞台はアメリカの田舎町。主人公キアヌは、不良高校生。仲間と授業をサボリ、大麻にハマル。いつもお金がない。そんな程度の不良ライフ。ある日、友人のひとりにガールフレンドを殺害したと告白され、川辺に裸で横たわる死体を見せられる。
その友人を匿ってもらうために、街に住む変わり者で、大麻を分けてもらっているフェックに相談をする…
フェックを演じるのはデニス・ホッパー。ダッチ・ワイフと住んでいるという設定が実に自然。さすがホッパー、違和感ゼロ。
ホッパーはいわば、まわりの若者不良達に対して先輩不良。そのやりとりに不良のジェネレーション・ギャップは感じられておもしろい。ホッパーは活動する不良だったし、意味のない殺しはしない、殺しは嫌いだ、と語る。対して、今の若者はなにもすることがない不良として描かれ、何事にも実感のないように描かれる。死んだ友人、殺した友人に対しても、なんの実感もなく、反応も無関心かちぐはぐに思える。
話しが進むにつれてホッパーが一番、マトモなんじゃないかな、と感じてきた。
岡崎京子の「リバースエッジ」は本作にインスパイアされた作品だろうか。そうだとすると岡崎氏はさすがモチーフをうまく自分の作品としてアレンジ・消化しており、さすがだなと思う。
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MAGNET Talk
次号のマグネットのためにロケハンに行きました。
メンツは、編集、デザイナー、カメラマンの各ひとりづつ。それに僕を合わせて4人。ロケハン(ロケーションハンンティング)というのは要するに撮影場所の「下見」(撮影場所探し、という意味もある)です。誌面の企画を考えて、撮影のプランを練ります。今回の撮影対象はお店。撮り方はいろいろ考えられます。
撮影日にいきなり現場で本番でいきなり撮り方を考えるのは、時間がかかりますし、撮っても使わない写真も出てきて無駄も生じます。ちょっと凝った撮影(例えば、モデルさんを入れたり、店内のものを動かしたり)をする時はロケハンは必ず行いたいところです。一般的な撮影許可の他に、撮影の細い部分でさらにお店の方の事前の許可も必要な場合もありますし、打ち合せもしたいですしね。
店舗の撮影というは営業時間後に行うのが一般的ですので、お店の方に負担にならないように、なるべく短時間で終らせないといけません。そうじゃないとお店の方が帰れませんもんね。なので本番撮影の時は、のんびりその場で考えるということはできませんから、ロケハン等の下準備のプランに基づいてスピーディに撮ることになります。それでもなんだかんだ時間はかかりますし、その場のアイディアを実行することもあります。
台割ができたら、編集テーマに基づく事前のロケハンを行い、デザイナーがラフ・イメージを作る。それを編集者と調整して具体的な撮り方を特定して、カメラマンと必要な機材、色調のイメージ、使用フィルムなどの打ち合わせを行い、本番撮影ということになります。そんな流れですかね。
写真はあんまりロケハン中!という写真が撮れなかったのでロケハン場所のアイドルを代理。
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FreeTalk
アップルより、軽量のノート型パソコンMacBookAirが発売された。アップル好きであり、モノクロディスプレイのころからアップルのノート派である僕にはなかなか嬉しいニュース。
まだ、現物を見てないけど、僕としては、良いマシンだと思う。
ネットの意見をいろいろ読んでみると、光学ドライブなし、イーサネットのコネクタなし、ファイヤーワイヤーなし…など「無い」ことに対して批判もあるようだ。
「無い」ことに対して、不満は言うのは簡単で説得力もあるように思える。でもどうなんだろう。「無い」ことについてのストレスもあるけど「あるけど、使わない」ことによるストレスというのも考えられる。
些細なことだといわれそうだが、他の電気製品にしろ、文房具や家具だって、ほとんど使わない機能があるのは、やんわりとしたストレスを僕は感じる。パソコンだってそうではないだろうか。
「無い」ということは欠点ではなく本マシンの「売り」であり、コンセプトだと思う。そこに魅力を感じて、デザインが気に入って、経済的にも許すなら買っても良いと思う。
ひとつだけ言いたいのは、ディスプレイがもう少し大きいと嬉しかった。15インチ以上あればもっと魅力的なマシンに感じた。
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FREE TALK
前にも書いたけど、僕はあんまりカフェで食事はしないです。ごはんを食べるところと、お茶を飲むところは分けたい派(どんな派?)。
ただ、ポリシーというほどでもなく、人といる時は、その時の状況で別にカフェで食事でも全然かまわないし、残念だとも思わない。
ひとりでいる時の気分として、食事をして場所を変えてお茶というパターンが気に入っているのかもしれない。
宮越屋のチーズトースト。食事というにはライトだけど、ちよっと時間のない時に、軽い食事を兼ねて食べることが多い。
厚切りのトーストに、バター、チーズ、そしてコショーかな。シンプルながらいつもおいしい。いつまでも飽きない味。午前中にコーヒーと朝食代わりにとして食べることが多いかな。少しお腹が空いた時に良いメニューだと思う。
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MOVIE REVIEW
「28週後…」(封切り作品・イギリス)
人間が凶暴となるウィルスの感染者からの生き残りを描いた「28日後」の続編。本作では、前作の監督であったダニー・ボイルは制作に回っている。この人は「トレイン・スポッティング」の監督ですよね。もう懐かしい感じもします。
前作では、主人公が病院から目覚めると、まわりは無人の街になっていた、というミステリアスな導入から、徐々に仲間ができて、事情が明らかになる。
ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」で確立した、襲われる、感染する恐怖、無人の街での食べ物や道具の調達。出会う人たちとの交流・確執、そして死、一般人と軍隊。といった定石をうまく消化しており、舞台はロンドンというヨーロッパ・ティストが魅力の作品となっていた。
さて、本作では良い意味で手堅く作った前作と、どう違う展開をとるかが問題となる。薄暗い部屋から始まる導入部は、まず恐怖と、本作の世界観をうまく表現しているし、前作を観ていない人にも本作が楽しめるガイドにもなっている。同時に実は本作の展開の発端となる出来事も隠されてるのもうまい。
ロメロの「ゾンビ」シリーズが、人種、階級という「社会派」なテーマを提示するに対して、本作は、家族、立場を超えた連帯など「パーソナル」な視点で描かれるような気がした。ただ、それらの視点が、投げられただけで、どう消化されたかよくわからなかったし、リアルでもないかもしれない。どうなんだろう。ただ、そんな深読みは無用のエンターティメントなおもしろさはあるので損はしないと思う。
感心したのは、ロンドンを防衛している狙撃手部隊を印象的に使っていること。その存在感を強調することよって、軍隊の大規模感がうまく演出されているなぁ、と思った。コワいけど、グロく気持ち悪いシーンは控え目なので、そういった映画が苦手な人にも大丈夫ではないでしょうか。
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NEWS: EXHIBITION
2月に開催される2つの展示会のお知らせです。学生さんの自由な表現を体験してみたり「妖怪」というユニークなテーマの展示を楽しんでみてはいかがでしょうか。
寒い日々が続きますが、そういう時期こそ意識してアートを求めて出歩くにのも良い気分転換になるのでは。その後はカフェでお茶を楽しむのも良いですね。
[北翔大学美術サークル米 3年生展]
日時:2月14日(木)〜19日(火)
時間:10:00〜19:00(最終日は17時まで)
料金:無料
場所:アートスペース201(札幌市中央区南2条西1丁目7−8山口中央ビル6階A室)
北翔大学の美術サークル米(yone)では、年に数回学外での展示活動を行っている。その活動のひとつとして、今年は3年生だけでの展覧会を行なう。ジャンルは油彩2人、切り絵1人、彫刻1人。それぞれの作家が、異なる方法で、独自の世界を作り出していえる。4人が作る「今」の表現を是非とも見て欲しい。
出品作家:石井貴子/遠藤真梨子/橋本真里栄/山谷美由紀
http://www.hokusho-u.net/artyone/
[妖怪展]
日時:2月26日(火)〜3月2日(日)
時間:9:00〜19:00(最終日は18時まで)
料金:無料
場所:札幌市資料館ミニギャラリー5,6室(札幌市中央区大通13丁目)
妖怪好きの、妖怪好きによる、妖怪好きのための展覧会。冬だからこそ熱くなる妖怪への想いを、大学生・専門学校生・社会人計14人がそれぞれに表現。60時間の百鬼夜行を楽しんで欲しい。
出品作家:麻野史枝/阿倍拡/石井誠/伊藤都/齋藤枝里/タラ/鶴田亀吉/丁稚/中村香苗/橋本真里栄/Hangedman/森居梓/山谷美由紀/湯浅祐介
参照URL「観光文化情報ステーション」http://www.sapporo-info.com/eventDetail.php?event_code=1125
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DVD REVIEW
「 ルパン 」(2004・フランス)
小学校の頃、図書館に児童向けのホームズと、ルパンの全集があった。僕はホームズは全部読んで結構熱中した。でも、ルパンは当時、不思議に読む気がしなかった。
怪事件に取り組んでいくストイックなパターンのホームズもの対して、バリエーションの多い話のルパンが、当時は理解しづらかったかもしれない。今もちゃんと読んでいない(「ルパン対ホームズ」は読んだかな)。
さて、本作はルパンの映画で「ルパン三世」の映画ではない。原作者を生んだフランスの制作した映画であり130分という長編。
20世紀初頭が舞台。ルパンが子供の頃から話は始まる。ちょっとした文芸大作という雰囲気。美しい緑の多い田舎の風景から都市、ダンスパーティ、豪華客船まで、贅沢なカメラワークと美術で見せてくれる。
といっても決して堅苦しくなく、内容はかなりエンターティメントたっぷりで、若く青さを感じる若者ルパンをロマン・デュリスが魅力的に演じている。この俳優の「真夜中のピアニスト」という作品も好き。これを機会に「ルパン」も読んでみたい。
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FREE TALK
最近、お酒の席でワイン飲む機会が何度かあった。
僕はアルコールが苦手なんでソフトドリンク専門だったのだけど、ワインを進められるまま飲んでみた。
すると結構サラリと飲めて、過去に経験のあった頭痛もなく良い感じ。今になってアルコールに少し耐性ができたのかしら。
その後も、ちょこちょこ飲んでのだけど、 気分が悪くなることもなく、良い時間が過ごせた。普通の人に比べればまだまだ少量だと思いますが。まぁ、それでも偉大な進歩であり、これからアルコールに少しずつ挑戦してみようかなと思った。
今からお酒が強くなる可能性というのもあるのかな。グラスを眺めながら、心の中でアルコールのための第二の成人式(なのかな?)を開始。トラブルなし。
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DVD REVIEW
「 10ミニッツ・アフタ− 」(2005・アメリカ)
僕は旧作5本レンタルをよく利用します。新作も少しお金を足せば借りれるけど、ここはあえて旧作だけを借りることにしている。そのほうが、いろいろな作品が見れそうだ。
最後の一本、なにを借りようかな、と棚と棚の間を何度か歩いていると目につくパッケージ。爆発する飛行機、覆面でライフルをかまえる男、爆発するバス。大変な勢い。
裏の説明を読むと「10分間だけ時間を戻せるタイムマシン」をめぐるSFアクションということ。
日本劇場未公開の作品。販売元はアルバトロス。ということで監督も主演キャストも、大メジャーではない感じ。これはハズレかもと思いながら、借りることにした。
自然光の美しいブールで、主人公のモノローグで始まり、結構このあたりアーティステックな感じがした。
その後、主人公を尾行する男女のFBI捜査官となり、男は女を口説いている。それから、すぐに犯罪者集団が登場して、アクションシーンとなり、銃撃戦だったり、車が凄い勢いで爆発したり。そこからはアクションの連続。
空気の読めないオタクな主人公、美人で行動的な捜査官、凶暴な犯罪者、というキャラクターを職人的にエンターティメント感たっぷりで見せてくれる。パッケージ分の勢いは感じられた。好きです。
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DISC REVIEW
Daniel D Vs Yamaoka 1969 / "PLAY OFF"(Cobra records)
「YAMAOKA」は北海道北広島在住の15年以上のキャリアを持つ山崎良範と岡謙一による2人組のテクノユニット。
その活動はライブPAから、国内外のレーベルによるレコード・CDリリースと幅広い。フランスのレーベルより30枚目のシングル「PLAY OFF」がリリースされた。
「テクノ」を支柱にグルーヴィーなノリを消化したナンバー。ベテランの妙味というべき音のひとつひとつに説得力がある。余計な雑味や過剰なアレンジもなく、制作の中で選ばれ、洗練された音だけがリリーストラックに刻まれたと感じた一枚。
オンライン販売情報(試聴あり)
http://www.cisco-records.co.jp/html/item/004/019/item402100.html
http://www.afterhourz.jp/cgi/search7.cgi?lh=COBRA(FRA)&categ=&genre=4&page=&sh=
http://www.juno.co.uk/labels/Cobra%20France/
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FREE TALK
ああ、今日もこんな感じで良かったのかな、と思い歯を磨いて寝る態勢を整える。よみかけの本のページを開くかどうか考える。
自己評価というのが苦手だ。まぁ、対外的にサラサラと出すセリフの用意はあって、それはおおむね客観的に合致しているのだと思うのだけど、それが自分にとって心の底からリアルなものかといえば、よくわからない。
自分の心の奥底には、なにが隠されているのだろう。考える。そこは闇なのか光なのか。闇に隠された光なのか、光に包まれる闇なのか。それとも、もっとノイジーな混乱した世界なのか。
自分の心の中のインナースペース、内面宇宙がひろがっている。この宇宙の探検は、お金も手間もかからず、時間さえあれば探検可能。しかし、探検はなかなか進まない。
ひとりの時間でもついつい本なり、ネットなりさまざまなアイテムとの接触をしてしまう。ネット探検は楽しいけど、それは自分の探検にはならない。〜しながら、というスタイルがすっかり身に付いてしまている。だが、たまに瞑想のように自分ひとりだけで心の中の世界を探ってみるのも良いかもしれない。
アイテムとしては、ノートにメモはしても良いと思う。そこに心の中に浮かんだことを書いていく。それらのメモはまとめようとしないほうが良い。ただ、見返すことによってわかることがあると思う。
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DVD REVIEW
「 ロード・オブ・ウォー」(2005・アメリカ)
「武器商人」というのは映画やマンガで印象的な脇役の場合が多い。「お金さえあれば、何でも揃えますよ。ヒヒヒ」という感じだろうか。でも本作では主人公なんです。
作中では「戦争」より「武器ビジネス」がズームされ、貧しい移民から這い上がるひとつの「仕事」として「武器商人」を選んだ男のストーリーとなっている。
主人公は淡々としていて、特別な人間には感じられない。たまたま、向いていた仕事が武器商人だった…という感じである。
ニコラス・ケイジは適役で平凡さのなかに、本人も自覚していないような鋭さが同居するキャラクターを演じている。普通のサラリーマンのように、仕事を進めていき、その合間に美人な妻との結婚を夢見る。弟の心配もする。
取引現場にてドキドキする人間臭さもたっぷり。優秀だけどラストまで冷酷無情な武器商人という感じはなく、人間らしい。そこがまたリアルなのである。主人公は自分が正しいとは思わないけど、自分を必要とする人がいる、という自覚が感じられる。
本作は現実の武器商人の取材を通して作られており、かなり具体的な取引や、武器ビジネスの雰囲気が伝わるようになっている。反面、ユーモアや、ポップな印象のシーンも多く2時間以上を退屈させない娯楽性も備えている。
主人公を追跡する刑事役のイーサン・ホークも、派手な立ち回りもなく、渋く、執拗なところもまたリアルなんだろうな。
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DVD REVIEW
「エネミー・ライン2 -北朝鮮への潜入-」(2006・アメリカ)
映画はいろいろあるのが楽しい。軽いものも重いものも。
特殊部隊の主人公らが北朝鮮のミサイル基地を破壊する作戦に取り組む、というストーリー。
正直、話も展開も人物描写も薄い感じで、考えさせるようなこともない。画面をやたらブレさせる演出も微妙な感じ。 サラリと楽しむ軍事アクション映画としては、お約束で、ご都合な展開がスムーズに流れていって悪くない。ちょっと目を離しても問題無し。
週末の夕食後というよりも、夕食までの空き時間に観るといい感じかな。「2」ですが「1」との関係性はまったくないので、これだけ観てもオーケー。
僕は5本1週間レンタルを利用する場合が多い。その時、本作のような軽めのものを1〜2本は必ず欲しいところ。無いと寂しい。
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FREE TALK
寝る前直前のウトウトする時間は、まどろみの時間。「もう、明日やればいいかな」と思える時間。
パソコンの電源を落とす。自分の身体も「システム終了」。各アプリケーションが落ちる前に、ふとんをかぶればいい訳だ。ふらふらと洗面所にむかう。
顔を洗い、歯を磨いてマウスウォッシュをしていると、そのまま飲んでしまいそうな、落ちていきそうな身体の状態。
もう少しです、あとは寝床にもぐり込むだけですよ。
ふと、目の前の障子がひどく不思議なものに見えた。不思議に加えて少々の不安、そして僕は眠りたい。障子を不思議に思える理由があるか、といえばないと思う。でも、その時気分は何なのだろうか。普段はそんな感覚は即無視を決め込むのだけど、こういったことを記憶しているも悪くはないだろう。
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FREE TALK
気分が乗らないと、僕はタイマーを眺める。
タイマーが好き。大きく分けると 家庭用というべきキッチン用と、あとタイムキーパーさんが使うような専門職用タイプがあると思う。
家庭用品に行けば、一目散にタイマーコーナーに行く。時計屋さんにいけばタイマーのコーナーに目を走らせる。そこの充実が僕の判断基準である。
液晶のデジタル表示のものが主流であるが、ダイヤル式のアナログのものも捨て難い。ボタンを押すよりも、アナログ式の必要な分数だけ回す、というのは非常に直感的で優れたインターフェースだと思う。
写真は持っているタイマーの中でわりと高価なもの。デジタル式だけど、ボタンではなく、ダイヤルで時間を設定できるのが便利。アナログ的なわかりやすさがある。
ふと、タイマーを手にとると自分が時間を支配できるような気がする。ドラえもんの道具のような気分。いろいろ機能を試してみる。正確な1分、5分という時間を実感してみる。そうしていると現代人にとって「無情の親方」といわれる「時間」について、自分がとても自由になった気がする。
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FREE TALK
飲食店について「外観はぼろいが、実はおいしい」という法則がある、と書いたものの、漫画かなにかで読んだ話なので信憑性は不明ですね。あやふやです。
実のところ、それは実態というか人の心の中にある、ある種の文学的な発想なのか。「キレイでうまい店」、「汚くて、マズイ店」。どちらも終点というか完結しすぎていて、広がりに欠ける。それを埋め合わせるのは逆説な関係なのか。会話でも以下のようなやりとりがある。
「××なんだけど、○○」。
「良い人だと思うわ。でも××なの」。
「悪い人ではないのだけど××」。
「良い意味で、××だよね」。
とか、いろいろありますね。いろいろあるけど、話はかなりずれてます。このあたりでヤメておきます。
実家の近くには「はちわか」というお弁当屋さんは、初めて見た時は、その外観から、もうやっていないお店だと思った。ところが、親に聞いてみると、バリバリ営業中&弁当うまい、とのこと。実家でのお昼に食べてみました。
凝ったメニューも、目新しさを狙うオカズもないけど普通のものが、おいしい。普段の食事はそこだよね。ポイントは。「天ぷら弁当」おいしかった。
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DVD REVIEW
「ザ・ファーム 法律事務所」(1993・アメリカ)
アメリカの映画って「法廷もの」というのは定番だと思う。法廷での争いをテーマにした作品は多いです。普通の法廷もあるし、軍事法廷ものも結構ありますよね。それだけ裁判というものが日本に比べればずっと身近でテーマにしやすいのでしょう。
これらの作品は、大体、不利な主人公側は努力によって有力な証拠が見つかって大逆転、という気持ち良さか、ラストに「真相」がわかってびっくり、というミステリー仕立かが魅力となります。被告と原告、本人と依頼人の関係など、ドラマになりそうな要素が多い。
本作は、トム・クルーズ主演の法律事務所を舞台にしたサスペンス。ですが「法廷での戦い」はこの作品にはなくて、苦労して新卒で入ったトップレベルで家族的な法律事務所の隠された秘密…という感じで、話は進んでいきます。
若く、正義感の強いクルーズに対して共演のジーン・ハックマンのベテランぶりのコントラストは良い感じ。全編に流れるピアノのサントラがとても印象的で、これを聴くのも価値あり。本作は最初に書いた、法廷ものの特徴よりも主人公のまっすぐな性格と舞台の南部の雰囲気にポイントがあってそこが楽しめる。
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FREE TALK
甘い物好きです。和菓子でも洋菓子でも。お茶との組み合わせは最高ですよね。コーヒーでも、紅茶でも、日本茶でも。
おいしいケーキに、おいしいお茶の組み合わせ。おいしい世界、小さな世界、楽しい世界。これを実現するのは、他の贅沢に比べれば、比較的簡単であります。
ちよっと手間をかけて、仕事の帰りに少し寄り道。おいしいケーキ屋さんに立ちよって、少し高価なお茶を買ってみる。おいしいケーキ屋さんはたくさんありますが、西武の地下の「ろまん亭」。おいしいお店のひとつです。モンブランをお持ち帰り。夕食もそこそこに、デザートの時間とする。DVDを見ながら、フォークを操る。幸せはここにあった。一度に食べるのはひとつですよ。写真は実家へのおみやげ仕様。
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DVD REVIEW
「ザ・センチネル/陰謀の星条旗」(2006・アメリカ)
大統領を警護するシークレット・サービスの話で、ベテランのマイケル・ダクラスと「24」の キーファー・サザーランド のダブル・キャストといえば、期待は裏切らない。
正直、内容的にはそんなに意外な展開も、ユニークな演出もなく、どこかで観たような話な感じもする。
でも、そんなことは大事じゃない。この2人の俳優の魅力で見せくれる。これは悪口ではなくて、この2人が銃をかまえて走ってくれれば、それで万事OKなのである。余計な話や、目新しい演出も不要。ちゃんとドキドキさせてくれますから。安心して観れるおもしろい作品です。そういう気分の時お勧めしたい。
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Works
Action List (1)
アクションリストとか、TO DOリストとか、みなさん作ると思います。要するに「やることリスト」ですね。手書きのメモ、今はパソコンでオフやオンラインで使えるシンプルなアプリケーションも人気がありますね。ケータイ、PDAで、という方もいるかも。
僕は手書き派です。手書きの利点は、環境や状況選ばない利便性。それだけだと、携帯やPDAという選択肢もアリだとは思いますが、加えて50とか100項目が、いつでも、どこでも、すぐに確認できる一覧性と、利便性でしょう。
リストには、ポストイットのノート 655RPという型番のものを使っています。色は黄色。これは76mm x 127mmという大きめのものです。
今は、システム手帳ではなくて、綴じ手帳を使っているので、システム手帳のリフィルと同じような感覚で手帳に張ってリストにしています。必要に応じて、いろいろな場所に貼れるのも便利。パソコンの傍に貼って眺めたり。
これに0.3ミリのシャープを使ってリストを作ります。すると、このポストイットに100項目は書くことは可能です。先に書きましたが100項目を一覧できるのが便利。この一覧性のおかげで、ある時の忙しい状況だけではなくて、少し未来の項目について、検討することができます。
忙しい中で、未来や少し先のアクションについて、今考える、着手することって凄く大切なことだと思うのです。それは多分、リストを作らないと、なかなか考えられないものではないでしょうか。
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DVD REVIEW
「スーパーサイズ・ミー」(2004・アメリカ)
マック好きです。僕はマフィン等の朝ごはんメニューが好き。メガマックはまだ食べてません。残念ながら。
本作はドキュメンタリーで、内容はマクドナルドのメニューだけ食べて1ヶ月生活する実験者(監督)の様子が紹介されていく。
この映画の存在は封切りのあたりから知っていたけど「なんか気持ち悪いな」と思って敬遠していた。
でも、今回思い切って観た。想像より、気分が悪くなるようなシーンは控えめ(無いわけではない)。マック生活を過ごす合間には、アメリカの給食問題に触れる場面や、医者がいろいろコメントするシーンのほうが印象に残る。
でも、日数の経過するごとに、監督の顔がむくんできたり、お腹が出たりするのはハッキリわかるし、途中から中毒ぽくなる描写もあり少しコワイ。
観終わってから、ネットでいろいろ調べてみると、この作品の実験結果や、紹介されるデーターの信憑性については疑問もあるようだ。外国でも、そして日本でもマックで1ヶ月生活の実験を行って特に問題のない人もいるらしい。
本作はドキュメンタリーだが、平坦で退屈になることなく、観ておもしろいものとなっている。僕としては、ひとつの映画の表現方法としてこんな作品もあっても良いと思うな。本作に登場する「スーパーサイズ」というのは現在は廃止したようだけど「メガマック」より大きいのかな。
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FreeTalk
正月2日目。実家には、特に正月料理らしいものなく過ごす。それについて不満がある訳でもなく、お雑煮ファンな僕はお雑煮さえ朝食に食べれれば大変満足でございます。お餅は2つでおねがいします。
昼食は外で食べることにする。近所のレストランがほぼ通常とおり営業している。本当、近ごろはもう正月も平日も変わらない感じですね。予約をして11時30分頃に行く。その時は自分の他は一組のお客さんしかいなかったけど、食事を進めていくうちに結構混雑してくる。お店を出る頃には、7割くらいは入っている。えっ、みなさんおせちはないのかな?と余計なお世話で思ってしまう。
きっと自宅には豪華なおせち等お正月料理がストックされているのでは…伊勢エビが盛り上がっているような…うちには無いけど。前菜のスープを飲みながら思う。
デパートや、ホテル等で毎年、豪華なおせち料理が販売される。そのおいしそうな写真を観ると一度食べてみたいなぁと思う。あれだけ豪華なものだったら本当お正月はそれだけで食べて過ごせそうですね。といっても僕の場合実家はわりと小食だしなぁ。通常の半分くらいのものがあればいいかな。
さて、昼食は、魚料理の海老と空豆のマッシュポテトがあっさりと食べられておいしかった。帰りにローソンで明治リッチストロベリーチョコレートを買って帰る。そして、お昼寝。夜は煮物とタラコという、極めて普通なメニューを食べる。タラコ好きなんです。
食後、ギルバート・ケイス・チェスタートンの短編「奇妙な足音」を読む。チェスタートンは、なんというか優雅な感じと、皮肉っぽさがストレートに楽しめるし、ミステリー仕立なのも楽しい。そんな発見が、僕にとっての正月気分であった。
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FreeTalk
年末、シェアさせてもらっている事務所の引っ越しがあった。
新しい場所は前よりスペースは広く、実家にも近く良い感じで。古いビルで雰囲気も良い。昔、この場所から5分程度のところに住んでいたこともあり懐かしい気分もある。
そこで、結局大晦日の夜も古い資料を整理したり、Macのセッティングを行っていた。どうせなら新年からすぐに使えるような感じが良い。後はワゴンをひとつ買いたいのだけど、取り寄せということで、これは年内には片づかなかったな。
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Movie Review
「アイ・アム・レジェンド」
上映中のお正月映画。大晦日の夜行ってみました。大晦日の中心部は意外と閑散しているものです。
デパートの地下食料品コーナーは、きっと今晩の食事の用意のためか混雑していましたが。スガイの映画館に行きました。18時の回でしたが、混雑もなくゆったりと観れました。
あらすじが、病原菌によって、ほぼ世界のすべての人間がソンビ化。ニューヨークにひとり生き残った主人公は孤独な戦いを行っています。
内容としては、「28日後」、「ランド・オブ・ザ・デッド」「ドーン・オブ・ザ・デッド」といったここ数年ちょこっと流行った「ゾンビもの」のティストを色濃く感じる作品。「バイオハザード」もそうかな。
映像面で、特筆すべきはこれまで直接的な表現が難しかった「荒廃した都市」の様子をCGを駆使してバッチリと上から下まで映像にしたところ。これだけでも観る価値があると思う。また、お約束の「街にあるものを好きなように使う」というシーンも用意されていて楽しい。
違いとしては、他作品では主人公は少数のグループにいて、その中での「対立」というのがひとつの見せ場となっている。つまり、「ソンビという敵」と「同じ人間の中の敵」のドラマがひとつのパターンになっている。
本作では、その部分は希薄であり、代りに主人公の「孤独」というのが、見せ場となっている。
DVDショップのシーンも、そうだし先に書いた荒廃した都市の迫力ある映像も「主人公の孤独」を表現するのを助けている。「孤独」こそが本作のコンセプトであり、そう考えれば本作のラストの展開も理解できると思う。「孤独」が身体の芯まで染みついてしまった男の物語なのだ。主人公は最後まで孤独な気持ちだったに違いない。
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大晦日の日、コーチャンフォーのミュウヘン大橋店に行ってみました。
このお店は、ご存知のとおり、道内に店舗展開している書籍・CD・文房具の大型店舗。僕の好物がそろっていますが僕は車がないので、ちょっと行きにくいお店でした。
でも、ある時、人と話していてミュウヘン大橋店は、地下鉄駅から近いよ、というのを思いだして行くことにしました。地上に出る地下鉄に乗るのはひさびさです。澄川駅は、大学時代に使っていた駅なので懐かしかった。駅前の店舗はその頃とはかなり変っている感じでした。
駅にある周辺地図のパネルを見ておいてアタリをつけた方向に歩いていきました。経路としてはかなりわかりやすいです。だんだん山が見えてきて郊外のほうにむかっていくのがわかります。そして大きな駐車場があったのですぐわかりました。
駅から10分程度です。入ってみると確かに大きい。書籍は正直、見るのが疲れるくらいたっぷりあります。広くてシックなミスタードーナツもあったりします。
僕の一番の収穫としては、文房具のコーナーに「Cカンパニー」のシステム手帳がのあったこと。札幌で初めて見た。この会社はオリジナルのシステム手帳のバインダーなどの革製品を作っている会社で、ネットで良く見ていて「現物みたいなー」と思っていたので、ラッキーな感じ。質感ってネットではわかりにくいので現物の見て触れる場所は大事ですね。これだけでも僕は行った価値がありましたよ。
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