DVD REVIEW
「ユナイテッド93」(2006・アメリカ)
あたり前の話だけど、映画には主人公がいる。主人公の魅力は、その作品の質に大きな影響を受ける。どんなにシナリオや、カメラワーク良くても主人公に魅力がなければ、つまらなく感じだろう。
映画というのは「主人公の話」である。主人公に魅力があるから観客は「こいつの話なら観てやろう」という気持ちになると思う。
さて、本作では、一般的な主人公が設定されていない。実は僕は観終わるまで、それに気がつかなかった。エンドロールが始まった時、なんか作品全体に感じる違和感があった。
考えてみると、それは「主人公の不在」であった。監督の意図は、すべての登場人物が主人公ということだろう。たしかに、このテーマを映画にしようとした時そうするのがベストかもしれない。現実の世界では、すべての人が主人公なのだから。
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DVD REVIEW
「ファイナル・ショット」( 2004・ドイツ,ルーマニア,イギリス,アメリカ)
パッケージを観ると、登場人物らの頭脳プレイなサスペンスという感じ。実は内容は違う。一言でいえば「文系ダメ青春若者(元若者も含む)映画」かなぁ。
主人公はちよっと生意気な感じのガールフレンドが居て、若いし結構カッコ良いのに元泥棒のデニス・ホッパーに弟子入りしてしまう。
一所懸命技を仕込むホッパー。主人公もマジメに錠前破りを練習します。励ますホッパー。なんかとても素敵な師弟関係が展開されます。
そこに、根っからの犯罪者なんだけどクリスチャンの男と、遊園地を経営する金持ちの夫婦の財産をめぐって話は進む。最初に書いた通り、ドキドキ・ハラハラなドライな駆け引きではなく、もっとねっとり、ぬれぬれな犯罪ドラマが展開されていく。注意、オシャレなシーンはまったくありません。
登場人物の誰も幸福に思えないあたりは妙にリアル。犯罪ってそんなものかもね。ラストの爽やかな音楽がひどくさびしい気分にさせる。そして、ロードムービーふう。こう書くと凄い傑作を観たような気分にもなるのだが、そうでもないだろう(笑)。 でも、好きだなぁ。
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コーネリアス3月にDVDをリリース。良質のビジュアルとロックなツアー
コーネリアス/小山田圭吾に取材をした時、その中で「特に趣味はないんで」
という回答が印象に残っている。要するに「好きなこと=仕事」となってい
るからだろう。また、そういう素直な言い方から素顔は素朴で実直なアーティ
ストという印象を持った。
新作リリースごとに新しい展開をみせてくれるコーネリアス。それらは緻密
な計算の結果というより、直感を大切にして、それをブレなく作品を作り上
げるタイプのアーティストなんじゃないかな、と僕は感じた。3月19日に
発売されるコーネリアスのDVDのサンプルが届いたので紹介します。
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FREE TALK
カフェで想う。「考える」というのは結構大変なことだと思います。毎日、働いていて自分がどれだけ考えているか、というのは難しいところです。
頭の中でキチンと考えているかと思ったら、過去の事例からを適当に当てはめて結論を出していることがあります。
これは考えるとは「違う」と思います。考えるというのは、もっと問題について多角的に検討して、いくつかのプランを立てて、その中で妥当な選択をすることだと思う。そして、流れの中に穴のないように、チェックポイントを作ることではないか「プロジェクト」を立案して実行することだと思う。
ちいさいな出来事も「プロジェクト」として、処理する。決して堅苦しくなく、自然にできるのが理想。頭の良い人って、このあたり無意識にできている!というのを一緒に働いている時、思うことがあります。
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FREE TALK
21時ころ円山の静かな住宅街にあるカフェ、pâtisserie salon óganaにひさびさに連れてってもらいました。ケーキ屋さんのカフェなので、ケーキはおいしい。当然、頼みます。
ブルーベリーとチーズのタルトとカフェオレを楽しみながら、雑談をしました。
ちょっとした斜面に沿って立っているユニークなお店なのです。入口はドアだけが静かにあります。左に階段があり、そこから下がって店内に行きます。店内は大きな窓があり、良い雰囲気です。23時すぎにお店を出た後、そういえば晩ごはん食べてないな、と思いました。連れとしっとりとした会話で静かな時間を過ごしたいお店です。
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FREE TALK
とても変った名刺は取り扱いが難しいです。できれば、名前の表記等がわかりやすく。その人のやっていることが伝わる程度、個性のある名刺が良いと思います。
この日、取材時に名刺をいただきました。その名刺の裏は、いくつかのバリーエーションがあって、お好きなのを選らんでくださいということでした。表面はシンプルな名前表記のデザインでわかりやすいものだった。サイズは定型サイズ。
用意するのは大変だと思うけど、こういう少し凝った名刺は楽しいし、伝わります。
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DVD REVIEW
「夜よ、こんにちは」(2003・イタリア)
割安なゲオの5本レンタル。最後の一本が難しい。同じ棚を何度まわることか。最初のほうで観る気マンマンなものは選んでいるので、最後はなんでもいいかな、と思う。本作もタイトルも監督も知らなかった。
パッケージの裏の説明を斜め読み。サスペンスっぽい内容と感じて、借りてみた。観るとアート系のドラマ作品であった。
イタリアで実際にあった武装左翼集団「赤い旅団」によるモロ元イタリア首相誘拐事件。本作はその誘拐犯の動きを、仲間の若い女性の視点から描いていく。
誘拐犯らはアパートを借り、隠し部屋を作り、そこに元首相を監禁する。要求を出す。世間の反応をTVで知る。そのTV映像では実際の当時のニュース映像が使われていてリアルな感触がある。ショッキングな題材を扱いながら、作品のトーンは非常に静かで暴力的なシーンはほとんどない。
主人公の女性は飾り気がなく清楚で美しい。質素に真面目に働く女性という印象。彼女は普段は図書館で働いている。家に帰ると、仲間と監禁されている元首相がいる。彼らに食事の用意をする。食べながら、ぼそぼそとこれからのことを話す。ベットで寝る。そのサイクルで話は進む。
主人公の女性は寡黙で、自分たちの行動(=誘拐)についての正直な気持ちというのは、最後まで明確に表現されない。ただ、ヒントは無数に隠されている。その気持ちを読み取るのが、本作の魅力ではないかと思う。
監督は恐らく「良い」とか「悪い」というレベルの問題提起はしていない。犯罪者らを自分達と同じ人間と捉えた時、私たちはどう理解すればいいのだろうか。静かな夜にしっとりと鑑賞したい作品。
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FREE TALK
近ごろはあんまりスナックにはまらない。もう、卒業か…と静かにコンビニのコーナーを素通りしようとしたら、ふと目についた「チーザ」。
「カマンベールチーズ51パーセント」というコピー。50パーではなく、51パーというのが良い。いかにもギリギリまで研究した感じがする。
早速購入、食べてみる。38グラムと少なめの量なんだけど、タップリ楽しめる。トッピングというとチーズを連想するチーズマニアの方にはぜひ一度試していただきたい。「濃厚おつまみスナック」というコピーも近年まれにみるわかりやすさでグー。また特許出願中というのもリスペクト。
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FREE TALK
DVDを観る理由として、積極的に楽しんで観る、ボーッと観る、原稿を書くために観るなどがあります。
その心構えによって、同じDVDを観るという行為でも気分は変わってきます。
ポータブルDVD機を持っています。もう3年くらい前に買ったものなので、小さいわりには重いであんまり持ち歩きはしません。
今、パソコンにはあたりまえについているDVD再生機能ですが、このような専用機も一台あるのも便利です。TVにつなげて大画面で観ることもできます。あと、CDを再生して音楽も聴けます。僕はアナログ仕事用の机にちょこんと置いています。
ちいさな画面も意外と気にならないものです。原稿を書くために観ながら、気分転換にボーッとみる、という作品にはゴダールの映画が最適です。「勝手に逃げろ/人生」「フォーエヴァー・モーツアルト」を良く観てます。ゴダールの映画は10年以上観ていますが、監督の意図することは今でもさっぱりわかりません。ただ、80年代以降の作品は昔は観ることも苦手だったのですが、今は逆に古めの作品より新しい目のほうがしっくり楽しめます。
ちなみに、積極的に楽しみたいDVDは居間のTVで観ます。
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MAGNET
次号の「マグネット」のための撮影。ほぼ一日使う。10時30分に現場に。ADとC集合。アルプスの天然水(ADお勧め)を飲みながら始める。
撮影については、ラフ切って、ロケハンをやって、概略を決めてからおこなうけど、事前にすべてを決めることは状況によって難しい。
なので、現場で決めることも多い。「どれだけ考えるか」、「どれだけ考えないか」というふたつのベクトルはまったく相反するものだけど、時にはうまく使い分けるのも必要。意味性にこだわりすぎるとうまくいかない場合もある。でも、意味性は基本的に大事にしないといけない。
とにかく時間制限のある現場に来たら、パッパッと判断するのが大事だと思う。現場での長考というのは撮影全体のリズムを崩す。そんなことを考えながら、午前中はブツ撮りをいろいろ。写真の撮影ブツは医療用業務用品ですね。まぁ、予想よりもスムーズに進行した感じがする。迷いな雰囲気になったら「それで進めて良いと思うよ」というのが僕の役割か(笑)。
お昼は3KGに誘われて、近所の「かれーうどん椿」のカレーうどんを食べる。これがスパイシーで食べごたえあり。おいしかった。うまい。その素晴らしさに、もう一仕事をやり遂げた気分になったが、まだ撮影は続く。16時ころ終了。
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FREE TALK
中島公園の近くにある、カフェキャトレールは素敵なお店です。
写真の通りお店のインテリアは雰囲気があり、バリエーションもあります。写真は一部で実際はこれの倍以上の店内面積があり、広々としています。まるで、家具屋さんの家具に座ってコーヒーを飲んでいるようです。
写真の左のほうに見える大きめな白いテーブルが気に入りました。仕事机として欲しいと思いました。このお店は天然酵母を使用した自家製パンも販売していますよ。
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DVD REVIEW
「スネークフライト」(2006・アメリカ)
飛行中のお客の賑わう旅客機にフェロモンで凶暴化した大量のヘビがばらまかれた!犯罪組織のボスが自分を有罪に追い込む証人を消すために…
旅客機パニックものというのは、いろいろあるけど「ヘビでいっぱい」というのは映画史上初か(笑)。ヴィデオ屋でパッケージ裏のあらすじを読んで、ピンとくれば借りればいいし、こなければ棚に戻せばいい。
作品全体はB級というかお気楽な雰囲気に包まれている。話しの流れ上、人が死んだりするけどそのあたりシリアスにならないのが良い。そんな作品も必要だと思う。
パニックになる乗客を取り仕切るFBI捜査官役はサミュエル・L・ジャクソン。ヘビで囲まれる中「オレは毎日が戦いだ」とか大まじめに話すところが凄く良い。さすが演技派サミュエル!わかってるなぁ。
他作品で、強い個性やクレージーな魅力を発揮する俳優だけど本作ではあえて、生真面目でステレオタイプな渋い捜査官に扮している。それが、ありえない状況と良いコントラストとなって作品のおもしろさを上げる。
まわりの乗客も、芸能人、キャリアウーマン、新婚夫婦、若いカップル、口うるさい客、子供、赤ちゃんと「定番」とも思えるキャストが予想通り展開をみせてくれるるのも楽しい。
アカデミー賞とも、アート的評価とも無縁の作品だと思うけど、こういう作品もないと息苦しいし、寂しいね。
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BOOK REVIEW
「スティーブ・ジョブズ 偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡 」(著林 信行・2007)
スティーブ・ジョブズ はパソコンのMac、iPodで知られるアップル社のCEO(最高経営責任者)。
一時期クビになっていた時期もあったけど、この会社の創立者でもある。その人物の写真を中心とした本。創業時から現在までの写真、発言があって、交互にエピソードがテキストで紹介される感じ。
コンピューター会社の代表の写真集のようなものが発行されてしまうのは、まさにこの人物の魅力だろう。ハンサムだしね。
ジョブスについては、文字中心の読みごたえタップリな本は何冊か出ていて、どれもおもしろい。
なぜなら、大学を中退し、ほとんどお金のない状態から、アップル社を設立し、大きくしていくあたりは、良いこともあり、悪いこともあり加えて、ヒッピー文化に影響されてインドに行ったりした学生時代も含めて、リアルでおもしろいエピソードが多い。そして、一度アップル社をクビにもなっているし。
それに、この人物の魅力は、つねに素晴らしいものを作るために、製品のデザインに関する細部まで口を出すところだろう。そのこだわりが書籍などで確認できるのは楽しいところである。この本を読んでiMac G4のデザイン・コンセプトもジョブスの発案だったくだりがあって興味深かった。
本書は、今までのジョブス本を読破してきた方々には、写真が目新しいと思うし、はじめての方には、より深い内容を知るために別の書籍にトライしてみるのも良いと思う。僕は20ページの初代Macと写るジョブスの写真が好き。初代Macのデザインって一番好きだな。今でも。
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FREE TALK
21時ころ、地下鉄から実家までの道のりを歩いていた。すると、途中に点々と、雪灯があった。
こういった素朴で可愛らしいものがいつでも好きだ。雪や氷で作った高度な彫刻よりも、自分の気持ちの中にすんなり入ってくる時もある。
表現の難しいのは、手間かけた時、それをすべて反映させてしまっても、それがプラスにならない場合があること。
手間をかけた分、その「証拠」として組成物に反映させたい気持ちはわかる。でも、足し算が必ずしも有効にならないのが、制作することの難しさ。手間はかけないといけない。でも、その手間から、必要なもの、不必要なものをうまく選択して、よく選んで反映させる。良質なシンプルな表現の裏には、それを支える沢山の手間が隠されている。そんな表現をしたいものです。
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DVD REVIEW
ダイハード4.0(2007・アメリカ)
ブルース・ウィルス演じる主人公のマクレーンのさびれた感じが良い。奥さんには離婚され、別居の娘がボーイフレンドとのデート中に出現して、ストーカー扱いされる。カッコ悪い。
ひとりで食事の毎日。昇進もしてない。そして、自分はもう若くない…もう、生きることに執着もないようだ。
しかし、自分の街で勝手をやるクソッタレ犯罪者は許さない!というのがカッコ良い。男泣き。
派手なアクションは予想とおり見応えタップリ。今回、一緒に組むハッカーの若者も親父と息子のようなやりとりで良い雰囲気。
ラストでの娘、ハッカーとの会話のシーンは、とっても短いシーンなんだけど3人の気持ちが通じてハッピーな余韻があって好き。そんな部分もお見逃し無く。
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FREE TALK
午前中の早い時間からやっている良さげなカフェというのは意外と少ないものです。
南3西8の「鬼平コーヒー」は朝8時から開いてます(日曜は10時から)。
店名よりのイメージはおっかない感じですが、店内はシンプル。テーブルや椅子はモダンだったり、木目のもので良い雰囲気。カップも素敵でした。
窓が大きいので差し込む午前中の日差しが気持ち良い。週末、少し早起きをしてこんなカフェで週末のスタートができると楽しいですね。雑誌やマンガもありますよ。
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FREE TALK
Mac Book Airの現物が見たかった。先週、ビックカメラのコーナに行った。現物はなかった。その代りか紙のモデルのようなものがあった。残念。
今週金曜、閉店近くに行った。すると、と現物があった。
WINDOWSノートパソコンを含めて全体で考えるとMac Book Airは最軽量でもなく高性能でもないと思う。
でも、現物を見るとそのデザインから生まれた質感については凄く魅力的。特に閉じた時の存在感は美しい。薄い。ノートというよりボードである。これがコンピューターだとは。
機能としても趣味・事務的な役割としては十分。ネット接続が無線のみについても、今はインターネット環境さえ持っているなら、それを無線化することは難しいことではない。
逆に考えるとMac Book Airが自分の生活でのネットを無線化するチャンスをくれるかもしれない、と考えてみてはどうだろう。使う時は電源コードすらにはずしてまったく他に接続する線がない状態で使いたい。そのために最小限のポートしかないのだから。「線のない喜び」、そういったライススタイルを提示するパーソナルコンピューターではないだろうか。
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FREE TALK
今はあんまりメモやノートに色ペンを使ったりしてない。少し前は、よく4色ボールペンなどを使っていた。
色を使うなら、使い方にルールが必要だと思う。だけど僕は自分に便利なルールが思い浮かばなかった。
そういったことについて書いた本も読んでみたけど、自分にはしっくりこなかった。
一番大切なのは、赤、その次は青のような感じで適当に使った。それなりに役立つけど、それは色を使わなくても「◎」などの記号とかで工夫すれば良い感じがした。そのため現在はやめている。
ただ、ひとつの仕事について、2〜3点あるような最重要ポイント、アポイントについては、黄色のラインマーカーを使っている。愛用しているのはBiC製のもの。全体的に適度に丸みを帯びた可愛らしいデザイン。キャップをはずすと握る部分にラバーのグリップがあって、ブレずにラインを引きやすい。
僕の中のコツは、これをできるだけもったいぶって使う。使うか、使わないかということを頭の中で良く検討してから使う。考えた結果、使わないこともある。また、別のところにマークすることもある。引いて目立たせるというより、その仕事について考え直す機会としてのマーカーを使う。マーカーを引いた時が、始点ではなく終点なのかもね。
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FREE TALK
SONYの2ギガのUSBメモリを使っている。接続する部分がキャップではなく可動式のカバーなのが好き。
キャップってなくした経験もあり苦手。このUSBメモリは大きさが4センチほどで小さい。
カヴァー部分が結構あるから実質的なメモリ部分は2センチ程度でないだろうか。コンパクトでいいなぁと思ったのだけど、ここまで小さいと、無くしそうな感じもしてドキドキ。
そのためか裏にクリップがついている。上着やバッグの内ポケットにセットできるようになっている。
僕はフロッピー、MO世代であるためか記録メディアって平たい四角がいいなぁと思う。CDもあるけど、まるいより四角のほうがデジタルっぽい。まるい形はレコードのイメージで音楽が入って欲しい感じ。
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WORKS TALK
今年の手帳は能率手帳普及版タイプになりそう。
もともと僕はこの手帳が本命なのだけど、ここ数年、システム手帳に浮気をしていた。
でも、スケジュール管理に絞れば能率手帳は良い。それにこのスケジュール欄のシンプル具合に僕はうっとり。
見やすい薄いクリーム色の用紙。見開き一週間。8時から24時まで時間軸。使用スペースの小さい月間予定表についても、最低限のマークをして詳細は週間スケジュールに書けばいい。また、月間予定表には仕事・家事の記録も残している。
記入は0.3ミリのシャープを使う。他の筆記具は使わない。必要があれば◎等の記号を使って目立たせる。ただ、あんまり記号には凝らない。
左ページの時間軸のあるスケジュール欄には、(1)「アポイント・イベント・時間指定のある期限」(2)「確実に行なう仕事」を記入する。(2)が僕はとっても大事だと思っている。「その時間にやれればいいなーという仕事」ではなく「確実に行なう仕事」を書くのがいい。
沢山の仕事から「確実に行なう仕事」を割り出すことによって、仕事管理がシャープに行なうことができると思う。右ページには、仕事の日単位の期限や、進行中の仕事のメモ等などを書く。
アクションリストについては、長期に渡る事項もあるので、手帳の大きさぐらいある大型のポストイットにリストにしておく。そして手帳を開いて最初のページに張って使っている。そこから、アクションを起こしたり、スケジュールに落とし込んで実行する。
とにかく時間軸に書き込んだ予定は確実に実行するというのが大事だと思う。そして、実行してログを残したほうがいいと思うものは月間予定表に記録しておく。また、能率手帳は一番後ろのページに、別売りで補充ノートという30ページほどのメモ帳をセットできる。ここにいろいろなリスト・覚書を書いておくと便利。
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FREE TALK
精神論は難しい。なぜなら自分の実感として精神を感じないから。別に無感情とか、いつも冷静という訳ではありません。 ちいさいコトに後悔することもしばしば。下らないことも大好き。気弱になるのはいつものこと。
自分の心の中にコレだという核が感じられないのです。心はあると思います。でも核がないような。だから自分の行動に常に実感が持てない。必然を感じてアクションをしている訳でもありません。
スーパーの生鮮食品売り場にある、お肉やお魚の入った白いトレイ。僕の心はそのトレイの汁が、こぼれないように入れるポリネチレンの袋。袋の中にはレシートの裏に書いたメモが散乱。そのメモが僕を時々動かす。僕は素直に従う。経験によってレシートはたまっていく。文字がかすれて読めなくなったレシートもある。精神についてそんな程度の妄想しか浮かばない。でも、結構気に入っています人生。
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DVD REVIEW
「パフューム 〜ある人殺しの物語〜」(2006・ドイツ)
ひとつの寓話をお金をかけて映像化した作品、というのがひとこと感想。それ以上でも、それ以下でもないような感じがした。
現代の複雑な社会に生きる自分の視点で考えると、本作の主人公や、他の登場人物はひどく純真に思える。
民衆のセックスのシーンを観て、世の中には愛のないセックスもある訳だし、セックスだけが愛でもない。よって、セックスだけで愛を表現するのは少々乱暴な感じがした。
また、今の世界では「愛」がなくても「全能」の力さえあれば、それだけで十分生きる理由になるのではないか。
そんなことを考える僕の心には「歪み」がある。それも自分自身の一部であるから、否定はできないし、そのために死ぬ訳にもいかない。うまく付き合ったいくしかない。自分の気質で考えると本作はストレートすぎて正直ピンとこなかった。
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DVD REVIEW
「ハンニバル・ライジング」(2007年・アメリカ)
観るなら「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「レッドドラゴン」を観ている、というのが前提の作品かな。
ヨーロッパの城のシーンから始まり、森の中のロッジや、ヨーロッパの街並み、そしてカナダまで、さまざまな場所の光景が美しく楽しめるのは全編の魅力。
第二次世界大戦から8年経った後という時代設定も現代が舞台の前作に対して新鮮に感じた。
主人公の若きハンニバルは、熱演だとは思うけど、ちょっとがんばり過ぎな感じも。そんなにいろいろやったらすぐ捕まるだろう!と思う。身を寄せる親類が日本人ということで、武道を含めて日本文化の大きな影響がハンニバルにある描写がある。それらが殺人鬼ハンニバルの形成に役立ったようで日本人としては迷惑な感じもする(笑)。
まぁ、そこは一種のファンタジーとして片づけよう。そう思えば作品全体がシックな感じで落ち着きがある。かつ前作3作とは違うティストが出ていて、おもしろかったですよ。
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