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ついに入手。

G6_2  別にレアでも、高価でもありません。でも好きなシャープペンなんです。気分は盛り上がります。安上がりな体質は得ですなぁ。

 筆記具趣味の王道といえば、万年筆だと思います。でも、僕は全然ダメ。仕事の関係で使ったことがあるのですが、うまく使えなかったです。「男の文房具」には遠い僕です。

 文房具は実用第一主義のものが、好きですね。わりと。

 「GRAPH600」は、愛用の0.3ミリシャープも出している数少ないブランドです。使いやすく、そしてリーズナブルなんです。好みもあるのでしょうが、筆記具は高価なら使いやすいとは必ずしもいえないと思います。なんて偉そうですが、僕は筆記具の持ち方はヘンです。お箸はもっとヘンです。困ったなぁ。グッドデザイン受賞です。カラーバリエーションがあるのですが、一番ビビッドなオレンジを選んでみました。かわいい。かわいい。愛せます!

 

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三大メニュー

Hb  ハンバーグ好きですね。昔は、お子様の好きな3大メニューはハンバーグ、スパゲティ、カレーなんていわれてました。今でもそうなのかしら。 

 この3つを明確に「嫌い」という人にはまだお目にかかったことはありません。抽象的に「濃い」メニューだから苦手、というのはあるかもしれません。

 僕の母はハンバーガーもハンバーグというので時々混乱します。僕はハンバーガーも好きです。マクドナルドのシンプルなチーズバーガーも好きですね。ハンバーグは自分でも意外に簡単に作れるメニューであります。ハンバーグヘルパーを使えば、さらに簡単にゴロゴロできます。冷凍庫にしまっておきましょう。解凍していつでも食べられます。

 エーデルホフの上で、ハンバーグのランチを食べる。カウンターで目の前で鉄板を焼いてくれるところです。やはり、こういったお店のハンバーグは、普段口にするものとは違うものです。おいしかった。味に深みがあるというか。デザートとになると、カフェラウンジに案内されるので、ゆっくりできますよ。眺めもいいですし。

 

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頭の悪いヤツ。

Tt  「頭が良くなりたいなー」と、いい歳になっても考える。今から良くなってももう遅いじゃない?といわれれば、「ノンノン、タイムマシンを発明して、やりなおす」と答える。

 すると、相手は「ああ、そういう方向性の話しだったのね」と暗黙に理解し、話題は最近買ったCDとかになるのである。DVDボックスとかね。

 いや、頭はよくなりたいですよね。特に抜けた間違いを起した時は、しみじみ思うものです。ドラミちゃんが欲しいものです。そこでニュースです。

 「天才頭」というお菓子をいただいた。これは凄い。おいしいです。どういったお菓子かといいますと、えーと、六花亭でコーヒー豆をチョコでコーディングしたのがありますよね。一時期、僕も熱中して食べていたのですが、これはそれの黒豆バージョンですね。チョコの濃厚さと、黒豆の素朴な味がうまくマッチしそう。わりと大人向けの味かもね。

 パッケージもナイスなイラストに今ふうのロゴが目をひきます。仕事机のお供にいかがかしら。しかし、このイラストの「閃き=電球」という表現はひさびさに見た感じがいたします。

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大事な食べ物、スイーツとはいわせない。

Bp_2  みなさん、世の中に大事なものはたくさんありますが「パフェ」はかなり大事だろう。僕には。
 最近、ハーゲンダッツの「パルフェ」をコンビニで目をしないのは大変残念であり、遺憾であります。

 「2次会はどうします?」と聞かれれば「パフェのあるとこ!」とメガネを外して答えよう。または「いや、今日は失礼します」と恐怖の2択である。こんな選択肢を誰が考えられるだろうか。

 大判の雑誌は見開きで見ながら、パフェを楽々食べられるようなテーブル環境を!と叫びたいのを我慢することもしばしば。いや、しておりません。想像するのは、厨房にいるパフェ職人さんはどうやってパフェを作るか、その1点。一度柱の陰から見たいものである。

 ああ、なんでタワーレコードピヴォ店では「アヴァンポップ」のコーナーがなくなってしまったの、と悲しむ。同じくピヴォ5階ににあるオレンジカフェにて、ベリーカフェを静かに姿勢を正して食べている。視線はまっすぐだ。

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慰められた。

07 「007 慰めの報酬」(封切作品)

 ダニエル・クレイグによる007シリーズ2作目。前作「カジノロワイヤル」は良かったので、今回も期待。結論、前作が好きだった人にはお勧めできると思う。

 冒頭から、大迫力シーンで始まる。カット割が早過ぎて、やっていることは完全にわからないのが少し不満ですが、まあ細いことかもしれません。

 今回の敵役はエコロジー事業を隠れみのにしてる悪人。なんとも今ふうで、こういう時流を受けた敵の設定はニヤリとさせます。もちろん、あくまで隠れみのですから本作にエコロジー事業についてうんぬんというテーマはないでしょう。その薄さは007シリーズの魅力だと思う。悪役自身は肉体的には弱そうなんだけど、成り上がりっぽいズル賢い感じがリアルです。

 アクションは、肉体的な格闘シーンが多く、そこが古くて新しい。今回は秘密兵器はほとんどなし。ボンドの持っている携帯電話がさまざまな情報装置になっているくらい。ボンド・カーは黒のアストン・マーチン。渋くてカッコいいです。

 ヒロインも一途な女性という感じで良かった。こう書くと、今までの007シリーズとは随分変ってしまったところがあるためか、シリーズとしてのつながりを感じさせる場面は、いくつか用意されております。プレイボーイ的なところもね。

 今回の舞台は、イタリア、オーストリア、中南米。007シリーズの魅力って、大掛かりなロケーションと、悪役との豪華なパーティのシーンが好きです。必ずパーティに勝手に入場するボンド。そして、銃撃戦。逃げるのは調理場(笑)。娯楽作品だけど全体の色使いがシックなのも好きです。





 

  

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眼鏡をかけた非セクシー系の秘書がいないので。

Mb_2  普段、持ち歩くものもなるべく少なくしたいところ。手ぶらが理想だけど、どうもそういう人物になれそうもない。眼鏡をかけた非セクシー系の秘書が欲しい。

  個人的な好みですがセカンドバッグは避けたい。大は小を兼ねるというところで、大きなバッグもいいのですが、僕は結構歩くタイプなので、疲れてしまうのです。

 mobusのバッグを買いました。A5書類が入るサイズ。手帳、携帯、財布、A5の書類いくつか、文房具、サプリメント、テッシュ類、そして文庫本1冊などを入れてます。ポケット数は全部で6(うちジッパーつきが2つ)。

 緑色のも良かったのだけど、無難に(?)に黄色にした。僕は上着などが黒っぽい場合が多いので、小物はビビッドな色のほうがよさそう。顔も地味ですしね。

 この手のバッグには珍しく3WAY。ショルダーと、ウェストベルトのほかに、ハンドルがある。オマケみたいな簡素なものだけど、あると便利。どこかに置くときにひっかけたり、ちょっとした時の移動の際にいちいち肩に掛けたりしないですむ。

 ウェストベルトは収納できるので、そこに納めておけば目立ちません。色は派手ですけど、デザインはシンプルなんで品があります。かわいらしくもあり気に入ってます。お値段も手ごろですよ。

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こういうオッサンになりたい。

注意:再生すると音が出ます。

Wire /  Eardrum Buzz

 ワイヤーというと、特徴である金属的なギターサウンドの初期が、パンク・シーンの最重要バンドとして紹介されることが多い。でも1985年以降のエレクトロニックサウンドに移行していった時代については、一部のファンを除いては、語れることは少ないと思う。なぜだろう?非常に実験的で精鋭的なエレクトロニクスサウンドを作っているのに。音響系ともノイズともいえず、エレクトロニカというには早過ぎる音楽のためだろうか。 また、それらには相容れないっ個性があるためか。

 でも、いいなぁこのクリップ。サウンドは常にクールなんですが、ヴォーカルのコリン・ニューマンのユーモラスなヴォーカルが印象的。このヴォーカルの存在感が、ワイヤーを独自の存在にしているのかな。こういうオッサンになりたいものです。

 近作のアルバムも、問答無用の良さがあり、もしエレクトロニクス関係の飲み会(?)にワイアーがいたら、もう誰も反論できないオッサン組になるでしょう。

  

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戦争の今昔

Ld 洋画★シネフィル・イマジカ
史上最大の作戦 」(1962)

 第二次世界大戦の連合軍の大反攻作戦である「ノルマンディー上陸作戦」。本作はそれを映画化したものである。

 スピルバーグの「プライベート・ライアン」(PR)の舞台もこの作戦です。比較するのも面白いですよ。

 PRは、とにかく冒頭の上陸シーンが大迫力で、凄かった。自分も戦場にいるような気持ちになった。その後のドラマもなかなか、戦争という事実を考えさせるシーンが多い。トム・ハンクスのデキる隊長なんだけど、内向的な雰囲気が印象的でしたね。

本作は60年代の作品というこおtもあって、戦闘シーンの迫力はPRには負ける。しかし、本作はPRより大きな範囲で作戦を表現しており、スケール感はPRよりあるし、ドラマ部分も豪華スターの共演もあり、見どころはたくさんある。シーン自体も、PRと異なりエンターティメント的なわかりやすいシーンが多い。 

 特に印象に残ったのは、 降下部隊の隊長役のジョン・ウェイン。降下で複雑骨折をしてしまっても、台車にのせれられながらもヤル気マンマン。先頭で指揮をとるのが、いかにも親分隊長という感じでイイ。降下中に木にひっかかりそのまま射殺された兵士を、沈痛な表情で眺めて「すぐ降ろしてやれ!」というシーンがうまくて、さすがそういうところが人気スターになるのだなと感心した。

 




・ユルイ、誰でも楽しめる、エンターティメント
ジョン・ウェイン、台車、指揮、複雑骨折、
さまざまなエピソード、軍オタクにはNG
プライベートライアン
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コロコロ変る態度

Sd 毎年コロコロと手帳を変えています。1年の途中で変えることも。今は1月始まりそして、4月始まりにもいろいろ新しい手帳が発売されるので、文房具コーナーに行くと目移りしてしまいますね。キスは罠です。

 今年も最初は、能率手帳を使っていたのですが、現在はSD手帳を使っています。SDとはシステム・ダイアリーの略で、日本のオリジナルのシステム手帳です。

 日本でも、システム手帳のバインダーやリフィルを作っているメーカーはいくつかありますが、海外のタイムシステムやフランクリン・プランナーのように、オーバーにいえばひとつの「思想」として、システム手帳を作っている数少ないブランドだとSDは言えます。別にものすごく特徴的なところがある訳ではないのだけど。地味に使いやすいですね。考えに考えてシンプルになった感じです。

 写真は見開き1週間リフィルで、時間の目盛りが8時から12時まであって土日も記入スペースが平日が同じ大きさなのが好きです。これは能率手帳とほぼ同じスタイルで好きな形式です。そうそう、外国のダイアリーって、土日だけスペースが小さいのが多いのですよね、それが不満で、買いそびれてしまいます。

 僕は仕事もプライベートの予定もちょこちょこ手帳に書くので、土日も平日と同じくらいスペースが必要なのです。海外の人も、今の時代は土日も職種上、またはバリバリ働いている人も多いと思うのですが、そのあたりからは土日スペースが狭いことについては、特に要望はないのかしら。

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穴・穴・穴

Mv 洋画★シネフィル・イマジカ
マルコヴィッチの穴 」(1999)

 
封切り当時は知ってはいたけど、観なかった。なんとなくコメディ作品なんだろうなぁ、と思っていた、
 
 今回観てみるとコメディタッチではあるけど、人畜無害なコメディ作品とはまったく異なる。どちらかといえばアート映画に、コメディ風の味付けはしてある感じだ。

 監督は、ミュージシャンのヴィデオ・クリップを手がけているスパイク・ジョーンズ。そのキャリアのためか、個々のシーンの映像はおもしろく、そして美しい。

 脚本は本当にユニーク。もう、オリジナルの脚本なんてないのかも、というアイディアの出尽くした感のある現在で、まだまだ映画の可能性を感じさせるストーリ。

 話は貧乏でしっくりきてない夫婦。夫は人形師だが、仕事がなく、しかたがなく奇妙なオフィスでファイル係に就職する。そこで彼はある「穴」を見つける。それは俳優ジョン・マルコビッチの中に入ることができる穴だったという話、主人公は恋心を持った女性をパートナーに、その「穴」をビジネスとしてスタートするが…

 夫が人形師という設定のため、たびたび人形のシーンが出てくる。これがどれも見どころのあるシーンになっているし、これが本作のテーマにかかっていて、興味深い。また、7階と8階の間にある天井が低い「7と2分の1階」職場の存在もユーモラス。
 
 「穴」のある実在の俳優がジョン・マルコビッチというのがいい人選だと思う。この俳優の真面目でクールな雰囲気のため、奇想天外な設定がすんなり納得できる。他の俳優だといかにも嘘っぽい(嘘なんだけど)話になっていたよう気がする。ラブ・ストーリーも用意されているのだけど、奇妙にねじれていてラストも一筋縄ではいかない感じでした。
 
 主演の二人はメイク等でわかりにくいが、男優はジョン・キューザック。好きな俳優です。女優はキャメロン・ディアス。これはわからなかったなぁ。偏見を持たないで観てみると掘り出しものの作品です。借りる作品に迷ったらぜひどうぞ。


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上昇志向なんて

El  上昇志向があるか、と問われればまず動揺してうまく答えられない。後ずさりをします。または、こっそりパーティを抜け出します。

 問われたことはないのですし、多分これからも問われることもないのですが、こうしたムダなことを考えるも自分のムダなところです。想定問答の想定問答。

 上昇志向は必要でしょう。それによって、いい生活ができたり、優れたスキルが身につくかも知れない。方法は案外シンプルかもしれません。

 

 たとえば、1日にあと、1時間努力すれば、もっといろいろなことがアップするだろう。そんなクリアーことが、できない自分がいる。理論と実践は難しいものである。そんなことをエレベーターのボタンを見て考えた。考えただけですけどね。それなら、ぱっぱりパーティ会場に戻ろうかな、トイレに行ったことにして。

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薪のある光景

Mori  地下鉄の西28丁目駅で降りる。ローソンの前を通り、さらに奥に進んでいく。すると、まわりはだんだん住宅街になっていく。

 新興住宅街ではなく、昔からある住宅の並び。そこまで行くと、カフェの森彦がある。古い民家を改装したお店である。木造を生かしたつくりがとてもいい。

自分の住んでいるところにも、こんなカフェがあればいいなぁと思う。

 暖房は薪ストーブ。だから、お店の前に薪を積んである。この光景が僕はとっても好きだ。ここを見ただけでお店に入る前にホッとしてしまう。もちろん、コーヒーもうまい。オリジナル焙煎のコーヒーもお勧めです。

 普段セカセカとした生活をしている自分はゆったりした気分になれる時。まだ、行ったことのない方は、この写真を目印にどうぞ。

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嘘を嘘と‥‥

Bl 「ワールド・オブ・ライズ」(封切作品)

 前売りはすばやく買っておいた。リドリー・スコットの新作です。ファンですので。

 主演は、ディカプリオとクロウ。観終わってみると、話もオチもとっても普通な感じだが、リドリースコットの映像は最後まで魅力的。

 街、砂漠、清潔な室内、とでもキレイに撮っている。ディカプリオは、「ディパーテッド」「ブラッド・ダイヤモンド」路線のワイルドな役回りな中東CIA情報部員。マッチョじゃないけどワイルドというのが今ふうなのかな。「ボーン・アイデンティティー」みたいにさ。

 対して、クロウはでっぷり太った上司役。マイホームパパ。携帯電話でディカプリオに指令。雰囲気はダサいが冷酷なヤリ手です。

 クロウの演技はややオーバーアクションで散漫な印象だけど、ディカプリオの真剣さといいコントラスト。二人のかけあいがおもしろい。

 あと、印象に残っているキャラクターは、ヨルダンの情報局トップの役の人。主演の2人とはまた性格の違うキャラクターで、映画のまた別の一面をみせてくれてい話に広がりを出してくれる。ヒロインはいないのかしら?と思っていたら、しばらくたってから登場します。案外、重要な役で彼女の登場で娯楽作品として完成した感じ。

 最初にも書いたけど観終ってみると話は普通というか、ややご都合な感じなエンターティメント作品になっている。そこは評価は分かれるかもしれないが僕は娯楽に撤していてよかったなと思う。そのほうがアクションも素直に楽しめるしね。

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レコメン!

Pp
お正月を振り返る。フラシュバック、頭によみがえる。僕はビックカメラに行きました。そこで、お客さんも一杯いました(カップルを含む)

 時間があるので、いろいろなところも見ました。iPodなどをうっているところから少し離れたところりにアナログ・プレイヤーのコーナーがあって、のぞいてみました。

 今から、10年前くらい前だったか、DJ大ブームがありましたね。当時は、電器屋さんでも、テクニクスの定番プレイヤーに超シンプルなミキサーをつけて「DJセット」なんて、売ってましたね。その後にポーターブルプレイヤーも流行っていような。

 今はそのブームは一段落したようで、ひっそりとしてます。でも、僕が魅かれたのは、USB端子がついているプレイヤーですね。わりとトレンドのようで、いくつかありました。USBがあるということはパソコンにつないで、適当な音楽ソフト、マックならガレージバンドとかでMP3にして、iPodとかで楽しめる訳です。

 おお、これは!!僕は結構、アナログを持っているのですよ。実家のトランクルームにあります。両親になんとかしろといわれてます。まぁ、大体はCD化されているのもあるけど、されてないのもある。それをmp3にしよう!お正月の予定はカッシリ決まった。多忙だね。

 いろいろ迷って、デザインと使い良さそうな印象だった、写真のiONのプレイヤーにしてみた。外国のメーカーだけど国内に代理店サイトもあるし、アマゾンで針入手できる。デザインも可愛い。スクエアな形で、フタをつけたらキャリング・ハンドルはあった持ちは運べるタイプです。

 デジタル化という目的も加えて、単にレコードを楽しむというのも楽しい。レコードにそおっと針を落として(買ったプレイヤーはすべてがマニュアル)。レコードがくるくる回るのを楽しみながら聞くの楽しい。A面が終ったらB面にひっくり返す。音の出力が内蔵スピペーカー赤白のステレオ出力、ヘッドフォン端子と3系統あるのも使い勝手がいい。今年はレコードの年になりそう。

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パジャマに着替えたら。

Pp David Sylvian&Holger Czukay,
「Plight and Premonition」(
1988)

 寝る前のまどりろみの時間に聴くインストは最高。

 すぐ寝られるように歯を磨いて、パジャマに着替えておく。椅子に座りながら、オーディォを眺めながら音を楽しむ。

 デビッド・シルヴィアンというと、ヴォーカルが魅力であり、ヴォーカルに焦点を当てたアルバムも素晴らしい。基本的にハズレない。実験的な編成を好むアーティストだけど、ギター1本で歌っているような曲が一番いいのではないか、と思えるくらい。

 でも、本人はそれだけでは満足せず、自分のヴォーカルをあえて封印して、インストのアルバムもコンスタントに制作している。もともと、バンドのヴォーカリストだったのに、ここまでインスト作品の発表にこごだわる人も珍しいかもね。

 本作は年代的に「インスト修業中」の時期で、音響ものの元祖で現役ベテランのシューカイと組んでアルバム。長い作品で全2曲。即興的な要素の強い音楽である。

 音の感触はクールで、単調とも聴こえる時があるが、非常な緊張感が全編にあるので、退屈はしない作品である。

 僕の印象では多分、主導権はホルガーシューカイがとりながら、シルヴィアンも自分のアイディアを足しているのではないか。キーボードの入れ方がシルヴィアンぽいところはかなり確認できる。

 このコンビで2作目「Flux + Mutability」が制作されており、それは本作より明るいトーンであり、リズミカルで、多様の音楽性はシルヴィアンがかなり主導的にやったのかな、と想像できる。シルヴィアンって、どんな作品でも一定のサービス精神を発揮するので、ものすごくマニアックにはならないと思う。二つの作品を聴きながら制作についていろいろ考えるのも楽しい。

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暗くて悪いか!

NkNick Cave & The Bad Seeds /Kicking Against The Pricks

 昼下がり、ごはんを食べて近所のブックオフのようなお店に行った。マンガとゲーム中古がメインでCDも少しある。洋楽が2棚程度ある。古本は欲しいのがなかったので(いや、欲しいはあるのだが買う気分ではなかった)。 CDでも買うか、ということになりました。

 予算500円程度。EMFのセカンドも良い感じだったが、このニック・ケイブのアルバムにした。504円。

 1986年発表のアルバム。全作カヴァーで、ジョニー・キャッシュ、ジョン・リー・フッカー、ジミ・ヘンドリックス、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなどの曲。カヴァーというと原曲を知らないと楽しめないというイメージがあったけど、本作は大丈夫だといいたい。

 僕はヴェルヴェットぐらいしか原曲を知らないのだけど、十分楽しめた。全曲、ニック・ケイブのカラーにすっかり染められており、一枚のアルバムとして統一感がある。カヴァーというと、どうしてもアーティストの作品の「番外編」というイメージあって、普通のアルバムのように評価しずらいが、本作は素直に良さを楽しめる。

 表情豊かなヴォーカルと、ノイジーなギター。ゴシックとも異なる独自なダークな世界が展開されていく。暗さに安心感を求める方には、とてもいいアルバム。ニック・ケイブ集めようかな。

(ご参考)本アルバム収録曲ではないですが、

 NICK CAVE & THE BAD SEEDS  "deanna”(1988)

http://jp.youtube.com/watch?v=X8wMK6ipfFs


   

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いいねぇ。スターローン。

Cl洋画★シネフィル・イマジカ
「コップランド」

 主演がスターローン。他の出演も、ハーヴェイ・カイテル、ロバート・デ・ニーロ、ピーター・バーグというクレジットから、これはマイケル・マン監督作品ばりの男ばかりの大銃撃戦を期待していたら、銃など不要の警察汚職モノ。

 このジャンル自体は、そんなに珍しいものではないですが、
汚職モノって、真相が明らかになる過程のドキドキ・ハラハラのサスペンスが中心になるに対して、本作はあんまりドキドキもハラハラもしません。凄くディープな警察描写がある訳でもなく監督は、警察という設定を薄く使った感じ、そこが逆にとっても新しく感じる。

 スターローンが扮するのはNY市警に憧れる冴えない保安官。スピード違反も適当に処理し、酒場でピンボール。自宅でレコードを聞く。それだけが楽しみの男。人妻のゴミ問題にも力を貸す人畜無害の男である。

 ただ、冒頭のある事件のよって、男はふと、自分の生き方と、事件を考える。さらには、過去にあった「ある事件」についても考える。イジイジとながら考えを変えていく。終始、スターローンは不器用にイジイジしてるが、愛すべきキャラクターともいえるし、不器用キャラなのがとっても魅力的。カッコ良くない、不器用男、野暮ったい役ってスターローン似合うし、淡過ぎるラブロマンスも素敵です。

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スーパー写真

Gm カメラは何を捉えるのか。「そのものか」。「そのもののようなものか」。「そのものの一瞬か」。

 なにかが撮られ記録されていく。カメラ付きの携帯電話。カメラのないものを探すほうが難しい。仕事場で、プライベートで無数に「撮影」が行われ、記録されていく。

 時には、ネットの世界にアップされる。それは無数コピーされていく。オリジナルのアップが削除されてもコピーは残る。コピーといっても、デジタル情報はオリジナルと見分けはつかない。また、リサイズ、補正されたり、トリミングされたり。そういった状況は今後も続く。その中で「撮影」というものを どう考え捉えていくのか。再定義するべきなのか、今までのスタイルをまもるべきなのか、ふと考える。難しく考えるべきではないのか。どうなのか。

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タンタン!

StJR札駅付近で中華のランチ。坦々麺と炒飯のセット。いいですねぇ。好きな組み合わせです。

 近ごろは、自炊にて中華を作らなくなってしまいました。一時期、フライパンひとつで作れるものなら結構作っていて、冷蔵庫には豆板醤とか、甜麺醤があって、活用していました。今は出番は無くもったいない。炒飯でも作ろうかな。

 近ごろは、自炊は和食方向なもので。和食方向といえば聞こえがいいですが、簡単なものです。おみそ汁とサラダを用意して、後はお魚を焼くか、お肉のソテーにするかのパターンにです。中華生活にまたチャレンジしたいですね。

 坦々麺の独特のコクと辛さ。チャーハンのパラパラ感。このあたりは、自炊ではなかなか再現できないもので、外食するとプロの素晴らしさを認識するのものです。

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豪華・ゴージャス感について

Tz_2 僕にとって、手軽に豪華感が味わえるメニューといったら…天ざるでございます。

 加えて、チョイスとしての失敗も少ない。もともと、食物ボキャブラリーは少なめなので、こんな感じで落ち着きます。お支払い金額も大体は納得できるます。

 なぜ、失敗が少ないか、そこを分析してみますと、まずそばが好き、そして、天ぷらも好きだから、と説明できる。

 あと、ふたつの味覚の共存。ざるそば、というあっさり系に、天ぷらというコッテリ系の融合、自分の体調をあんまり考えることなくオーダーできる。

 なにも考えないでオーダーできる、というのは僕にとってとても大切なことで、お店のメニューを見て迷いの無限ループに入りやすい僕にとっては、まったくありがたいことなのです。今日も、僕は昼休み天ざるを求めて歩きまわる。時間をほどく気にしながら。

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ネットリな大人の関係

Ks 結晶世界(J・G・バラード

 バラードの代表作。長編である。といっても240ページほどなので、読みやすい。話もそれほど複雑なものでもない。しかし、なんともいえない読感はある。スッキリはしないけど印象深い。

 話は、主人公は昔関係のあった人妻をたずねて、ある地域を訪れる。

    しかし、そこは軍隊、ジャーナリスト等が来ていて奇妙な閉鎖状態にあった。その原因は、その地域が「結晶化」され、それがどんどん広がっているのだ。 主人公はそれでも結晶化された世界に留まる不倫関係にあった「彼女」を探しにいく。

 主人公は40歳で医学博士。不倫関係であった彼女を探しに行くというのが、なんともネットリとした人間関係を感じさせる。彼女は、主人公の友人でもある、夫と一緒にいるのに。迷惑じゃない?そんなに人妻を愛しているかと思えば、現地にいた若いフランス人ジャーナリスト女性と一晩を共にする。翌日にはすっかり自分の女感覚。それでも人妻探しは続行です。

 苦労して、人妻のいる「結晶世界」の森に入ってみれば、そこには別のドラマが。ひとりの病身の女性をめぐって、建築家と鉱山主という、これまたいい歳の大人2人が殺し合い。青春でも、若さゆえと言い訳できない中年の恋愛模様がフルに展開されていながら、結晶化されていく世界の描写はとても美しく、味わい深い。さすが、バラード。

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ロマンちっくな時間。

Rom   「ろまん亭」は札幌西武の地下鉄からの入り口そばにあります。

 僕がずっと「まろん亭」だと思っておりました。今でも時々そう思ってます。 モンブラン=くりというところから、来ていると思われます。推測するに。

 モンブラン中毒者の僕には、ここのモンブランはとっても嬉しい。嬉しい+ヒマだったので、今回はお店の中で食べてみました。

 飲み物は紅茶にいたしました。店内には、上品そうな母娘がデザート・タイムを楽しんでおりました。僕はまだ手をつけていないモンブランを愛しくながめました。そして、ステラプレイスで買ったマンガをちらちらと読みながら紅茶を一口飲む。そして、チョコレート・モンブランを少しづつフォークで登山していった次第です。ロマン,マロン。ロマン。

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気持ちを良さを得るために…

Ic  眺めが良かったので、少し気分が良くなった気がした。

 結果というのは、すべて客観的なものだから、主観(内心)というものを軽くとらえてしまう。

 いつも客観的な結果を追いかけまくり、主観的なものは置いてけぼりにする。なぜなら、結果がすべてだから。自分の主観、つまり内心の気持ちなんてまったく評価されないでしょう。

 それは、正しいのだけど、だからといって主観を軽くみてはいけないと思う。どんなに対外的に高い評価を受けても、それを素直に受け入れる主観、つまり内心の安定がなければ喜ぶことはできない。そう考えると、主観と客観はセットで考えないといけない。

 凄い難しいそうだけど、主観については自分の気持ち次第の問題だから、自分だけで調整することができる。24時間いつだって可能。自分がその気持ちになれば。でも、それが難しい。内心のコントロールが、客観的な結果を出すことよりも大変な場合もある。人間というのは複雑なものである。自分自身も好きにできないなんて。

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2倍お得な。

Axis  雑誌「AXIS」はデザインについてジャンルを問わす総合的に語る専門誌です。誌面のビジュアルの良さはもちろんだけど、テキストもたっぷりで読み応えがあります。好きな雑誌のひとつです

 今書店に並んでいるvol.137(09年1月1日発売)の特集は「ニューコンセプト・ジャパン・スタイル」。記事の中で、北海道大学の一般向け講座「CoSTEP」が2ページほど紹介されています。

 これは、正式名称を「北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット」といいます。簡単にいうと、科学技術について、わかりやすく伝える人材を育てるという講座なのです。科学技術についての一般むけのライター・編集者の養成ともいえるかもしれません。

 たしかに科学の最前線で何がおきているのか、というのを学者や、技術者等の専門家向けのテクニカル・ライターでなく、一般の人に対して広く紹介できるライターは少ないと思います。でも、日本は科学技術についてさまざまな研究が行われている国ですし、それをもっと広めて、理解を得て興味を持ってもらうことが、さらなる国内の科学技術の人材確保や発展にもつながっていくと思います。

 「CoSTEP」講師陣には、実際にライター、編集者として第一線で活躍している方もいるのは実践的でユニークです。本講座は、学生から社会人も受講可能です。「AXIS」での紹介記事は「CoSTEP」の受講生有志が作成したものです。「AXIS」に「CoSTEP」と2倍楽しめるので、ぜひ。 


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ラーメン紀行

Hk_2  ラーメン共和国に行った。僕はひとりの場合だと、お昼は早めにとるので11時ころに行く。すると入口に軽く行列ができている。自分も行列に並ぶ。

   おう、なんか自分がすごくラーメンマニアに思える。多分、そう見えているに違いない。それでもいいのですが、そんな外見にかかわらず、お店のことはよく知らない。店名だけでは全然ピンとおこない。何味?

  まぁ、どこでもいいのだけど、と思っていたら並んでいる人にお店についてのパンフが配られた。ああ、これは助かるなぁと思って、一番あっさりしてしそうなお店にした。僕はコッテリも好きなんだけど、この時の気分はさっぱりであった。さっぱりとした人物にもなりたいのですが、なかなか難しいです。 

 人気メニューと書いてあったチャーシューの多いメニューを頼んでしまって、あっさりコンセプトとと違うかな、とふと思う。

 出てきてチャーシューは多いものの、油っぽくなくあっさりしているので、残しちゃうかな、と思ったけど全部食べられた。スープのほうが予想より濃い感じがしましたけどね。満足。素早く食べて素早く後にした。

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おお、青春の音楽。

Ncd Nouvelle Vague / Nouvelle Vague

 フランスバンドで、イギリスのニューウェイブの曲をボサノヴァふうにアレンジしたカヴァー集。

 僕は昔から、あんまりカヴァーというのはあまり興味がないのだけど、本作に収録されているPublic image Limitedの"This is not a love song"のカヴァーを耳にして即買した訳です。

 ジャケットのセンスも良く、他の選曲もなかなかなので、雑誌「フールズメイト」がバイブルだったような僕のような方にはお勧めしましょう。元曲をまったく知らなくても聴きやすいボサノヴァ・アルバムなんで、このアルバムから曲を知って、オリジナルの楽曲に興味を持つ、というのもアリアリなので、オリジナルを知らない方にもお勧めできます。オシャレですしね。

 正直、今の自分は普段、もうニューウェイブ、ポスト・パンクなのアルバムはほとんど聴いていないのですが、こういったアルバムが出てくると、自分がそれらの音楽にひどく影響を受けていることがわかるのです。また、こういった企画が生まれるくらいニューウェイブ、ポスト・パンクも昔の話になったのですね。

"This is not  a love song"

オリジナル(by PiL)
http://jp.youtube.com/watch?v=6aumejrcEHs

カバー( by Nouvelle Vague)
http://jp.youtube.com/watch?v=RqAPbFm4tXQ

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生の良さ。

Nk  生キャラメルがブームだそうですね。もう、古いですかね。デパートの地下食品売場での行列は、たいていこのお菓子。行列のないところは張り紙がしてあって、売り切れだとのこと。

 実家の近所に専門店ができていた。そこのテナントは以前は、パソコン関係のサービスショップで、その前は、エステのお店、さらに前はカレーのお店と、いろいろ変っている場所です。良い場所なんですけどね。ふと、親のお土産にしようと立ち寄ってみた。

 冷蔵ケースに、10種類くらいの生キャラメルが並んでいる。迷ってしまって、「人気のあるのは?」と勇気10倍モードで訊いてみるとバニラや、コーヒーとのこと。変り種としてはカレーも男性に人気があるらしい。うーん、カレーは遠慮したいところ。初心者なので。結局「バニラ」「コーヒー」「キャラメルサラ」というを買って実家に帰った。おおむね好評のようだった。良かった。普通のキャラメルも食べたくなった。

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ヤッターマンよりリメイク希望

※注意※ 再生すると音が出ます。

「機甲創世記モスピーダ」

 1983年に放映された全25話のTVアニメ作品。当時観ていたけど、ほとんど忘れていた。最近あらためてみる機会があった。現在、安価なDVDボックスも発売されている。「タイムボカンシリーズ」「ガッチャマン」などで知られるタツノコプロ制作の作品である。作風的にはシリアスなタッチで先の作品では「ガッチャマン」に近い。キャラクターデザインに天野喜孝、音楽は久石譲が参加している。

 内容は、未来の地球が舞台で、謎の敵「インビッド」に地球は侵略され、地球の人々や軍隊は火星に後退する状況。体制を建て直し火星より「第1次地球奪回作戦」として反撃を試みるが失敗。第一話は「第2次地球奪回作戦」からス始まる。残念なが本作戦も地球突入時に敵の妨害工作により軍隊は被害を受け、ちりぢりになってしまう。

 しかし、そのような場合、全軍は北アメリカにある敵の本拠地レフレックス・ポイントを目指せ、という指令を受けており、主人公の若き士官ステックは、占領下の地球で、たくましく暮らす若者や、軍人の生き残りと本拠地レフレックス・ポイントを目指す、という話…おもしろそうでしょう??

 主人公らが使うメカはバイクから、パワードスーツのようなヒト型兵器になる「ライドアーマー」や、戦闘機からロボット兵器に変形する「レギオス」。キャラクターやメカニックデザインも今見ても悪くはない。

 また、レギュラーの個性も、主人公のカチコチの軍人ぶりから、脱走兵、女性歌手を隠れ蓑にしていた第1次地球奪回作戦の生き残りの兵士、バイク好きの少年、家出をしてきた気の強い少女など、いろいろな個性が用意されている。なにか事件があるごとに、各キャラクターの反応や行動がなかなかおもしろく、見せ場になっている。特に歌手であり実は軍人である設定の登場人物イエローは歌う時は女性、通常は男性と2人の声優を当てているのはとても意欲的な取り組みだと思う。

 難点といえば、良くも悪くも主人公らの個性によるやりとりが、見どころになっていって、大局的な部分が説明不足になっているところがあるし、ハードなミリタリーものとしての展開を期待する人にはそういった組織的な軍隊ドラマはほとんどない状態なのが残念かも。といっても、全体を描くとドラマが薄くなるし、ハードな軍隊ものにしたらTVシリーズですから人気が得られませんしね。

 その分、30分1話完結ものとしての完成度は高いので、毎話楽しみですよ。今のこういったSF系のアニメTV作品って、設定とか、世界観にこだわりすぎてしまって、個々のキャラクターのやりとりのおもしろさが薄いような感じがするのですよね。だから、古い作品ながらとても新鮮に思えました。

 そうそう、上記映像の金田伊功によるオープニングアニメーションは主題歌の良さもあって、気に入っています。

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妻の寝姿が良いものですから

Boku KCデラックス
「僕の小規模な生活(1)」 著者: 福満しげゆき

 正月実家で過ごす対策にアマゾンでオーダーした一冊。実家を送付先にしたら、親がなにかと思って全部開封されてしまいました。母がこの単行本を読んで「こんな人がいるんだなねぇ」と言ってました。僕が買ったキッカケは、モーニングで読んで、印象に残ってまして。注文した次第です。

 いわゆる漫画家である作者自体を主人公にした夫婦のエッセイ漫画なのです。主人公は内向的で、社会性の無いことに悩んでおり、それがもとでいろいろ失敗したり、奥さん奇妙な行動が見所になっております。

 メインはいわゆる自虐ネタなんですけど、それだけだったら僕は買わなかったと思う。社会性の無い部分が、奇妙に暴走したり、無駄な妄想を繰り返すところが、ひとつの作家性というかティストが生んでいるのがおもしろいのだ。たとえば、ある話で昔冴えなかった同級生がバンドをやっていて良い感じなのを見て、自分もできるはず!と思い自分でも無理やりバンドを組んでライブをやってしまう。でも、たいして楽しそうでもない…といった、読者の許容を越えた自虐的ともいえない主人公の暴走がおもしろい。

 他にも無数にある暴走の中に、作家であるこだわりや、コンプレックスの裏返し以上の悪意もあったりする。それを素直に描いてしまうのはすごいなぁと思う。つまり、読者の同情や共感を得て支持してもらう、というスタンスではないのだ。なので時には読感は不条理漫画に近い場合もある。そこが作者の本質だと思うし、ガロで活躍していたのも納得できる。あと、やたら奥さんが寝ているシーンが多いのですが、それが可愛くて好きです。

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ミラーミラーミラー

Mir 「ミラーズ」(封切作品)

 正月2日のユナイテッドシネマにて。前知識は全然無しで観にいった。サスペンスものかな、と思ったら冒頭のシーンからしてまったく違う感じ。悪魔が出てくるホラー作品なんですね。「エクソシスト」みたいな。

 でも、画面の明るさのためか、「24」の印象が強すぎる主演のキーファー・サザーランドのためか、素直に悪魔の存在する舞台設定に入り込めない感じ。僕は多少、置いてきぼりになりながら話はどんどん進んでいきました。

 「鏡」は、本作のキーワードなのだけど、使い方に斬新さを感じなかったなぁ。もっと、「鏡」という部分をいろいろ活用できたら良かったと思う。画にもなるしさ。そう、あんまり画的に魅力的なところはなかったなぁ。

 鏡の世界に自由に移動できる悪魔相手に拳銃をカッコよくガンガン打ち込んで戦うサザーランドも、なんか違うような。後半にサザーランドの奥さんが下着で水浸しで歩き回るのはサービスシーンなのかな、と思った。検視医みたいな設定なんでいろいろ活躍するかと思ったら、悲鳴要員程度で終わっているのが残念。コトの真相もアッサリ流れていくので、そーなのか、と思う程度。

 最初は、問題を抱えたナイーブな元警官という主人公が後半やたらに元気で、BMWに乗っていろいろなところに出かけて大活躍。行った先ではみんな協力的(笑)。ラストはたしかに予想不可能ですが、特に感想はありません。なんか、文句ばかりですが、退屈はまったくしなかったし、ドライな作風はホラーながら変に引きずることなく、外食ディナー前にでも楽しむのは悪くないと思います。

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NUMERO DEUXについて

Numerologo


 

 NUMERO DEUX(ニュメロデュー)は北海道札幌を拠点に芸術・文化を紹介していくメディア・プロジェクトです。1999年に活動開始。ウェブにて札幌を中心にアート・カルチャーのニュースを発信しています。        

 2002年よりフリーペーパー『MAGNET』を発刊。「捨てられないフリーペーパー」「10年後も読めるフリーペーパー」というコンセプトで作品もいえるデザイン性の高いフリーペーパー作りを目指して発行しています。

 これらの活動がみなさんの日常の中で人生を豊かにするアートやカルチャーに接する機会になれば幸いです。

石 川 伸 一 NUMERO DEUX

参考:紹介記事
http://www.mosslinkage.com/file/ishikawa_shinichi/index.html
http://www.shift.jp.org/ja/archives/2006/03/magnet.html
http://s-xing.jp/feat/2006/07/pictoreal2interview.html
http://www.kanshin.com/keyword/657471
http://sim.kannafact.com/vol0002/int/numero_001.html

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2008年の主な活動

Mag23c Mag024

・札幌市コンベンション・センターで開催された世界の最先端のデジタル・カルチャーについての世界会議「アイサミット」(共催札幌市)「クリエイティブ・コモンズ」の広報として、弊誌マグネットを制作させていただきました。http://numero.txt-nifty.com/blog/2008/07/08729801_2008re_fca5.html http://numero.txt-nifty.com/blog/2008/08/08729801_2008re_c5ff.html  http://numero.txt-nifty.com/blog/2008/08/08729801_2008re_2239.html http://numero.txt-nifty.com/blog/2008/08/08729801_2008re_a8fb.html


080604pie01

ピエブックスの「フリーペーパーの戦略とデザイン」(A4判変型・P208・ ¥14,700円 )という書籍にマグネットが紹介されました。http://numero.txt-nifty.com/blog/2008/06/pie_books_7d3c.html 




Fp3 ・11/1〜16に福岡県博多リバレイン内のアートセンター「アートリエ」にて、全国より約60誌のフリーペーパーを集めた 展示「フリーペーパー=小さなメディアの放つ光展」 にマグネットが紹介されました。





St

Se・ 11/1~11/3「第6回学生STEP -なんでもアリの学生アート展」にて出品作品の審査員を行いましたhttp://numero.txt-nifty.com/blog/2008/10/081101-1103-6st.html

・11/1~11/3「第20回さっぽろ映画祭」にて長沼理奈監督「丹精な庭」上映前に監督とトークショーを行いました。http://numero.txt-nifty.com/blog/2008/11/081101-1103-428.html


 

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